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2022.10.06 引退ブログ

「感謝」(田中康太郎)

坂巻節全開の紹介ありがとう。
紹介文のようにコンプラ違反ギリギリのネタで場を盛り上げる坂巻ですが、そんな彼も私が苦しい時には、家に招いてくれて、励ましてくれる優しい一面もあります。
引退したらまた二郎でも食いに行こう。

自分の思いを赤裸々に書いた文章なので、少しまとまりのない文章になっていますが、最後まで読んでいただけたら幸いです。

私が大学でサッカーを続けようと思った理由は、公式戦という真剣勝負に勝利した際、仲間とその喜びを共有する瞬間が1番心震える瞬間だと考えているからだ。
理由はこれしかなかった。
才能を感じたからサッカーを続けているわけではない。むしろこの部活で、才能は相当ない方だと思う。足は速くない、体力もない、足元の技術が卓越しているわけでもない。
4年間通して公式戦(Iリーグ)を戦えた回数はそこまで多くなかったし、大学1年次はDチームでのIリーグですら1度も出場したことがなかった。
その度に悔しい想いをした。
ただその悔しさを味わう度に次第にこう思うようになった。絶対に周りの奴らを追い越していつかTOPチームに昇格してみせる。
これがいつの間にか体育会でサッカーを続けるもう一つの原動力になっていた。

こうして続けてきた大学サッカーもあと約1ヶ月で終わろうとしている。今振り返って見れば本当に濃い経験ができたと思う。特に3年生以降は色々な経験をさせてもらった。

3年生の当時、C1チームに所属していたのだが、今までキャプテンはおろか副キャプテンの経験もないのにも関わらず、C1チームのキャプテンに友己君(R4卒)から任命された。私と今まで関わったことがある人ならわかると思うが、はっきり言ってその素質は全くない。しかし、尊敬する友己君の期待に応えてみたいという思いから受け入れた。
地獄はそこから始まった。
キャプテンに任命されたもののIリーグでスタメン出場した試合は1年間で16試合中3試合しかなく、後期に関しては途中出場の機会すらほとんどなかった。1年間のソッカー部の活動を振り返るYEAR BOOKでは景が主将として掲載されて、インスタグラムの広報では川村(R4卒)がキャプテンとして掲載された。
チームメイトからベンチ外キャプテンとイジられることもあった。それほどにまで自分は何もC1チームに貢献できていなかった。
本当に不甲斐なかった。
それに加えて、ピッチ外でも上手くいかないことばかりで、3年の後期は人生で1番苦しかった。
途方に暮れ、かなり辛い時期だったが、いつもはふざけてばかりの同期や下田寮に住んでいる後輩は本当に優しかった。彼らのおかげで気持ちを入れ替え、新シーズン戦うことができた。

この時の優しさは一生忘れない。
本当にありがとう。

そして、この悔しさを糧に心の中で誓った。
4年次は必ずプレーでチームに貢献すると。
迎えた4年生、前期のIリーグでは、途中出場がメインであったものの、東京国際大学戦からスタメンとして出場できるようになった。その後、たまたまテストが被っていなかったことから呼ばれたTOPチームの練習試合で結果を残すことができ、念願のTOPチーム入りすることができた。
出来過ぎなくらい全てが上手くいった。
今思えば4年間食らいついた自分への最後のご褒美であったのだろう。

ここから再び地獄が始まった。

3週間で理由を告げられることなくB2チームに戻るように宣告され、4年の後半にしてようやく舞い降りたチャンスを掴みきれなかった。そして、B2に戻ってからは怪我の連続だった。降格後すぐに臨んだIリーグでリスフラン関節靭帯を痛め、1ヶ月間離脱し、それが完治してプレーを再開した3週間後、後十字靭帯を断裂してしまった。
約10日経ったがはっきり言ってまだ現実を受け入れられない。
TOPチームに昇格し、最高の舞台である関東リーグでプレーしてみたかったが、それは夢のまま終わってしまった。

今自分にできること。
4年生としてピッチ外から声援を送ることくらいしか残されてない。
チャソ(R4卒)みたいに自分の悔しさ全て噛み殺して応援できるかはわからないけれど、できるだけのことはやろうと思う。
B2チームでIリーグ1部昇格を実現するのは現実的に難しいかもしれないが、残り2戦、みんな死ぬ気で戦おう。
後輩達にとっては、それが将来慶應で活躍するための大きな財産になる。
そして、是非今死ぬ気でプレーしている4年生、グラマネ陣のためにも戦ってほしい。
冷静沈着にB2を牽引する輝のために。
熱いハートを持ち、ドリブルで魅せる瀬賀のために。
目の色変えて本気で取り組んでいる雄大のために。
TOPチームの活動で忙しいのに時間を割いて来てくれる秀太のために。
毎回の練習をオーガナイズしている創太のために。
そうすれば辛い時に少しは踏ん張れると思います。

最後にこの場を借りて感謝を述べさせていただきます。

同期へ
正直、1番最初この部活に入部した時の印象は最悪でした。
ただ、今となってはこんなに騒がしいみんなと毎日会えなくなってしまうのは寂しいです。
社会人になってもたまには会いましょう。
みんなのことなんだかんだ好きなので。

寮生のみんなへ
ど変態今西
サイコパス慶人
大の熟女好き蛯名
かまちょ千葉
おしりかじり虫鬼丸
兄と違ってめっちゃ優しい凌万
ツンデレすぎる亮友
1人ひとりの名前を出してくれとうるさいので、クソ生意気な後輩たちみんなの名前を出して、感謝を伝えたいと思います。

本当にありがとう。

みんなとは長い時間いすぎてもう家族同然です。
たまには敬語使ってもいいからね。
あと5ヶ月くらいいるけど宜しく。

明日のブログ担当は、小林将太(4年・海城高)です。自由奔放で規格外な彼は一言で言うと怪物です。体格、プレースタイル、私生活、何をとっても怪物です。そんな怪物ならみんなの期待を超える文章を書いてくれるでしょう。乞うご期待。

《NEXT GAME》
10月8日(土)関東リーグ戦 第16節vs 青山学院大学 @非公開 11:00キックオフ

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