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2024.11.14 引退ブログ

「スイミー」(柳町一葉)

平素より大変お世話になっております。
4年グラウンドマネージャーの柳町一葉です。

茅野、紹介ありがとう。
茅野らしさ全開で心震わされる最高のブログでした。
Z→Bチームとスタート地点こそ同じでしたが、自身の身の丈に合わぬ立ち位置に困惑し後退していった私とは対照的に、どんどん前へと突き進んでいく当時の茅野の眩しさを昨日のことのように覚えています。狭い井の中でぬるま湯に浸かっていた私の胸に歳月不待の言葉を刻んでくれたこと、今でも感謝しています。また、グラマネに転向してからは「一葉のために」という言葉を1番口にしてくれ、それを行動で示してくれる茅野の小さな背中に幾度となく救われました。副将という重責から1歩も退かず、掲げた目標を達成するために一切の妥協を許すことなく役割を全うする姿勢、尊敬してます。最後の最後まで茅野らしくpartido a partidoの精神を貫き通してくれることを期待してます。日体戦、頼むよ。

 

さて、愛する同期たちが繋いできてくれた引退ブログリレーも、いよいよゴールが見えて参りました。みんなの4年間の軌跡や想いが込められた、熱く重みのあるこのバトンをしっかりとアンダーハンドパスでアンカーに繋げられるよう、全身全霊で想いを綴らせていただきます。拙い文章となりますが、暫しお付き合いいただけますと幸いです。

ブログを執筆するにあたり、改めて自分のサッカー人生を振り返ると、どの思い出にも「後悔」が残っていることに気付いた。
小学生の頃に自身のスピードに甘んじて技術を磨かなかったこと、中学時代、副将であるにもかかわらずチームマネジメントを主将に押し付けてしまっていたこと、PKを外したこと、高校時代、2年連続自身のミスにより同期を引退させてしまったこと。有り余るほどの後悔が今の自分を形作っている。大学サッカー人生においても、それまでと同等以上に多くの後悔を積み重ねてきた。


元々高いレベルでサッカーをしてみたいと考えていたことに加え、高校サッカーを不完全燃焼で終えた私は、迷うことなくソッカー部の門を叩く決断をした。迎えた練習参加初日、思った以上に周囲のレベルは高く、何もかもが通用しなかった。ロンドでは一生ボールを回され、自身の強みだと思っていた対人TRでは負けを重ね、ゲーム形式のTRになると自チームの先輩にお荷物と呼ばれる始末。井蛙だった私にとって、大きな挫折となった。それでも毎日のTRや自主練で少しでも前進しようと、必死に食らいついた。
2021年3月1日、カテゴリー編成発表の日。蓮くんから全体グルへ送られたラインを見て仰天した。当たり前のように最下層にあると思っていた「柳町」の2文字が、Bチームの欄にあった。なぜ下手くそな自分が選出されたのだろう、と疑問を抱きつつ、凜くんをはじめとする偉大すぎる先輩方に怒鳴られないように必死に練習についていこうとしていたが、気付いたらC1チームに降格していた。この文章くらい本当に一瞬だった。また、C1チームで出場できた試合は2試合のみ。一時期はC2チームにまで降格。見事な転落物語。どう考えても原因は実力不足、努力不足、それ以外の何物でもなかった。もちろん悔しかった。ひたすら練習した。しかし、「足首の怪我が痛いからやりすぎるのは良くない」、「慣れない3バックをやってるから仕方ない」、「まだ1年生だから…」などとくだらない言い訳を自分の中で探してどこかしらで手を抜き、弱い自分と正面から向き合うことができなかった。

2年目、相変わらずサッカーは下手くそだったが、B1チームでシーズンスタートすることができた。またしても分不相応なカテゴリー配属に疑問は抱きつつ、今度こそはこのカテゴリーに残り、TOPチーム昇格、関東デビューを果たそうとできることはなんでもやった。それが報われたのかは分からないが、Iリーグ初戦をスタメンとして出場することができた。しかし結果は散々。PK献上、相手へのパス、クリアミス。2戦目以降はベンチを温める日々を過ごした。
次第に自分のこの部における存在意義について考えるようになった。プレイヤーとして何も貢献できていない自分がこの部に居続けるため、この部に必要とされるためにはどうすればよいか。そんなことばかり考えながら、相変わらずピッチ内では何1つ価値を発揮できていなかった一方で、ピッチ外では、亮友、雄大、純太、真之介、昂大、左貫、宥哉、大志、一寿、大知などわんぱく1年ズたちをまとめ上げていたら、気付けば「副々務」と呼ばれるようになった。それが私が初めてこの部に見出した自身の役割であった。副々務として、組織のためになると思えた行動を取り続けた。周囲の目には「組織のためを思って行動できる真面目で模範的なソッカー部員」に映っていたかもしれない。しかし実際は、プレイヤーとしての価値をピッチ上で示せない事実から目を背けるため、ピッチ外で見出した役割を利用して「存在意義はなにか」という問いから逃げていただけだった。そして案の定山中合宿後にB2降格を告げられた。この頃の私は、プレイヤーとして持つべきである、部における自己実現やサッカーに対する想いを完全に見失い、「この組織で存在意義を示さないといけない」という義務感を原動力に日々下田に足を運んでいた。相変わらず弱さに向き合うことを避け、逃げ道を探すことに必死になっていた自分が心底情けなかった。当時の自分に対して、今の自分なら間違いなく「辞めれば?」と提案するであろう。それでも辞めなかったのは、退部して別の道を選ぶことが怖かったから。本当に情けない。

3年目、沖縄遠征後にCチーム降格を告げられた。正直そこまでショックを受けなかった。義務感のみに突き動かされ、自分の弱さから目を背け続けていた当時の私は、他のプレイヤーのように感情を剥き出しにして悔しがれる程、サッカーに本気になれていなかった。
そんな私のサッカーに対する情熱が再燃した試合がある。Iリーグ開幕直前に行われた、日体大とのTRM。公式戦でもないこのただのTRMを私ほど鮮明に覚えている部員はそういないだろう。私はこの試合でゴールを決められたわけでも、体を張ってピンチを防げたわけでも、DFとして誇れるような活躍ができたわけでもない。ただなぜだかこの日は、相手の攻撃の狙いを感じ取り味方と連動してボールを刈り取りにいくこと、相手の動きを見てボールを受け、ショートパス、ロングパス、ドリブルの中から適切な選択肢を選ぶ作業、自分の好プレーに対して仲間から出る称賛の声、そのすべてが本当に楽しく、私が再度サッカーにハマった瞬間として、忘れられない試合となった。そしてこの日を境に、失敗や変化を恐れ、迷惑を掛けたくないと周りの目ばかりを気にしてプレイしていた1,2年時とは打って変わって、たとえ失敗してもいいから、もっとサッカーを楽しめるようにもっと上手くなってTOPチームに上がりたい、という心の奥底から込み上げてくる想いのもと日々の練習に主体的に臨むようになった。課題や伸び代を見つけると、その先の成長にわくわくしながらそれまで以上に前向きに自主練に励むようになった。この試合で大活躍したわけではない。試合の前後になにか特別な事象があったわけでもない。特段周囲の環境が変わったわけでもない。ただサッカーの楽しさを、大学生にもなって自分がサッカーをしている原点を、ふと思い出しただけ。しかしそれだけで、止まっていた私のサッカープレイヤーとしての時間が再度動き出した。また、自分のサッカーに対する情熱が強くなればなるほど、自分が本気でサッカーに熱中できる環境を作ってくれている人への感謝が自然と大きくなっていった。「存在意義」という言葉にとらわれることなく、まずはとにかく上手くなるために必死にやろう。そうすれば自然とこの感謝の気持ちはどんどん増大していって、その先に自分だけが発揮できる価値を、支えてくれる人たちに対する自分なりの恩返しの仕方を、見つけられるはずだ。そう思った。

矢先だった。

停滞していたグラマネ決めMTGが動き出した。これも私が目を背けてきたものだった。投票では学年のほぼ全員から票が入った。「今がサッカー人生で一番楽しい時期なのに」、「ようやく私のソッカー人生は動き出したのに」、「関東リーグ、早慶戦の場で活躍したいと胸を張って言えるようになってきたのに」、当時抱えていた事情なども相まり、恐怖、苦しみ、怒り、孤独感、負の感情が次々と湧いてきた。しかし、「おまえのために頑張りたい」、「1番おまえを信頼してる」、「おまえになら何を言われても納得できる」、対話の中で涙ながらに同期が伝えてくれるこれらの言葉たちに、心を動かされないわけはなかった。ようやくこの部で見つけた自分の欲を満たしたいという想いと、仲間の想いに答えたい気持ちと、どうしようもならないと思っていた事情の狭間で揺れ動いていた私は、自分の中で気持ちの整理をつけきれていないまま、半ば強引にグラウンドマネージャーになることを決意した。
今でこそ言えるが、決断した時の私は、元々あまり人に期待をしない性格だったこともあり、凌万のようにはっきりと「仲間のために頑張ろう」と割り切れていなかった。同期に迷惑をかけた自分を戒める気持ちもあった気がする。翌日に自分の中で整理しきれないまま決断したことを後悔したことを覚えている。ただそれでも、この決断を正解にしようと前を向いた。転向してからの日々は自分が想定していたよりも過酷だった。こんな仕事もあるの?と思ってしまうくらい、探せば探す程出てくる業務。改めて歴代のグラマネ・学生コーチの方々、そして目の前で背中を見せてくれる笹くんと創太くんの偉大さを実感した。創太くんのように聡明で器用ではなかった私は、本当の意味で人生をソッカー部に捧げないとこの責務を果たせないと感じ、愛する地元を離れ合宿所生活を始めることにした。下田に居続けたことで、それまでは見えなかった数多くの人の貢献や想いを体感することができた。マネージャー、トレーナー、スタッフ、その全員が私が思っていたよりもはるかに多くの時間を組織に費やし、湯を沸かすほどの熱量を持って組織のために汗を流してくれていた。その彼らの姿を見て、彼らの想いを知って、ようやく私の中で、「この人たちのために頑張りたい」という想いが湧き出てきた。また、それと同時に、「この想いにもっと早く出会っていれば、ソッカー部のプレイヤーとしてもっと大きくなれたのかな」と悔やんだ。しかし、果たすべき義務があった私は、そんな後悔もすぐに捨て去るべく、ひたすら目の前の仕事に没頭した。「ネガティブを打ち消すのは没頭」という言葉を聞いたことがあったが、本当だった。

4年目。偉大すぎる先輩方が用意してくれた2部の舞台で、早々に天皇杯予選初戦を敗退し、ピッチ内もピッチ外も未熟すぎた私たちの力がどれほど通用するのか、正直かなり不安に思った。学年として解決しきれていない課題が有り余る程あった中で、数多く厳しい言葉をぶつけた。ぶつける度、果たして自分はこれを言える程組織に貢献できているのだろうか、という想いが頭をよぎったが、それでも自分の役割の1つを全うしようとぶつかり続けた。学年として安定した状態だったとは言えなかったが、時期が時期だったこともあり、延世遠征後から最高学年としてやるべきことの1つであった、シーズン目標、コンセプト、主将副将決めMTGを開始させた。このタイミングで私は、同期をより深く知るためにとった行動の一環として、グラマネ決めMTGの時の議事録を見返した。当時素直に受け止めきれなかった同期たちの言葉を思い出しながら読み進めているうちに、当時の想いが込み上げてきて自然と涙が流れた。2部の舞台を眼前に怖気づいてる場合じゃない。こいつらのことを私が1番信じないで、誰がこいつらの力を最大限引き出せるんだ。私を信じてグラマネに選出してくれた同期を、今度は自分が信じる番だ。

入江のヘディングや頼もしさを、昂大郎の可能性や真面目さを、鬼丸の柔軟性や優しさを、勝木のカバーリングや忠誠心を、我空のキックや自信を、凌万の洞察力や自己犠牲心を、栗の縦突破や視点を、真寛のパンチ力や察知力を、達明の才能や感受性を、慈英の左足や献身性を、茅野のBKや牽引力を、千葉の努力や実直さを、豪の頑丈さや責任感を、友香の拘りや強さを、根津のでかさや大胆さを、壮のブロックや泥臭さを、大貴の一振りや気配りを、源のカットインや賢さを、健のスター性やスケールの大きさを、森田のボンバイエや素直さを、紘生の守備原則や統率力を、瑞貴のコントロールオリエンタードや内省力を、
信じる1年にしよう。そう決意した。

現実主義が学年の大半を占めていた私たちの多くが、「1部昇格」や「2部残留」を目標として掲げようと言った。しかし、前述の通りみんなのことを信じると決意した私は、「2部優勝・1部昇格」を目指そうと言った。もちろんかなり厳しい1年になることは重々承知していたし、選手のみんなが自信をもって成し遂げられる目標だと言い切れないレベルのものを、選手ではない私が掲げていることに対する違和感は自分でも感じていた。それでも私はこの仲間と最後の年で優勝したいと心の底から思った。目標のために日々必死になれるこいつらを支え、先導したい。そんな想いのもと、「2部優勝・1部昇格」という目標を掲げたいと言った私に、同期のみんなはついてきてくれた。

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ここまで振り返り、気付く。私が今、これほどまでみんなに対して本気で伝えたいことをぶつけているのは、自分と同じような後悔をしてほしくないからだ。先日の全体集で紘生が、「日体戦のメンバーが発表された時に悔いが残らないように今を過ごしてほしい」と言っていた。私の想いも同じだ。私のように、後悔ばかりの日々を過ごさないでほしい。そのためにも、一日一日、一つひとつの練習、一回一回のプレーに命を懸けてほしい。そうして仲間と切磋琢磨しながら、恵まれた環境下でサッカーが全力でできることの喜び、成長できることの楽しさを存分に感じてほしい。


そしてその上で、この恵まれた環境を作り上げている人たちのことを知ってほしい。その人たちのために戦え、と強要はしないが、その人たちを知る義務はみんなにはある。既に知っているし、支えてくれる人たちのために戦っている、という部員も多数いるだろう。でも、まだまだ知らない面が多々あるはず。私も選手時代、この組織がどのように成り立っているのか、組織のために誰がどんなことをしてくれているのか、知っているつもりだった。しかし、グラマネになって、それがいかに狭い範囲のものだったか、気付かされた。

マネージャーがソッカー部の「当たり前」を作り上げてくれていたこと、選手時代から知っていた。
マネージャーがソッカー部の「当たり前」を作り上げるために、無数と言っていいほどの業務をこなす多忙の中、いついかなる時も選手やスタッフからの大量の要望に的確に応えてくれていたこと、グラマネになって関わるまで知らなかった。

アナリスト・リサーチがチームのために長い時間をかけて分析し、資料を作ってくれていたこと、知っていた。
アナリスト・リサーチが文字通り寝る間も惜しんで大量の映像を見て分析し、資料を作る中で、少しでも選手に伝わりやすい資料を作ろうとこだわりを持って改良を重ねていたこと、知らなかった。

石田さんや渉や忰田が部員を練習時間外もケアをしてくれていること、知っていた。
石田さんや渉や忰田が部員のために長い時間かけてケアをしてくれているのに加え、その質を向上させるために講演を聴講しに行ったり、独学で勉強をしていたこと、知らなかった。

寮生や日吉組が夜な夜な氷をタンクに詰めてくれていること、知っていた。
寮生や日吉組が夜な夜な氷をタンクに詰める仕事にじゃんけん制度を導入し、雑用ともとれる仕事に少しでも前向きに取り組めるようにしてくれていたこと、知らなかった。

他にも、グラマネになって初めて知れたことはいっぱいある。

大次郎、村重、計盛、小野、ユンギ、(山中)あたりが男子大学生の手作りとは思えないほど高いクオリティの横断幕を長い時間かけて制作してくれていること
入江、朋希が1日も欠かさずトイレ掃除をしてくれていること
昂大が大量のバナナを持ってきてくれていること
貝田が入部当初からは見違えるほどのブレイクスルーを見せてくれたこと
朝井、居郷が積み込み、下ろしの効率化を図るために取り仕切ってくれていること
小倉(彩)が嫌な顔一つせずにビブスを縫ってくれていること
瑞貴が個人特徴映像を見やすくするために印をつけてくれていること
竹島が自身のサッカー経験を活かして献身的にボール拾いをしてくれていること
大下が夜な夜なSB勢に向けてMTGを開催していること
大知が審判派遣の統括をしてくれていること
響、小谷が選手としての悔しさを押し殺して応援のために買ってきた太鼓を夜な夜な運んでくれていたこと
大貴が未来のソッカー部員のために尽力してくれていること
森田が妖精に転生してくれたこと
千葉がひそかに所のランドリーを掃除してくれていること
米田が自チーム班改良のために案を考えてくれていること
柊治、石田が組織のフィジカル向上のための提案をしてくれて、オフを返上してまで知識を吸収してくれていたこと
今井が主体性を発揮して学年のサッカーレベル向上のために自らMTGを開催できるようにまで成長してくれたこと

ぱっと思い浮かべただけでも、これほど多くの人の利他行動が出てくる。形は違えどそれぞれがソッカー部のために行動してくれている。それをもっと深くまで知ってほしい。そうすれば自然とその人たちのために頑張ろうって思えるし、それを知れば知るほどその原動力は大きくなっていくから。ソッカー部を選んだみんなには、ソッカー部員らしい強さを持ち合わせてほしい。

 

誰かのために汗をかける「ソッカーの体現者」であれ。

 


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そして、日体戦に向けて。
勝利のために、全員で一心不乱になろう。

4年生、あの日不可能とまで思っていた「優勝」がもう目の前にあるぞ。最後まで責務を全うして必ずつかみ取ろう。
3年生、君たちが渇望していたステージまであと少し。いつも通り最大限力を貸してくれ。
2年生、成長度No.1の学年として、最後の最後、これまで以上のブレイクスルーを見せてくれ。
1年生、実感が湧きづらいかもしれないけど、4年を信じて最後までついてきてくれ。必ず君たちの未来に繋がるから。


何があろうと、前を向き続けよう。
俺たちが積み上げてきたものを、会場にいる人全員に見せつけよう。
歴史に名を残すシーズンの締めくくりとして、ふさわしい振る舞いをしよう。
試合終了の笛が鳴り響くその時まで、ファイティングポーズを取り続けよう。


そして必ず、「総和で勝とう」。
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締め切り時間も過ぎてしまっているのにもかかわらず、長々と拙文を連ねてしまいましたが、ここからはこれまで私を支えてくださった方々への感謝、同期や後輩へのメッセージを述べさせていただきます。

〇社会人スタッフの方々へ
選手としても、グラマネとしても三流だった私に手厚くご指導いただきありがとうございました。

中町監督
間違いなく私がこれまで出会った人の中で1番かっこいい方だと思います。サッカーに対する考え方だけでなく、大人としての余裕やカリスマ性など、私とは対極の存在として、多くのことを学ばせていただきました。中町さんのもとでプレイヤーとしてサッカーをできなかったことだけが唯一の心残りです。ありがとうございました。

淺海前監督
今の私があるのは紛れもなく友峰さんのおかげです。特に昨年は組織をマネジメントする者として、ソッカー部を支える者としての礎を築くことができました。自分の中で少しでも緩みが生まれそうになった時、友峰さんにいただいた言葉を思い出して厳しさを保つようにしてます。ありがとうございました。

テソンさん
B1時代から大変お世話になりました。サッカー面では主にDFとしての個人戦術や個人技術を、それ以外の面でも、ソッカー部の漢として大事なことを学ばせていただきました。また、ソッカー部OBとして様々な場面で道しるべを示してくださり、ありがとうございました。

刀野さん
共に合宿所を守る者として、社会人スタッフの方々の中で最も多くの時間を過ごさせていただきました。プライベートを削ってまでも選手のことを考える姿勢、一コーチングスタッフとして大変参考にさせていただきました。ありがとうございました。

宮川さん
私がサッカーの楽しさを思い出すことができたのは、間違いなく宮川さんのおかげです。宮川さんから学ばせていただいたサッカーに対する知見や人生の教訓は、いつでも見返せるように今でも私のメモにピン留めされていますが、見返す必要もないほど深く刻まれています。ありがとうございました。

〇先輩方へ
存在感が全くなかった私も、少しは成長することができました。先輩方のご指導なしでは間違いなくここまで来ることができなかったと思います。

創太くんへ 去年は創太くんの超人っぷりに刺激を受け続けた日々を過ごせました。今でも自分の仕事のできなさに嫌気が差すことも多々ありますが、いつかは創太くんのようにスマートでかっこいい大人になれるよう精進します。

笹くんへ 笹くんの背中を追い続けていたら気づいたら優勝目前まで来れました。全てを背負う笹くんの背中はそれほど大きかったし、今でもおれの目標です。

 

〇後輩へ
本当なら全員に向けて綴りたいと思うのですが、あまりにも長文になってしまうため、絞らせてもらいます。もしメッセージ欲しい人がいたら言ってください。

雄大、惠風、真之介、純太、大下、昂大、亮友、文矢、宗悟、ユンテへ
来年以降のソッカー部は君たちにかかってます。ポスト紘生を虎視眈々と狙う雄大も、パーソナルエリアに土足で上がり込んでくる惠風も、入部当初の尖りが丸くなりつつある真之介も、着々と成長を進行させ続ける純太も、日に日に視座が高くなっていく大下も、最近調子がいいらしい昂大も、寮食で毎回嬉しそうに近くに座ってくる亮友も、いいやつすぎる文矢も、最高のトレインメイトの宗悟も、ブログに最低4行くらいはメッセージを書いてくれと伝えてくるユンテも、大好きです。来シーズンのみんなの力がどれほど成長しているか、楽しみにしてます。

大志、響、正大、瀬戸、碧意あたりへ
知識も経験も浅いおれをコーチとして頼ってくれてありがとう。実はみんなからの質問に答えるためにコーチングスキルをこそこそインプットしまくってました。成長意欲の強い君たちの期待に応えることが自分の中で大きなモチベーションでした。

健人へ
TEAM2024の一員として、最終節を共に迎えられないことは大変惜しいですが、異国の地で戦う健人にいつも勇気づけてもらってます。寂しすぎるあまりに定期的に絡んでくるせいか、こちら側は誰1人として寂しさを感じていません。まだエースストライカーとしての地位を確立できていないようですが、どうせ気付いたら健人が健人してる姿を見せてくれること、期待してます。

〇マネージャーたちへ

まずは友香。同期マネージャーがいない中、想像を絶する責任や孤独との戦いだったと思います。それでも最後までおれらを支えてくれたこと、本当に感謝してるし、こんなにも強い友香の同期でいられることが大変誇らしいです。最後まで拘りを追求し続けてください。

後輩たち、私のマネジメント能力の低さから、たくさん𠮟ってしまい申し訳ないです。来年からはおれより怖い紳にたくさん叱られると思うので、身構えとくように。冗談抜きで今シーズン、リーグ昇格・全国出場を達成できたのは間違いなくその礎を君たちが築いてくれていたからです。人工芝張替工事期間中や遠征期間中は、頼りっぱなしになってしまいました。本当にありがとう。岡﨑はロマンと熱狂を追い求め続けて。関梨はみんなの支えとなる笑顔を忘れないように。竹島は少し休むことを覚えるように。貝田は芯にある責任感を大事に。小林はもっと柔軟に。林心は手際の良さを極めて。寺田はもっとがめつさを出すように。小倉は素直で居続けてくれ。関海は自分の原動力を大事に。マネージャーじゃないけど、ソッカー部に新しい風を吹かせてくれた藤川は今後その風圧を強められるよう頑張れ。そしてその風で自分の灯火をどこまでも大きくさせてください。

〇愛する地元の親友たちへ
グラマネに転向してからはほとんど集まりに顔も出せなくなってしまいごめんなさい。みんなと過ごす時間を捨てる選択をしたからこそ、みんなの存在のありがたさを痛感することができました。早慶戦観に来てくれてありがとう。これからもよろしく。

〇同期へ
おれをグラマネに選出してくれて、最後まで隣で支えてくれてありがとう。日頃から伝えすぎているので改まって伝えることは他にありません。

〇スタッフ部屋の住人達へ
由祐は一人前のスタッフになったら書き足しときます。対話でも伝えたけど運営担当はソッカー部の基盤を作る重要な役割です。選手兼任のスタッフとして、ソッカーを体現してください。

空閑 ハードワークできるというストロングを活かし続けて。惜しみなく自分のエネルギーを組織に費やす空閑のことを後輩ながら尊敬しています。

智也 特にこの1年は智也の成長に驚かされました。智也の組織に対する貢献意欲が日に日に強くなっていく過程を見れたこと、めっちゃ嬉しかったです。

左貫 大きな責任を背負う左貫に刺激を受け続けました。強すぎる責任感に押しつぶされないように気を付けて。左貫がTOPのスタメンに名を連ねる日を楽しみにしてます。

大知 最近伝え続けていることが全てです。トレーナーという枠に収まることなく、学生スタッフとして常に批判的視点を持ち続けて。

悠河 二刀流のロマンを追うことの難しさに必ず直面することがあるかと思うけど、同期を頼るように。君の隣には岡﨑という名の相棒がいつでもついてきてくれます。

眞木 ネガティブな気質が多いスタッフ部屋の中を照らしてくれてありがとう。グラマネとして自分に何ができるのかを考え続けて。ソッカー部においてアンダーカテゴリーを引き上げることは最重要ミッションの1つだと思うから、自覚と責任を持ちつつ楽しんで。

紳 TOPチームグラマネの後輩として、めちゃくちゃ頼りになりました。嫌われ役を買うことをいとわない芯の強さ、尊敬してます。来年ソッカー部が1部で掲げた目標を達成できるかどうかは紳にかかってます。思考力を活かして導いてください。

鬼丸 4年間で1番進化を遂げたのは鬼だと思います。鬼丸がおれらの代の最初のスタッフとして出てきてくれたから、学年としてこれほどまで成長できたのだと思います。これからもソッカー部で見出した自分の活かし方を存分に発揮して愛され続けてくれ。

勝木 何度も伝えてるけど、考え続けるように。思考を止めたら勝木の良さも消えてしまうと思うし、考え続けることで勝木の献身性はより活かせるはずだから。

豪 4年間、いついかなる時も豪が隣に居続けてくれたおかげで最後までやり抜けそうです。豪がおれに「一緒にチームを支えよう」と言ってくれたからグラマネになる決断を下すことができました。本当にありがとう。

凌万 一緒にグラマネをやってくれてありがとう。凌万自身の役割を全うしてくれた上に、おれの足りないところまでも埋めてくれるキャパの広さにとても助けられました。お互い最後までやり切ろう。勝って泣こうぜ。

茅野 誰よりも熱く、泥臭く、全力でサッカーをする茅野のプレーに何度も救われたグラマネ人生でした。去年の後期平成国際戦は俺の中でも一生忘れられない試合です。当時と比べて「BK!」や「スリーオン!」など鳴き声が聞こえなくなった代わりに、チームを鼓舞する声ばかり聞こえるようになったのが茅野の今シーズンを表しているように思います。

紘生 誰よりも頼れる主将として、チームを引っ張ってきてくれてありがとう。今シーズンの攻撃的なサッカーは、紘生の後ろからの支え抜きでは確実に成り立っていなかったし、前線の選手たちも紘生が後ろにいてくれたからこそ安心して任せきれてたからこれほど得点を重ねられたんだと思います。最終節、必ず無失点で抑えて、紘生の4年間を結果で証明してくれ。

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いよいよこのバトンをアンカーに渡す時が来ました。
主将、山口紘生は、私がこの世で最も信頼を置いている人間です。きっとこれからも困ったことがあれば私はまず紘生に相談することでしょう。十全十美、才色兼備、完全無欠。完璧すぎる彼の口からは弱音を聞いたことがありません。特にこの1年私は紘生に支えてもらってばかりで、何か1つでも彼の支えになることができたのか、正直自信がありません。それでも私は、茅野と二人三脚でチームを統率し、先導してくれる紘生のために、すべての責任を背負う紘生の背中を少しでも支えられるように、そんな想いで日々の活動に注力してきました。4年間体を張って慶應を支え続けてきた「ソッカーの体現者」である紘生でならば、きっと私の言葉も力に変え、日体戦も勝利に導いてくれることでしょう。普段自分のことについて多くは語らない紘生は、最終節を前にして何を綴るのか。楽しみにしてます。紘生、頼んだよ。

《NEXT GAME》
11月16日(土) 関東リーグ戦 最終節 vs日本体育大学 @日本体育大学横浜・健志台キャンパスグラウンド 14:00キックオフ

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