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2024.11.08 引退ブログ

「仲間」(内藤豪)

平素より大変お世話になっております。
今シーズン主務を務めております、法学部法律学科4年の内藤豪です。

鬼丸紹介ありがとう。
一つ言っておきます。膝にテーピングを巻いてるのは決して歳のせいではないです、勝手なことを言いふらすのはやめてください。
鬼丸は選手、運営担当としてソッカー部を支えてきた苦労人です。鬼丸がいなかったらチームは試合に出場できません、本当にありがとう。
そしてどんなにきつくてもいつも笑顔の本当にいいやつです、気付いたら全く面白くないことにも一人で笑ってます。
最後に期待を込めて、ぜひ「ドンッ」という効果音とともに「春日部産右足一閃」を見せてくれ。

鬼丸の話はさておき、ついに卒業ブログが自分の番を迎えてしまいました。毎年偉大なる4年生のブログを読み、彼らの生き様に心を動かされ、モチベーションにしていた自分がいます。
この一か月、同期たちから公開日になってから送られてくる熱く、深いブログをチェックしながら自分は何を書こうか、なんて考えていました。
ソッカー部一色に染まった4年間も残り数えるほどとなった今、自分に素直に、率直にこの4年間で感じたことを綴りたいと思います。
少しだけ時間をいただけると幸いです。

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11/16(土) vs 日本体育大学

この試合が終わった時、どんな結末であれ「素晴らしい4年間を過ごすことができた」と胸を張って言うことが出来る。
最高の同期、尊敬できる先輩、生意気だけど頼りになる後輩、信じてくださる社会人スタッフ、気に掛けて支えてくださるOBの方々、遠方まで応援にきてくださる保護者の方々がいる。
挙げればキリがない程の人たちに支えられてる、こんなにも恵まれた組織で過ごした4年間という時間がどれだけ尊いことか。
大学4年間という貴重な時間をソッカー部に捧げる、この決断をした当時の自分を心の底から誇りに思う。

 

 

「フォワードとして関東リーグ、早慶戦に出て活躍するんだ」こんな決意をもってソッカー部の門を叩いた。

開幕節の国士舘戦、3節の早稲田戦にフォワードとして出場させていただいたものの、1部の屈強なディフェンダー相手になす術もなく、それ以降はメンバーに入ることすらなかった1年目。ひたすらに練習に励み、仕事集をして、下田、砂浜、砧公園を走り回った。
初めての砂浜ランの時、紘生と健が怪我で参加しない中、上級生に混ざって1年生一人で走ったときの寂しさと練習前に食べた大戸屋の味は一生忘れることはないと思う。確か二人は笑ってた。
今振り返っても自分のことに精一杯で関東1部で苦しむ4年生を傍から見ることしかできていなかったが、彼らの組織に向き合う姿勢を1年生の頃に体感できたことが確実に今に繋がってる。

 

迎えた2年目、天皇杯からTOPチームで出場する機会を得ることが出来た。
与えられたポジションはボランチだったが、そんなことは正直どうでもよかった。選手として試合に出場してチームに貢献できることが何より嬉しかった。
早慶戦にも出場した。
部員の想いを背負い、大観衆の前で戦う。憧れ続けた舞台がそこにはあり、幸せな時間だった。ただ、そんなに上手くいくわけがない。チームは気づけば降格争いをし、最後は入れ替え戦の末に3部降格。選手として何か出来たわけでもなく、後悔だけが残った。
具体的な内容までは覚えていないが試合後に当時の主将と話した、その時「後悔しないように全てに挑もう」そう心に誓った。

 

3年目。同期から様々な言葉と信頼を受け、自らを縛るかのように副務になる決断をした。
この役職を担うことでサッカーに影響が出ることなんて最初から分かりきってた、でも誰かがやらなければいけない仕事であって、誰かがその責任を担わなくてはならない。
同期からの期待と責任を背負い、チームにプラスを生み出し、誰かが苦しまずに済むのであれば自分がやろう。
そして何より、この機会に自分を変えなくてはこれから先ずっと変わることができない、絶対に後悔する。なぜかこの時そう強く思ったのを覚えている。

この年はもう一つ大きな頑張る理由ができた。
同期二人が新たな形でチームに貢献するためにサッカーを辞めた。
自分がやること、できることに何か変化が起こるわけではないがとにかく二人の決断を後悔で終わらせてはいけないとディフェンダーとして身体を張った。
チームは入れ替え戦の末、2部昇格。
やっとチームに貢献できた実感と確かな自信を持って最終学年を迎えた。

 

4年目は本当にここまであっという間だった。
延世定期戦から始まり、人工芝張り替え、沖縄合宿、関東開幕、アミノバイタルカップ、神戸定期戦、早慶サッカー定期戦、総理大臣杯、そして関東リーグ後半戦、前節の城西戦では1部昇格を決めることが出来た。
気づけばあと8日、残り2節。

 

 

ここまで来て振り返ると自分のイメージしていたソッカー部生活とはかけ離れた4年間を送っている。
2部降格、3部降格、2部昇格、1部昇格を経験し、フォワードをやっていたかと思えば今ではサイドバック、ましてや主務を担っているなんて全く想像していなかった。
こんな経験をしてきた私からは大切にしてきた二つのことを伝えたい。

 

「自分の強みを見つけて活かし方を知ること」

 

「アンテナを高く張り続けること」

 

皆にとってこれが必要なことかは正直わからないが、これからのソッカー部を担う誰かが変わるきっかけ、ヒントになってくれればそれほど嬉しいことはない。

 

◯自分の強みを見つけて活かし方を知ること

私がなぜ関東リーグの舞台でサッカーエリートたちとそこそこに渡り合えているかと考えたら、それは強みである身体能力の活かし方が他の人たちより少し上手いからだと思う。
ただ身体能力が高いだけのプレーヤーと差別化を図らなくてはチームを助けることはできない。
身体の向き、予測、走り出すタイミングなど、強みである身体能力を活かす要素はいくらでもある。
皆にもそれぞれ絶対的な強みがあるはず、その強みを活かす方法を日々の練習で探してほしい。
ピッチ外も同様に自分の強みを活かせると思う役割、行動にどんどん挑戦して欲しい。

「ソッカー部にスポーツ推薦は無いがそれが負けていい理由にはならない」紘生とか茅野がよく言っているが、間違いない。
スポーツ推薦の無いチームがスポーツ推薦しかいないようなチームを倒す、これほどロマンがあって爽快な瞬間はないと思う。そのためには他のチームよりも考えて日々を過ごし、成長速度で上回らなければならない。

ピッチ内外で勝利から逆算して考え続けた先に結果がついてくる。

 

◯アンテナを高く張り続けること

ソッカー部での生活を送っていれば、グラマネ、運営担当、マネージャー、リサーチなど多くの人の支えがあって活動が成立していることは何となくは理解していると思う。
彼ら、彼女らのような人たちの貢献、犠牲に目を向けて自らの活力にすることは誰でもできる。ただ、もう一個か二個、踏み込んでみて欲しい、見えやすい部分だけ見て満足しないで欲しい。また違った景色が見えてくる。

4年生一人一人が何を考えて、何に悩み、その悩みを押し殺してまでピッチでチームを引っ張ろうとする姿がどう見えるか。
TOPチームで闘う者には彼らにしか分からない重圧があって、Bチームで闘う者には彼らにしか分からない葛藤や苦しみがある。
隣を見れば同期が、成長しよう、自分の役割を全うしようと一心不乱に取り組んでいる姿がある。

アンテナを高く張ってチーム、個人について知ろうとすること、理解しようとすることでしか辿り着くことの出来ない仲間の姿が見えてくる。
この仲間の姿を知っているからこそ、厳しい要求が出来るし、厳しい要求を受け入れることが出来る。
きつくても一歩を出すことが出来る。
仲間が試合で闘う姿を本気で応援することができ、勝利を心の底から喜ぶことが出来る。

ほんの小さなことからまず始めてみるといい、きっと誰かがその努力を認めてくれる日が来る。

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偉そうに長々と書きましたが、優勝という目標は成し遂げてないし、あと8日残ってます。

最大限を尽くし、役目を全うします。

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ここからは感謝を述べさせていただきます。
関わってくださった全員に感謝しています。
皆さん本当にありがとうございました。
これからもどうかよろしくお願いいたします。

 

社会人スタッフの皆様
皆様の愛ある指導のおかげでここまで成長することが出来ました。
ありがとうございます。
あと残り少ないですが、全てを懸けてやり切ります。

中町監督
中町監督の元で1年間ソッカー部生活を送ることができてとても幸せでした。中学生の頃ボールボーイをしながら見ていた選手に指導していただけると知った時の高揚感は忘れません。一つ一つの発言、行動、立ち振る舞い、全てから学ぶことだらけでした。主務としてもプレーヤーとしても全く期待に応えることができませんでした、これから先も精進します。
ありがとうございました。

淺海前監督
3年間でソッカー部員としてあるべき姿を示してくださり、ありがとうございます。これから先、これ以上きついことがあるのかと思うほど、厳しい毎日でしたが人として一回りも二回りも成長することが出来ました。
ありがとうございました。

 

紘生、茅野
今年のこの結果は二人のおかげだと心の底から思う。二人がピッチ内外で引っ張り上げてくれたからここまで全員でやって来れた、本当にありがとう。
二人にはもう少しお世話になると思います、頼みます。

一葉、凌万
ありきたりな言葉だけど二人がグラマネで本当に良かった。チームのために身を捧げる姿を見て、何があっても頑張ろうと一歩を踏み出すことができた、本当にありがとう。
また4人ではま寿司、元盛、行けてない焼肉でも行こう。

友香
選手として主務としてここまでやって来れたのは友香がいてくれたからだと思ってる。
同期マネがいなくて1人で大変だったと思うけど友香がいなかったらチームは絶対回ってなかった。本当に助かりました、感謝してもしきれないと思うけどありがとう。
もっと長く書きたいけど普段から会うたびに感謝を伝えまくってるのでこの辺で割愛させてください。

同期のみんな
変な人が多いけど、人のため、自分のために努力できるみんなを尊敬してます。一人一人のチームに向き合う姿が自分の原動力でした。
みんなとの日常が無くなると思うとさみしさで涙がこぼれそうです。それくらい皆との時間は最高でした。
この代でソッカー部生活を送れて本当に楽しかった、本当にありがとう、これからもよろしく。ラスト全員でもうひと踏ん張りしよう。

笹くん、創太くん、健翔
無事かどうかはわからないけど役目を全うできそうです。今になって4年生の偉大さを感じてます。
皆さんとしか分かり合えなそうな事がたくさんあるのでぜひ一葉と凌万と一緒にご飯に連れて行ってください。

辻野
君のような真面目で賢い人が副務になってくれて本当に助かりました。
サッカーも上手で仕事もできる、なんて優秀なんでしょう。君のような人間が主務であれば来年は安泰で間違いないと思います。
ただ、もう少し泥臭くやることを覚えた方がいいと思います。それともう少し部員に対する愛想をよくすることも、怖がってる下級生がちらほら。
対人の相手は探してください。
何か困ったことがあれば、いつでも連絡待ってます。友香はブログであんなこと言ってたけど意地でも連れていきます。
本当に助けられた、ありがとう。応援してます。

紳、眞木
紳は愚痴のはけ口、いじる相手がいなくなってさみしいと思うけど話ならいつでも聞きます。永田のお世話とかいろいろ頑張って。
眞木は何だろう、たぶん大丈夫そう。空閑がたまに死にそうになってるので頑張りすぎないようにだけ頼みます。最上級生として考えることはたくさんあるだろうけど、同期を頼りながら頑張って。

マネージャー
急な頼みにもすぐに対応してくれてありがとう、皆の活躍も原動力の一つでした。
俺と一葉と凌万と友香がマネ部屋にいると作業に集中できなかったと思います、ごめん。
みんなにはみんなにしかわからない苦しみがあると思うけどみんながいなかったら組織は回らないので自信を持って日々過ごしてください。みんなの頑張りがきっと誰かの原動力になるし、マネージャーだからこそ見える景色があると思います。
個人名を挙げることに対してものすごい期待を背負っていますが、ここでは割愛させてください(個人宛で送るかも)。話ならいくらでも聞きます。
本当にありがとう、皆なら絶対やれる、頑張って。

東伏見方面の皆様
まさか4回も試合をするとは思っていませんでした。
因縁の相手でありながらともに準備するというよく分からない関係ですが、楽しかったです。
ありがとうございました。

駒こーずたち
引退したらソッカー部内での駒澤出身者の立ち位置が危ぶまれそうで心配です。
純太がいるからまだ大丈夫か。
塾高、久我山、桐蔭と並ぶ勢力として期待してます。
忘れてました、ご飯に行きましょう。

惠風
中学の時から変わらないサッカーに向き合う姿勢は本当に尊敬してます。最近はチームのことにまで手を伸ばし始めて、この点は中学の時からは考えられません。
来年は1部の舞台で躍動することを期待してます。
いつでも呼んでくれれば慈英と共に藤沢のドマに向かいます。

太晟、伊吹、川名、真生、瀬戸
みんなが関東の舞台で活躍することを期待してます。頑張って。
ご飯に行きたいなら早く日程調整してください、特に真生と瀬戸。

大下、昂大、かず、成貴、斡汰
刺激しあって1部の舞台で活躍してください、期待してます。

両親

何不自由なくサッカーをやらせてくれてありがとう。
サッカーのコミュニティで楽しそうにしてるのを見るのが嬉しかったです。


いつもご飯を作ってくれてありがとう。
18年間サッカーを続けるための最善のサポートをしてくれてありがとう。

二人の楽しみを作れて本当に良かった。
どんな場所でも試合を二人で見にきてくれてありがとう。
一旦ここまで支えてくれて本当にありがとう。
次はゴルフで二人を追い抜くことを目標にします。
多分すぐ抜けそうだからたくさん練習してください。

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次のブログは菊田凌万です。
彼とはスタッフとして多くの時間を共にしてきましたが、彼が時折見せるグサッと刺すいじりと韓国遠征帰りの私たちを羽田空港まで迎えに来てしまうほどさみしがり屋なかわいい一面があるところが大好きです。
グラマネとしてBチームを率いながら、TOPの活動にもほとんど全てに帯同するタフな姿はソッカー部員の皆が尊敬するところでしょう。
普段あまり多くを語らない凌万が何を綴るのか、ものすごい楽しみです。
凌万、頼むよ。

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11月10日(日)関東リーグ戦 第21節 vs神奈川大学 @神奈川大学中山キャンパストラック内フィールド 14:00キックオフ

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