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2022.01.11 部員ブログ

「期待」(根津拓斗)

平素より大変お世話になっております。法学部政治学科1年の根津拓斗です。昨年は様々なことが起こりました。クーパー走をクリアした翌日に手術宣告をされ、やっと治ったかと思えば復帰戦で新津君(4年・上田高)に突っ込まれて違うところを怪我し、7年連続で観戦していた夢の早慶戦では、初の勝利をピッチに立つことなく見届けました。そして何よりの事件は、塾高時代から仲良くしているあの入江(1年・慶應義塾高)と茅野(1年・慶應義塾高)に春が訪れたことです。心に余裕の出来た彼らに私生活の心配をされると、自分も落ちたものだと本当に悲しくなる時があります。そんな激動の2021年が幕を閉じ、新年一発目のブログということで緊張していますが最後までお読みいただければ幸いです。

ブログを書くこと自体が初めてで何を書けばいいのか分からないので、これを機にとりあえず今までの自分のことを振り返ってみたいと思います。
今となっては191cmまで成長しましたが、私も中等部入学時は163cmと周りよりも少し背の高いくらいの普通のキーパーでした。しかし、中学在学中に24cmという驚異的な身長の伸びを見せ、気が付けば周りよりも頭1個分も大きくなっていました。身長が1つの評価基準となり得るキーパーというポジションでは、身長が高いだけで周りから期待をされます。
私は、その期待に応えようとそのまま塾高ソッカー部に入部しました。高校に入ってからは周りからの期待をもっと分かりやすく感じるようになります。高校1年の秋には髙橋コーチに声を掛けていただき大学の練習に参加し、さらに2年次のリーグ戦では怪我での欠場を除き、全ての試合に出場させてもらいました。技術面で勝る先輩ではなく、大きさだけを取り柄にプレーしていた自分がスタメンで出場していいのかと悩むこともありましたが、そんな状況でも自分がプレーしやすいように声を掛け続けサポートしてくれた1つ上のキーパー先輩陣には感謝しかありません。3年生では副将を任せていただきました。チームを牽引する機会も設けてもらい、少しでもチームが良くなるためにと努力を重ねました。
ある日、中学からの同期が「お前が早慶戦に出てたら多分おれ泣くわ」とふとした会話の中で言ってきました。言った本人は何にも考えていないし覚えてもいないだろうと思いますが、この言葉は、私に大学で活躍することが誰かの感情を動かすことに繋がるのではないかということを気付かせてくれました。そして、それは大学でサッカーを続ける原動力としては大きすぎるものでした。
こうしてソッカー部に入部し、早慶戦出場を目指して練習に励もうとした矢先、高校時代の怪我が悪化し手術をすることになりました。他の同期がどんどん上手くなっていくのを目の前で感じながらも「4ヶ月の遅れなんてすぐに取り返せる」と自分に言い聞かせ、リハビリに励みました。しかし、治ったと思えば今度は復帰戦で膝を怪我し一瞬でリハビリ生活に戻ることになりました。千葉(1年・慶應義塾志木高)はC2のIリーグでクリーンシートを達成し、我空(1年・川崎フロンターレU-18/慶應義塾高)も安定したプレーでC1に勝利をもたらし、健(1年・國學院大學久我山高)は関東1部リーグで活躍し勝ち点3を勝ち取る。
このような週末の時は、チームに結果で貢献出来ない自分に不甲斐なさを感じ、地味で退屈なリハビリにも嫌気が差して逃げ出したくなった日もありました。そんな状況に陥った時、私を助けてくれたのは周りの人たちでした。グラウンドに行けば同期や先輩が「早く根津のプレーが見てみたい」と言ってくれ、キャンパスに行けば友達が「来年の早慶戦は出てくれよ」と期待を込めた激励をしてくれる。そんな言葉に救われ、今は無事に復帰し、毎日の練習に取り組めています。
日記のようになってしまいましたが、こうして振り返ってみると私は応援に助けられ、期待に応えるためにサッカーをやっているということに気が付きました。自分のためだけにサッカーをするのもいいけど、せっかく時間を掛けてやるのだから沢山の人に影響を与えたい。漠然とした目的ながら、この目的はどんな状況でも自分を掻き立ててくれるものだと確信しています。幸いにも私の周りには、応援をし、期待を抱いてくれる人が沢山います。そんな人達に4年間という与えられた時間の中で結果という形をもって恩返しすることを誓い、ブログを締めさせていただきます。
大変長く纏りのない文章ではありましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。今後共、ソッカー部へのご支援ご声援の程、宜しくお願い致します。

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