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2022.02.24 部員ブログ

2022年度マネージャー 平山はな インタビュー

今回は、2022年度マネージャーを務める平山はな(新3年・都立三鷹中等教育学校)にインタビューしました。

細部まで仕事内容にこだわり、革新を続けようとする、彼らの覚悟、想いは必見です。

–入部理由を教えてください

“引退ブログを読んで心が動かされたから”
私は、サッカーが好きだったわけでも、体育会に入りたかったわけでも、マネージャーになりたかったわけでもありません。ただそこにある言葉に惹かれ、入部を決めました。中高時代プレーヤーとしてバスケ部に所属していた私は、大学では余白を残しながら様々なことに関わりたいと思い、体育会に入る気は全くありませんでした。でもいざ受験が終わり、何かしらの団体に所属したいと探しても興味を持てるものがなく、そんな時に偶然見かけたのがソッカー部マネージャー募集の動画、そして4年生が引退する時に書くブログリレーでした。言葉はほんの表面的なものかもしれないけれど、大部分はその人の思考、感覚、想いの強さに支えられています。ソッカー部で過ごして来た人が紡ぎ出す言葉は、この場所で歩んできた4年間に対する、熱くて真っ直ぐな想いそのものでした。気づいたら4,5年分全て読んでいました。こう思える人がいる場所に入りたい、そう強く感じたのを覚えています。本気というものは、行動に、言葉に、空気に出るのだということを、この2年間何度も部員たちに教わりました。自分の直感を信じて良かったと今でも心から思っています。

–活動する中で得られたものを教えてください

たくさんありますが、間違いなく一番は多くの尊敬する部員に出会えたことです。
早慶戦という大舞台で選手として輝く部員もいれば、悔しい思いを抱えながら運営に尽力してくれる部員がいる。選手兼学生スタッフという立場で、部のことを考え続け支える部員がいる。夜遅くまで公式戦の準備をしに来る部員がいる。部門に所属し、ピッチ外でも貢献する部員がいる。社会人スタッフと選手の間に立ち、信じられないほど多くの時間を部に費やしている部員がいる。フットサルとの二刀流を選ぶ部員がいる。自主練に励む人がいて、怪我と闘う人がいて、練習準備や片付けをする人がいて、上級生として責任を背負う人がいて、コンスタントに公式戦で活躍する人がいて、悔し涙を流す人がいる。
誰かが試合に出るということは誰かが試合に出られないということであり、勝利があれば敗北があり、誰かが笑えば誰かが泣くという当たり前の事実が横たわる中で、それでも全員一人の選手であり、一人のスタッフであり、一人の部員であることに変わりはありません。この部のマネージャーは公式戦以外ほとんどグラウンドに出ませんが、それでもこの2年間、見えたこと、気づいたことがたくさんありました。同時に、私が見える部分はほんの一部分に過ぎず、どう頑張っても全ては見られないこと、気付けないことも知りました。
様々な立場の人が、様々な形で、様々な想いを抱えながらこの部に関わっています。全ての人に物語がある。自分の見えない場所で、誰かが何かのために身を捧げている。相手の見えない背景を想える人間でありたいと痛切に感じられるようになったのは、サッカーに全力で向き合いながら、何かを、誰かを想う気持ちで溢れている部員と関わるようになってからです。本当に全ての部員を尊敬しています。私がここで頑張りたいと思える意味であり、原動力は、この部に関わる人そのものでした。こんなにも尊敬できる人と同じ組織にいることができること、こんなにも人に恵まれていることを本当に幸せに思います。

最後に今後の活動への意気込みをお願いします。

人に惹かれて入った場所で、今でも人に惹かれ続けているからこそ、その内面的な部分を外に開いて伝えるマネージャーでありたい。表面的な仕事にとどまらず、組織のあらゆる側面を知り、もっと一人ひとりのことを知り、応えられるマネージャーでありたい。この二つが主に私の目指す場所です。今回のこの企画もそんな想いから立案し、多くの人の協力を得て成り立っています。
入部してからとにかく貰ってばかりで、人との出会いだけでなく、たくさんの忘れられない瞬間、忘れたくない出来事に巡り合いました。でも自分がこの部にいたい理由は、いてもいい理由、いるべき理由にはなりません。マネージャーが私である必然性はなく、そもそもマネージャーがいなくてもこの部は成り立ちます。だからこそ引退する時、この部の一員として何か少しでも部員に、ソッカー部に返せたと自信を持って思えるように、日々精進し続けます。
未筆ではございますが、今後共ソッカー部へのご声援の程、宜しくお願い申し上げます。

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