2025.03.10 部員ブログ
「直向きな情熱」(岡田由祐)
平素より大変お世話になっております。商学部新3年の岡田由祐と申します。
世間は成績発表に盛り上がっている頃だと思います。
時が経つのは早く、私たちの代も4月から3年生になり、同期にはゼミに入る人も多数います。
そんな中新設のゼミに1人で乗り込み、面接で「ゼミ長をやります」と豪語した渡辺快(新3年・慶應義塾高)には、上級生としての圧倒的な気概を感じています。今年の彼には期待です。
このように上級生になることを実感しつつあるタイミングで回ってきた部員ブログですので、大学での2年間やこれまでのサッカー人生を振り返り、今シーズンへの決意を綴らせていただきます。 拙い文章ではありますが、ぜひ最後までご覧ください。
『直向きな情熱』
このブログのタイトルであり、自分がサッカーをしている中で大切にしている姿勢です。
周りの環境に関わらず、自分のコントロールできる目の前のことに直向きに情熱を注ぐこと。この気持ちがなかったら、ここまでサッカーを続けることはできなかったと思います。
幼少期からサッカーを始めましたが、小学校高学年の頃から自分はサッカーがあまり上手ではないことに気付き、年齢が上がるごとに周囲との技術差に劣等感を抱きながらプレーしていました。 そんな自分にとって、直向きな姿勢でサッカーと向き合うことは、最低限勝負の世界で生き抜くための術のようなものでした。
「前線からの守備をサボらない」「きつい練習で手を抜かない」といったように、自分なりに才能のある選手たちとの差を埋める方法を模索していました。
しかし、中学時代は全く試合に絡むことができず、3年間ベンチに入ることすらできませんでした。
悔しさを持って入学した高校でも、すぐには結果は出ず、2年生までトップチームとは遠いカテゴリーで過ごしました。 しかし、3年生になり、自分の姿勢を評価していただき、試合に出られるようになりました。 それまでチームを背負って戦う経験をしたことがなかった自分にとって、その日々はとても刺激的で、後付けではありますが、大学でサッカーを続ける理由にもなりました。 そして、チームのために灰になるまで走り抜くと覚悟して戦った1年間を通して、直向きな姿勢は最低限の生き抜く術から自分の強みに変わりました。
受験を経て、自分の可能性にワクワクしながら飛び込んだ大学サッカーの世界ですが、2年が経ち、もうすぐ3年目のシーズンが開幕しようとしています。
全てのカテゴリーを経験した1年目とは対照的に、昨シーズンはB2チームで1年間過ごしました。 自分なりに日々の活動を意義づけて直向きに取り組めていたとは思います。しかし、今振り返ると、自分の殻に閉じこもり、その殻を破ろうとしなかった1年間だったと感じています。
「自分はこういう選手だ」と固定観念に縛られ、自分の可能性に自分で蓋をしながらプレーしている感覚でした。 例えば、自分の中でできるプレーとできないプレーを線引きし、無意識にできないプレーを避ける選択をしていたと思います。失敗することは少なかったですが、自分のプレーにワクワクすることも少なくなっていました。
そんな昨シーズンの経験を踏まえて今シーズンのテーマは「貪欲さ」にしようと思います。
サッカーを始めてから十数年が経ち、大学サッカーも3年目に入ります。さまざまな場所で多くの経験をして、無力さを感じることも山ほどありました。
でも、自分の身の程を分かった気になるのはまだまだ早いと感じます。今も毎日の練習で自分の力不足を痛感する日々ですが、「できない」は自分の殻を破り、成長させてくれる材料でもあります。
自分の可能性に蓋をせず、これまでの自分にも縛られず、自分の成長にとことん貪欲になりたいと思います。
そして、ピッチの中で自分の価値を証明します。出場時間が90分だろうと5分だろうと、与えられた時間でチームのために必死に走って、ゴールを奪う。
良い時も悪い時もやるべきことをやり続けます。
勝負の3年目、直向きな情熱をさらに強め、覚悟を持ってプレーしていきます。
誠に拙い文章ではございましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。 今後共、ソッカー部へのご支援ご声援の程、何卒よろしくお願い申し上げます。
《NEXT GAME》
3月26日(水) 第30回東京都サッカートーナメント 学生系の部 1回戦 vs 日本大学 @日本大学アスレティックパーク稲城 サッカー場 11:00キックオフ