2024.08.20 部員ブログ
「3年目の変化」(辻野悠河)
平素より大変お世話になっております。今シーズンの副務を務めます、商学部3年の辻野悠河と申します。副務になって以降、同期の個性的なマネージャーたちに支えられていることを痛感する毎日を過ごしています。彩夏(3年・慶應義塾湘南藤沢高等部)はマネ部屋随一の仕事人で、LINEでの会話は全て業務連絡とい うくらい頼れる仕事人です。それと、いつも岡﨑(3年・慶應義塾高)と梨帆(3年・香蘭女学校高等科)の相手に疲れた時に彩夏が居てくれて助かっています。梨帆は常に笑顔で、マネ部屋を明るくしてくれます。ただ、協賛企業を訪問した時に隣でずっと笑顔のままやり過ごした時は驚きました。岡﨑は「超」が付くほど熱苦しいですが、私にとって同期の男子マネージャーの存在は大きいのかもしれないと感じています。来年は私の右腕になってくれると期待していますが、梨帆との漫才は外部で披露せずマネ部屋でとどめるようにしてください。
さて、初めてのブログで何を書こうか迷っていましたが、早慶戦が1週間後に迫っているということ で、早慶戦への率直な想いを書かせていただきます。
これまでの私にとって早慶戦はどこか遠いところにあるものだった。慶應の内部生でもなく、出身も関東から遠く離れた山口県の私は、ソッカー部に入部するまで早慶戦を知らなかった。ソッカー部に入部すると、多くの部員が早慶戦に憧れて入部を決意し、4年間を早慶戦のために捧げていることを知った。一昨年の早慶戦では、晋作くん(R5卒)が直前でスタメンを外れ、試合中に涙を流している姿を見て、それほどまでに早慶戦は特別なものであるのだと感じた。しかし、昨年までの私は早慶戦に対する想いはそれほど強くはなかった。私の中で早慶戦が特別なものではなかったこともあるが、早慶戦に出場することにあまり現実味がなかったことが大きな理由だった。私は昨年夏までBチームに所属していて、早慶戦のメンバーに入るどころか、TOPチームの試合に出たことすらなかった。早慶戦当日は割り振られた仕事をこなすだけで、気付いたら2年目の早慶戦までが終わっていた。同期が活躍する姿をスタンドから見ながら、その舞台に立てない悔しさよりも彼らのプレーに感嘆していた。4年間のうちにその舞台に立つ自身の姿を想像することができず、早慶戦はずっとどこか遠いところにあるもののように感じていた。
早慶戦に抱く想いに変化が起きたのは今年になってからである。今年は早慶戦の運営に関わることになった。11年ぶりに国立競技場で開催されることもあって、昨年より多くの準備が必要だった。毎週のようにミーティングを行い、ミーティングがない1週間があると逆に不安になるぐらいだった。早慶戦が終わったらしばらくミーティングは遠慮させていただきたいが、準備を進める中で私自身も今年の早慶戦に少しでも貢献したいと思うようになっていた。 自身の心境の変化のきっかけとして、早慶戦に特別な想いを持っているのは選手だけではないことを知ったのが1つだと思う。早慶両校の主務やマネージャーは半年以上かけて早慶戦を創りあげている。日々の日常業務の合間を縫って準備を進めるマネージャー、選手としてプレーしながらあれほどの大舞台を創りあげる主務の姿は多くの方々の目に直接映ることはないが、彼らのおかげで選手は最高の舞台でプレーするチャンスをもらっている。選手としてだけでは気付くことができなかった彼らの努力を目にする中で、早慶戦がいかに特別であるかを身に染みて感じ、いつしか早慶戦は私にとっても特別なものになっていた。
さらに、選手としても昨年より早慶戦に現実味を感じている。今シーズンは3年目のシーズンで、 ようやくTOPチームとしてシーズンをスタートすることができた。しかし、今年最初の早慶戦であった関東リーグ第4節では、1週間前の練習試合で膝の怪我を負ってしまったために出場することはできなかった。その時はチャンスを逃してしまったが、今回は怪我も癒えた状態で今年2回目の早慶戦を迎えることができる。今回こそは出場し、慶應の勝利に貢献したいと思っている。昨年までの私とは違い、今の私にとって早慶戦は目標として意識ができるものまで近づいてきている。目の前に迫ったこのチャンスを掴み取るために私は最大限の努力をし、8月25日、国立競技場に若き血を轟かせると誓う。
この度は、早慶戦に対する率直な想いを書かせていただきました。 まとまりのある文章となっているか不安ですが、最後までお付き合いいただきありがとうございまし た。
今後共、ソッカー部へのご支援とご声援の程、よろしくお願いいたします。
《NEXT GAME》
8月25日(日) 第75回早慶サッカー定期戦-早慶クラシコ- presented by アミノバイタル®︎ vs早稲田大学 @国立競技場 18:00キックオフ