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2022.10.10 引退ブログ

「役割」(溝口怜奈)

平素よりお世話になっております。
木村かのんよりバトンを受けました、学連幹事4年の溝口怜奈です。
彼女とは興味本位で合気道の授業を取ったり(S評価いただきました。やるからには真剣に。)、コロナ以前は1週間以上、私の家に滞在することもあり、溝口家3人目の娘でした。
コロナが無かったらどうなっていたでしょう。恐ろしいです。
そんな彼女とは楽しい思い出ばかりですが、部活は楽しいだけでは済まされませんでした。
この役職を通じて学び、葛藤したこと、、拙い文章ではありますが私の思いを書かせていただきます。最後まで読んでいただけますと幸いです。

私が4年間を通じて学んだことは「縁の下の力持ちとなり、組織(チーム)を支える」ということ、そして原動力は選手の皆さんです。

大学に入学し、サークルや資格勉強に打ち込むなど無限にあった選択肢の中から、最終的に選んだのが「ソッカー部 学連幹事」でした。
きっかけは木村と同じですので、彼女のブログをお読みください。(まとめると”縁”、”タイミング”です)
実際にチームに貢献できているかは分かりませんが、「縁の下の力持ち」という役回りで携わってきた4年間。高校までは陸上や水泳など、自らがプレイヤーとして打ち込んでおり、支える側として覚悟を決めた1年生の春が懐かしいです。

コロナ禍で近年はリモート化が進みましたが、以前は関東リーグの前後日、御茶ノ水にあるJUFAハウス(全日本大学サッカー連盟本部)に足を運び、経理や物品手配、結果集計を行い、終電ギリギリで駅まで先輩方とダッシュで帰宅していました。最初は、大学サッカーという、スケールの大きな舞台に身を置き、運営することに緊張とワクワクする気持ちでしたが、私がいなくてもこの組織は明日も、明後日も変わらず動くのではないか、そのように考えてしまう瞬間が生まれるようになりました。

そのような中で私を変えてくれたきっかけは2年生目前の冬、Iリーグの全国大会運営のため、福島県Jビレッジに1週間泊まり込みで行った時のことです。他大学の学連幹事8名らと半年前から始動し、会場手配や出場校とのやり取りなど全身全霊で取り組みました。”滞りなく準備して当たり前”という支える側の使命は、決して簡単ではありません。ミスをすると周囲に迷惑を掛け、他の人がしていれば、なんて考えることもありました。
そのような中で開幕した大会、私は途中で体調を崩してしまい、1日だけ休みをもらった日がありました。仲間たちには申し訳なく、しかしここで休まなければ運営に支障が出てしまうという苦渋の決断でした。
休んだ日の夜、同期から言われた言葉

「明日から運営が回らないかもしれない。」

もちろん私は復帰する予定でしたが、”自分のやってきたことに間違いはなかった”、”大学生活を捧げて全力で頑張れる場所”と再確信しました。今でも運営時には、自分の役割を全うし、滞りなく試合が終えられた時、本当に安堵します。「縁の下の力持ち」となり、運営の一員でいられること、チームがのびのびと試合に臨めること、これが私の担うべき役割であり、ありがたく思っています。

そして原動力。それは関東リーグやIリーグで全力で戦う選手たちです。
私たちのような運営準備よりも試合に向けた練習や調整がどれだけ苦しくて大変か、私には計り知れませんが、ゴールを決めた瞬間の喜び、勝利した時の表情が、普段練習に足を運ぶ機会が少ない私の原動力でした。

最後にお世話になった皆さんに感謝を伝えて終えようと思います。

まず、これまでこの学連幹事という役職を全うするため何度も相談に乗ってくださった監督、この学連幹事という新たな役職を与えてくださった当時のスタッフの方々、そして選手兼任で幹事をしており、仕事を引き継がせてくれたなべしゅんさん(R2卒)、まえぽさん(R3卒)、初代専任として引っ張ってくださった李くん(R4卒)。紹介するタイミングを失いましたが、
「今やること?自分で考えろ。」
と言いながらなんだかんだ丁寧に教えてくださったなべしゅんさん。
「ミスした時は自分がカバーするから。」
と、優しさ全開のまえぽさん、多くは語らないけどたまに試合の道中で熱い想いやお茶目な一面を見せてくれた李くん。たくさんたくさん迷惑を掛け、本当に支えていただきました。

同期の皆さん。1年生の頃は運営担当で一緒に業務をし、試合を見ていた彼らが今ではユニフォームを着て、試合で活躍している。今でも考えるだけで鳥肌が立ちます。同じ学部の同期たちはテスト前になると
「お願い、助けて。」
と連絡してきます。
「練習で疲れているの。」
と言われたら助けざるを得ませんでした。いつか恩を返してくれるかな。しかし間違いなく努力の達人である彼らには、頭が上がりません。同期というのもおこがましいですが、迎え入れてくれてありがとうございます。

最後に廣田、木村、石川。
現在選手と兼任で担っている廣田。同じ学年、そして途中から兼任になったとは思えぬ頼もしさで、迷惑もたくさん掛けました。試合ギリギリまで学連幹事として動き、関東リーグに出場、選手たちが帰宅した後も彼は幹事として残っていたこと、人知れず影で動く彼を尊敬しています。
木村かのん!彼女がいなかったら今このブログも書いていません。長いようであっという間の4年間を共にしてくれてありがとう。
最後に石川!ゼミも同じでヘラヘラしている彼ですが、言わずとも
「今必要なの、これですよね。」
と肝心な時に頼れる後輩です。ゼミもソッカー部の選手としても残り1年半、全うしてください。ありがとう。

まだ感謝の気持ちを伝えたいところですが、長々と書くと飽きられてしまいますので、これにて締めさせていただきます。最後まで読んでいただきありがとうございました。今後共、ソッカー部へのご声援、ご支援の程、宜しくお願い致します。

明日のブログは古川絋平(4年・学習院高等科)です。実は文中で記載した、1年生の頃運営担当だったが、現在は試合で活躍しているうちの1人が彼です。
「そろそろ好きな人はできたか〜」
が挨拶代わりですが、彼がサッカーに対してどのような熱い想いを書いてくれるのか、、、乞うご期待です。

《NEXT GAME》
10月11日(火)関東リーグ戦 第17節vs 産業能率大学 @非公開 18:00キックオフ

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