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2020.10.29 引退ブログ

「もう一度人生がやり直せたなら」(武田聖基)

平素より大変お世話になっております。法学部法律学科4年の武田聖基です。毎年4年生が最後にどんな思いを綴るのかを楽しみにしていた引退ブログも、ついには私たちの番となってしまいました。当時は、ブログを書く4年生に対して「○○は結局真面目だから超良い文章書きますよね?笑」とか、「とんでもない爆弾期待してます笑」などと煽ってきましたが、初めて書く側になって後輩たちからいじられると、とんでもないことをしていたなと思い、諸先輩方にこの場をお借りして謝らせて下さい笑
1年時から、他学年と比べて圧倒的に一人ひとりのキャラが立ち、個性豊かな表情を持ち、周りの人達を自然と笑顔にする人が沢山いる、この代の卒業ブログのスタートを務めさせていただけるということでとても光栄に思っています。卒業ブログの順番を決めたのは同期の内藤という噂がありますが、内藤からこの代の中で最も信頼されている同期という風に解釈し、これから胸を張って生きていきます!(笑)(笑) 冗談はさておき、この学年の引退ブログを心待ちにしてくれている後輩たちは沢山いるので、若干キャパオーバーな気もしますし畏れ多いところもありますが、精一杯伝えたいことを私の言葉でこの場に記し、同期の皆のブログに繋げていければなと思っています!心苦しい駄文ではあると思いますが、最後まで読んでいただけると幸いです。

今回の引退ブログでは“幸せな人生を過ごす一つの方法”について話したいと思います。あくまで、私なりに考えた一例にしか過ぎないので、参考程度にして欲しいです(笑)

「あの日、あのとき、あの場所に戻れたのなら」

これは誰しもが一度は考えたことがあると思います。私であれば、過去の私が下した判断の結果(現在)に到底納得出来ず過去の自分を恨んだりした過去や、進路選択の際に他の道をもう少し考えるべきだったと反省したことなどがありました。もし人生をやり直すことが出来たとして、あの日、あの時、あの場所で違う行動をしていたのなら、新たな結果はもっと良いものだったのかも知れないと。その様な発想に至るシチュエーションには共通して、自身の考える期待値を大きく下回る結果や数字が出て、落胆し失望し虚無感に襲われ、周りの環境に怒りを覚えるといったことが少なからずあると思います。そこで、初期の私はこの様に考えていました。「そもそも初めから期待するから裏切られるのだと、期待なんてしなきゃ傷つかずに平和に過ごしていくことが出来るのではないかと」これを読んでいる皆さんは勿論分かると思いますが、この考え方は模範的とはいえず、大きな問題点があります。問題点とは、行動源泉の多くの割合を占める目標を失ってしまっているということです。人の多くは目標に到達する(期待)という意識下で、課題を把握しトップダウン式にやるべきことを明確化することで高い意識の中で努力することが出来ます。その目標を失った私は当然やる気をなくし、今考えるとあまりにも不毛な時間を過ごしていました。しかし、お酒の席で、ある後輩に言われた「自分だけは最後の最後まで、自分に期待をしなきゃ掴めるものも掴めないと思います」という言葉は私を見つめ直す機会を与えてくれました。(今考えると後輩に気づかされるなんてださいことだと思いますが、人間的に尊敬しているし、その後輩に言われたからこそ納得して受け入れることが出来たのだと思っています。その後輩には自分の道を信じて頑張ってほしいです。)
話が少し脱線しましたが、今回のブログで最も伝えたいことである、私が考える人生を幸福に過ごす方法は

「後悔しない今を過ごし、全ての出来事に感謝する」

ことです。月並みな表現ですし、普段の私を知っている友人たちは当然の様に、また安いこと言ってんな!!笑 と思うかも知れませんが、あと少しだけお話させて下さい笑 先程も話した様に、人生を前向きに生きて行くには目標を持つことは不可欠でありますが、それと同時に結果に期待することで裏切られ、悲しい気持ちになる可能性もあります。そこで私が見つけた一つの解は過程と結果それぞれにフォーカスし、前者は将来通りの結果が出なかったとしても過去の僕の努力を将来振り返った時に後悔しない様に過ごすことにこだわりを持つ様になりました。未来で回顧した時に納得出来る程の努力をしていたか決められるのは、過去の私しかいないので。そして、後者はある意味割り切りに近いですが、上手くいかなかった未来さえも私の財産であると思う様になりました。他の人達の成功体験に目がいきがちですが、逆の発想をすれば上手くいかなかった経験をしたのも私自身だけなのです。この考え方を発見してからは毎日前向きに目標に向けて練習から積み重ねることが出来ているだけでなく、想像していた未来がたとえ来なかったとしても、その現実を受け入れ財産として自身の中で消化することで、再スタートを歩むことが出来ています。つまり、そう、人生をやり直せたらなんて考える必要なんてないんです。
長くなりましたが、このブログを読んだ後輩たちには結果に一喜一憂せず満足出来る今を過ごして欲しいと思っています。決して満足のいく結果が出なくて下カテゴリー苦しんでいる人がいても、努力する姿は必ず誰かは見ているし、その苦しみながらも目標に向けて足掻いている経験は貴方だけの財産なので、前向きにサッカーを頑張って欲しいと思っています。また、サッカー人生の最後の1年間を、多治見(4年・エスペランサSCユース/柏陽高)、テジュンさん、三浦(2年・慶應義塾高)、横幕(2年・慶應義塾高)、蓮(2年・慶應義塾湘南藤沢高等部)率いるZで過ごさせてもらえて、とても幸せ者だと思っています。意図が必ず何処かにあって、毎日成長を感じることが出来る練習を作ってくれたコーチ陣のお陰で幸せなサッカー人生を送れました。後は、ZでIリーグ全国行くだけ、Zの皆で掴もう。俺らなら必ず出来る。勿論個人としては、入部理由でもある最後の早慶戦に向けて全力で頑張り続けます。チャンスは誰にでもあると思っていますし、本当にこの部から引退する最後の最後まで私だけは私に期待したいと思っています。

最後にはなりますが、
毎日を刺激的に楽しい時間を過ごさせてくれて、人生を豊かにしてくれた同期の皆。
人生の歩み方の一つの正解を示してくれた先輩たち。
私達をリスペクトした上で同期の様な距離感で接してくれた後輩達。
学生とは違う角度から物事を見つめ、意見を下さった社会人の皆様。
今までの22年間の人生で私を支えてくれた人達。
全ての人達に感謝すると共にこれからの活躍を心より願っています。そして、これらの人達と私を繋げてくれたのは他でもないサッカーです。サッカーではない違うスポーツをするのも良かったのかなと思った時期もほんの一瞬来ましたが、小学校の時サッカーを始めて良かったと、サッカー人生の終わりが見えている今だからこそ、心の底から言えます。
サッカー、ありがとう。

次の卒業ブログの担当者は、下谷優太(4年・慶應義塾高)です!次に下谷が控えているのはプレッシャーでしたが、下谷がいる分割り切って自分の言葉で、等身大の考えを表現出来たと思っています。中学校から10年の付き合いを持つ私としては全くもって納得していませんが、下谷は間違いなく、俺らの代でクズっぽく見えて結局信頼されている奴ランキング1位です(笑) 下谷は飄々としているところもありつつ、熱意を持って行動することも出来る凄い奴です。奴がいると結局場が盛り上がって楽しい空間に変えられる凄い奴です。社会人になっても同じ業界の様だけど、学生最後に下谷がどんな言葉を残すのか、1親友としてとても楽しみにしています。これからもずっと宜しく。

《NEXT GAME》
10月31日(土) 関東リーグ戦 第15節 vs明治大学
13:30キックオフ @江戸川区陸上競技場

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