2025.09.29 部員ブログ
「両方とる美学」(秋元心太)
平素より大変お世話になっております。法学部法律学科2年の秋元心太です。
ソッカー部に入部し、もう1年半が経とうとしています。そんな今の自分は、毎日がとても刺激的で、本当に楽しいです。大好きな同期と、大好きな先輩たちに囲まれて、楽しい時間を過ごしています。この1年半は、間違いなく自分のサッカー人生で1番成長できた時間でした。そして、高校時代に想像していたものをはるかに超える濃い時間を、今ここで過ごしています。
「慶應義塾大学」
この大学に足を踏み入れてから、間違いなく僕の人生はより良い方向へ進んでいると感じています。今回、このようにブログを書く機会をいただきました。だからこそ、飾らず、今この瞬間に自分が感じている想いを、素直に言葉にしてみたいと思います。最後まで読んでもらえたら、とても嬉しいです。
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僕は今シーズン、関東リーグ開幕戦から数試合、ピッチに立たせてもらっていた。
だけど、現実はそう甘くはなかった。チームの勝利に貢献するどころか、ピッチに立つ自分の存在意義さえ見失いそうになった。
「これがTOPチームの試合か」「これが関東リーグの現実か」と突きつけられた感覚。
何よりも、自分が無力だったことが1番悔しかった。
この舞台に立てたのは、1年生から2年生への代替わりのタイミングで、ありがたいことにTOPチームに昇格させてもらえたからだ。
ソッカー部は、これまでサッカーをしてきた人生の中で、間違いなく経験したことのない環境。この環境でサッカーができていることを、心から誇りに思う。
TOPチームに所属してからは、これまでのサッカー観がひっくり返されるような日々の連続だった。求められる基準、練習の強度、プレーへの責任感。そのどれもが、僕がこれまで過ごしてきたどの環境よりも比べものにならない程高く、厳しかった。
最初は正直、怖ささえあった。1番下のカテゴリーからTOPチームに昇格し、ここに自分がいて良いのかと。同時に、自分自身に何か変化を与えないといけないと強く感じた。
具体的に自分をアップデートしていかないと、関東リーグで戦っていくには到底足りないと思った。
その第1歩として、体作りに本気で取り組むことにした。ただ筋トレをするだけではなく、食事の面からも意識を変えていこうと決めた。「身長-体重」が100になることを一つの目標に設定して、日々の食事内容から意識をあげてみた。
少しずつではあるけれど、練習の対人の当たりで金鶴さん(4年・FCトリプレッタユース/成城学園高)から「心太の当たりが1番重い」と褒められたり、自分の体に変化を感じられるようになってきた。
でも、これだけではまだ関東リーグで戦えるレベルではない。
体作りはあくまでベースであって、それ以上にCBとしての能力――コーチング、ポジショニング、判断――そのすべてを磨いていかなければならない。
まだまだ全然足りていない。
最近は、新しい取り組みとしてサッカーノートも書き始めた。
その日のプレーを振り返って、気づきや課題を書き出してみたり、周りから言われたことを書いて残すようにした。自分は物忘れが激しいので、書いて振り返る習慣は大切だと感じた。自分が今どこにいて、何が足りないのかを客観的に見つめてみる。小さなことだけど、こうした積み重ねが必ず自分を変えると思う。
思うような結果も出ず、上手くいかないことも多いけど、進化することを止めずに頑張っていこうと思う。
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話は少し変わり、僕は”アスリート”と”経営者”という2つの顔を持っている。
ソッカー部の一員としてピッチに立ちながら、株式会社Mepath(ミーパス)の代表取締役として事業を進めている。
しかし、代表取締役などと言える存在では到底なく、ただの肩書だと思っている。慶應に入り、凄まじい才能を持つ同年代と出会い、何度も衝撃を受けた。その度、自分はまだまだ未熟だと痛感する。それでも、朝は芝生の上でボールを追う中で、夜はパソコンと向き合う。そんな二面性を生きている。
高校生の時、ビジネスの世界に興味を持った。
サッカーは僕にとって人生そのものだったが、同時に、サッカーだけが全てではないという感覚もどこかにあった。
人の挑戦を支えたり、社会に新しい価値を生み出すことに強く惹かれていた。
ただ、両方を全力でやるというのは想像以上に厳しい。練習が終わればすぐに会社のミーティングがあったり、僕の大好きな日吉駅のカフェで会計や経営の勉強をしたり、経営者としての知識を身につける。
そんな日々を過ごす中で、心が折れそうになる瞬間は何度もある。
サッカーもビジネスも、本当に楽しい。間違いなく、この2つのおかげで僕の大学生活は充実している。最高の時間だ。
だけど、上手くいかないことも当然あって、その度に逃げ出したくなる気持ちと戦っている。
そんな時、ある方の言葉が僕の胸に突き刺さった。
「サッカーもビジネスも、どちらかを選ぶのではなく、”両方とる美学”を追い求めてみてはどうか。」
その言葉を聞いた時に、自分の心の中で何かが動いた気がした。
ただの大学生が、アスリートとしても、経営者としても一流を目指す。
その両立は、無謀とも言える挑戦かもしれない。
だけど、もしその2つを本気で成し遂げることができたら、自分という存在に新しい価値が生まれるのではないか。
そして、見たことのない新世界があるはずだと直感的に感じた。
これ以降、僕のサッカーへの情熱も、ビジネスへの熱量も、さらに高まった。
もちろん、どちらも100%の熱量を注ぐというのは気が滅入りそうになる程大変だ。
試合に負けて落ち込んだままミーティングに臨む日もある。心が引き裂かれるような葛藤を感じることも少なくない。それでも僕は、サッカーもビジネスも手放したくない。
正直に言えば、まだまだ道半ばだ。
サッカーでは、思うような結果を残せていない。迷惑をかけてばかりだ。事業のほうも、ようやく土台を固めている段階に過ぎない。
それでも、「両方とる美学」という言葉に出会った僕は、この両立を諦めるつもりはない。
ただの大学生が、アスリートとして、そして経営者として全力を尽くす。
その姿が誰かに勇気を与えられるなら、こんなに幸せなことはないと思う。
いつか振り返った時、「あの時、両方をやり切ったからこそ今がある」と胸を張れる自分でいたい。
そのために、今日も朝はグラウンドに立ち、夜は机に向かい、両方の世界で挑戦を続けたい。
僕が見たい新しい景色は、きっとその先にあるはずだ。
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話はまたまた変わり、最近、ふと「僕たち人間は何故生きているんだろう」という話を国際寮の友達とする機会があった。その時、ある友達が「人間は死なないから生きているんだと思う。」と言っていた。
もちろん理解はできるけど、どこか寂しい気持ちになった。
では、自分は何故生きているのか。そう考えた時、真っ先に浮かんだのは家族の存在だった。
これまで僕を育ててくれた家族は、きっと僕が元気に、楽しく、前向きに生きることを1番に望んでくれていると思う。
思い起こせば、小さい頃から我が家にはゲーム機がなく、その代わりに外でサッカーをして遊んでいた。小学校の頃、太りすぎてて悩んでいた僕に、「いつかその脂肪が身長に変わるんだよ」と前向きな言葉をかけてくれた(笑)
あの時の毎日が、今の僕をつくってくれたんだと実感している。
だからこそ、これから先どんな大きな壁にぶつかっても、”自分らしく” 元気に、楽しく、前向きに乗り越えていきたいと思う。
そうやって挑戦し続けることが、僕自身が生きる意味に繋がり、そして家族を笑顔にすることにも繋がるのではないかと思う。
だけど、世の中には、幼少期から想像を絶する程の辛い過去や複雑な環境を背負っている子どもたちがいる。
これは、児童養護施設の子どもたちと話す中で気付いたことだ。(僕は、NPO法人みらいてーぶるの理事も務めており、児童養護施設の支援活動をしています。これを機に、児童養護施設に少しでも興味を持ってくれると嬉しいです。)
彼らはそんな顔を1つも見せず、前を向き、笑顔で毎日を過ごしていた。
その姿に、僕は何度も胸を打たれてきた。
その子どもたちと向き合う中で、改めて自分がどれほど恵まれているのかを思い知った。
両親には、感謝してもしきれない。このブログを書いていると、両親への感謝が湧き出てくる。心の底から、「ありがとう」と言いたい。何事も自分の意思を尊重してくれて、信じて見守ってくれる。
今でも会った時は、帰り際には角を曲がるまでずっと手を振ってくれる。
その姿を見て、涙が込み上げてくることがある。
自分をここまで育ててくれた両親のためにも変な生き方はできない。だからこそ僕は、これからも元気に、楽しく、前向きに挑戦していきたい。自分が全力で生きる姿を通して、家族を笑顔にできたら良いなと思う。
それが、僕の生きる意味であると思うし、
大切な人たちへの1番の恩返しだと思う。
長い文章になってしまいましたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
この文章が、誰か1人の心にでも響いてくれたら嬉しいです。
今後共、ソッカー部の応援の程、よろしくお願いいたします。
《NEXT GAME》
10月4日(土)関東リーグ戦 第14節 vs 東海大学 @東海大学湘南キャンパスサッカー場 14:00キックオフ

