お問い合わせCONTACT
MENU

BLOG

部員ブログ

背景

2024.10.25 引退ブログ

「狂咲」(入江修平)

平素より大変お世話になっております。
法学部政治学科4年の入江修平と申します。

友香、紹介ありがとう。
初めに1つだけ。「バカ娘」は冗談じゃん。株が下がるからやめてください。
あと準備だけは早くしてね。別に全然怒ってるとかじゃないけど。
自分で言うのも何ですが、4年間だいぶお世話したと思います。実にバ…、いや、手のかかる大変なマネージャーで本気で心配させてくることもしばしば。
それでも、早慶戦の前日練後、何かを察知したのか、いつもの感じで話しかけてきてくれるような、とっても優しい人です。
引退後も少しは面倒見てあげます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

本題に入ります。
色々考えましたが、率直な想いを記したいと思います。
大した内容ではありませんが、お手隙の際に読んでいただけたら幸いです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「ソッカー部人生を通じて何かを得ることができただろうか、成長できただろうか」

今年はこんなことをよく考えた。
現状の立ち位置が昨年思い描いていた理想とは程遠く、終わりが近づくにつれ色々と考えてしまうことも相まってだろう。

“今はとにかくサッカーに没頭し、全てが終わって振り返った時に初めて何を得て、どう成長し、それがどう今後の人生の糧になるかなどと考えるのがいい。だからこそ、今は結果がついてくるかどうかは分からないが、できることを全力でやらないと勿体無い”

いつかの練習帰り、電車で主将と柄にもなく真面目な話をした時にこんな感じのことを言っていた。
やけに説得力のある話に、こいつ相変わらず視座が高くて鼻につくな、などと感じながらも、「とりあえず今、もっと頑張ろう」と思ったような気がする。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

この言葉通り、今まで頑張ってきた。
特に今年はなかなか結果がついてこない中でも、自分なりにもがき続け、なんとか踏ん張ってきた。

「この苦しい時にもがくことが自分の成長に繋がる、結果に繋がる。」
「自分がやっていることは決して間違っていない。はずだ。」

こう自分に言い聞かせながら過ごす毎日。
ただ、周りの同期を見渡すと、ピッチ内で結果を出し、チームに勝利をもたらす人。あるいはピッチ外で唯一無二の存在価値を発揮し、チームに貢献する人がいた。
それぞれがそれぞれの場所で躍動していた。

かたや自分が発揮する価値はというと、「練習で声を出すこと。」
これも大事な貢献の仕方だと言ってくれる人もいる。
でも、自分ではそんな風に思えるわけもない。
不甲斐なさを痛感する日々だった。

パフォーマンスも全く上がらない。
決してチャンスがないわけではなかった。ただ悉く逃しただけだ。

アミノバイタルカップ、城西戦。今シーズン初の公式戦。
昨年はチャンスを掴んだ城西戦だったが、今年は散々。
自分のところで何度もやられ、失点に関与。皆に助けられ、なんとかチームはPK戦の末勝利したが、見事に足を引っ張り、監督からの期待を完全に裏切る結果となった。

劇的勝利を収め、チームが祝勝ムードに包まれる中、ただ1人ベンチに座り、自らのミスを一つひとつ思い返す。

悔しくて涙が止まらなかった。

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 「何のためにここまで頑張ってきたのか、何のためにサッカーをしているのか」

ソッカー部には日々寝る間も惜しんで選手達のために働いてくれる人達がたくさんいる。そんな中で自分は好きにサッカーをやらせてもらっている。それなのにこんなことを言っていいわけがない。甘え以外の何物でもない。
そんなことは分かっていた。
それでもこれが頭から離れない。

果たしてこの日々を通じて本当に成長しているのだろうか。
自分だけが置いて行かれているのではないか。
ソッカー部の素晴らしい環境を無駄にしたのではないか。

こんな漠然とした不安を抱えずにはいられなかった。
「とりあえず今、もっと頑張ろう。」
言うは易しだ。

気付けば黒服を着てメンバーをサポートする試合がメンバー入りした試合数を優に超えた。

このまま終わるのかと諦めそうになる日もあった。

でもそんな時、同期の姿に勇気をもらった。

土曜のメンバー発表後、自前の紫色チューブを担いで1人ジムに向かう慈英や、月曜日の朝からクリア練習をする鬼丸、Bチームで体を張り続ける藤井の姿だ。
自分が情けなかった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「負けてたまるか」

ここで折れたら何も残らない。
期待してくれた方に合わせる顔がない。
信じて応援してくれた人に合わせる顔がない。
4年として、後輩達に合わせる顔がない。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ここでこれまでのサッカー人生を振り返ることはしないでおく。
そんなことは全てが終わってからいくらでもできる。
今は僅かではあるが、残された時間がある。
残りの1分、1秒に全身全霊を捧げよう。
魂をぶつけよう。

あと22日。

やってやろうじゃないか。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

最後に、

社会人スタッフの方々、
自分のことを最後まで見捨てず、信じてくれてありがとうございます。残り僅かではありますが、姿勢で示します。結果で示します。自分に遺せるものは全て遺します。

淺海前監督、
叱っていただき、ありがとうございました。
自分を信じて起用していただき、ありがとうございました。
結果で恩返しすることができず、申し訳ございません。最後の1日まで、闘い続けます。

髙橋コーチ、
入部当初から目をかけていただき、ありがとうございました。
残りのセットプレー、全てに魂を込めます。

先輩方、
大変お世話になりました。数々の無礼をお許しください。
皆さんのおかげで部室での時間が最高に楽しかったです。とても感謝しています。
宮崎、次もお肉が食べたいです。

後輩達、
来年が心配です。
「修平に心配される筋合いはない」と言ったそこの立石、藤平。心配なのはお前たちのことだ。
可愛い後輩たちにはこれからもご飯をご馳走します。
なので、縦割り会は開催されないでしょう。恨むなら五十嵐と岡田を恨んでください。
大下、あとはお兄さんにまかせろ。

同期、
皆が同期で良かった。
ありきたりな言葉ではあるが、心からそう思う。
皆とピッチ内では切磋琢磨し、ピッチ外ではじゃんけんで騒ぎ、飯を食い、茅野や勝木で遊び、そんな毎日は大切な思い出です。
引退後もよろしく。
根津君よ、言霊ってあるからね。

慈英、
心から尊敬しています。
中々苦しかったけど、それももう残り僅か。
最後、2人で意地を見せよう。

アザミネーゼのおふたり、
やっぱりあの墓に一緒に入るのはいかがなものかと思う。
まあとりあえず明日もジム行こう。最近サボりがちなそこのガリガリ。
引退したら3人で“彼”を見つけに行こう。

両親、
手のかかる息子で申し訳ない。
大変お世話になりました。
何から何まで、ありがとう。
もう少し大人になって、面と向かって感謝が伝えられるようになったら、また直接伝えさせてください。
親孝行もします。
最後にユニフォームを着て、試合に出る姿を見せられるように頑張ります。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

お待たせいたしました。
次のブログは、我らがピッチ外キャプテンこと堀溝大貴(4年・暁星高)です。
彼も友香同様、人を本気で心配させることを大変得意としています。ブログの順番が発表され、この2人に挟まれていることを知った時、何かを悟りました。
そんな堀溝君、とにかくモラルオフサイドの回数が多い。
日常会話の節々に仕掛けられた巧妙な罠に見事に引っ掛かり、いつも部室にたくさんの笑いをお届けしてくれる。
そんな堀溝がブログで何を綴るのか。真面目な話ができるのか。そもそも文章が書けるのか。楽しみです。
さあ、紹介文はだいぶマイルドにしておきました。
是非返しの紹介も程々にしてもらって、人類の頂点こと村上大先生に一矢報いることだけに全神経を集中させて欲しいところです。
乞うご期待!

《NEXT GAME》
10月27日(日)関東リーグ戦 第19節 vs早稲田大学 @慶應義塾大学下田グラウンド 14:00キックオフ

WHAT'S NEW

新着情報