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2024.07.22 部員ブログ

「21歳のフレッシュマン」(梅野真生)

平素よりお世話になっております。総合政策学部1年の梅野真生と申します。

入部して早々部員ブログを担当することとなり焦っておりましたが、数日前に患ったまさかのぎっくり腰で家から動くことができなくなってしまったので気長に書いております。

さて、早速ですが私は「21歳大学1年生」です。

ストレートに入学すれば大学1年生は18歳です。浪人、留年、休学。色々考えられます。ですが私の場合は高校卒業後、海外に1年半ほどサッカー留学をしていました。海外への憧れと厳しい環境に身を置くことで、より成長できると信じ、意気揚々と日本を飛び出していきました。そのまま海外でプロにでもなれると本気で思い込んでいました。大した実力、選抜歴、エリートなキャリアがあるわけでもない自分が海外でサッカーできたのは、両親の支援と、周囲の方々による多大なるサポートの結果でした。それにも関わらず、私は、この挑戦は実力で引き寄せた結果だとどこか勘違いをし、「このまま俺はどこまでもいける」と心の底から信じ切っていました。しかし、そんな世間知らずの挑戦は一切上手くいかず、1年半程であっけなく終わりました。

今からちょうど1年前、20歳にして私はやっと気付くことができました。サッカー選手としての能力は決して高くないことを。精神的に決して強い人間ではないことを。それでもそれまでつまずくことなく歩んでくることができたのは周りの人々・恵まれた環境によるものであり、自分の強さが故ではなかったことを。

一度気付いてしまえば、そこからサッカーを辞めるという決断をすることはそれほど難しくありませんでした。サッカー選手として成功できる可能性は低いし、世の中サッカーだけではない。世界を見渡せば面白い学問、人生を懸けて挑むに値する事柄は山ほどあるようです。何より、私自身やれることはやり切ったと自負していましたし、サッカーを辞めることに対する後悔は一切ないように思われました。

しかし、人生とは面白いものです。サッカーを辞めると決心した日々から1年経った今、私はソッカー部の一員として、2~3歳年下の同期たちと共に日々切磋琢磨し、あと4年を大学サッカーに、ソッカー部に懸けることを決意しています。

もしも1年前の今頃、大学サッカーで活躍する仲間と久しぶりに会い、彼らの話を聞くことがなければ、日本の大学サッカーで戦うことの難しさ、厳しさ、面白さに惹かれることはなかったでしょう。もしも、久しぶりに食事に行った、中学時代からの友で、私のサッカー仲間の中で誰よりもサッカーを自分のために楽しめる男、齋藤真之介(3年・FC町田ゼルビアユース/都立桜修館中等教育学校)の口から「組織のため」「組織愛」という言葉を聞かなければ、ソッカー部という組織に興味を抱くことはなかったでしょう。そして、もしも、たまたま早慶戦の映像を見ることがなければ、部員全員で全てを懸け戦うソッカー部に心動かされ、惹かれることはなかったでしょう。そして、ソッカー部の選手として、関東リーグで戦いたい、どこまで自分が行けるのか試してみたい、と思うことはなかったでしょう。黄色いユニフォームを身に纏い、ソッカー部の選手としてサッカーをしている自分を想像した時、久しく感じていなかった胸の高鳴りを覚え、すぐに本屋に赤本を買いに行ったのをよく憶えています。

幸運にも受験に成功し、この春からソッカー部の1年生になることができましたが、私はこの1年目を2度目のルーキーイヤーだと勝手に捉えています。1度目は高校卒業し外国に渡った年です。

2度目のルーキーイヤー、キーワードは「感謝」と「過程」です。

「好きなことを仕事に」「好きなことで生きていく」というようなことをよく耳にします。「自由に生きる」「挑戦し続ける」聞こえは良いです。しかし、人間1人では決して、好きなことを好きなようにやって生きていくことはできないですし、挑戦し続けることはできません。常に誰かの協力が必要になります。自由奔放に生きてきた私ですが、周りには常に私のわがままに協力してくれる人々がいました。いつも最高のサポートをしてくれる両親。刺激をくれる仲間。怪我の際や自主トレをサポートしてくれるトレーナー。少し特殊な経歴の自分を部員として受け入れてくださったソッカー部のスタッフの方々・先輩方。そして、日々愛ある年寄りイジリ(日に日にエスカレートしているように感じますが)で2歳年上の自分を仲間に入れてくれる同期たち。ここには書ききれないくらいたくさんの人々のおかげで幸せにサッカーができていることに感謝することを忘れてはいけません。

そしてもう1つ、過程を楽しむこと。あえて、目標は立てません。目標を達成できたか、結果を出すことはできたか、それは私がコントロールできるものではないからです。それよりも、過程にフォーカスし、日々の小さな変化・成長を楽しんでいきたい。

この2つを胸に、21歳大学1年生はフレッシュマンとして、誰よりも熱く、元気に、泥臭くソッカー部のために戦います。

長く拙い文章ではありましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
今後共、ソッカー部へのご支援とご声援の程、よろしくお願いいたします。

《NEXT GAME》
7月28日(日)関東リーグ戦 第12節 vs山梨学院大学 @慶應義塾大学下田グラウンド 18:00キックオフ

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