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2024.01.29 部員ブログ

「克己」(山口紘生)

ソッカー部での最後のシーズンを迎えるにあたり、入部してからの3年間を振り返ってみると、いかに自分が恵まれた存在であったかを再認識しました。個人としてもチームとしても上手くいかない時期の方が長かったように思いますが、ピッチの上でチームを背負って戦い続けてこられたことは、何にも変え難い経験でした。本当にたくさんの方々に支えられ、そしてチームに助けられ続けた3年間だったと、強く感じています。

そのため、同期からの投票で主将に就任することが決定した際、強い使命感に駆られました。誰よりも多くの人に支えられた分、その恩を「2部優勝」という結果で返すことが、私の存在意義だと考えています。

その「2部優勝」を果たすために、自分が主将として発揮できる価値とは何だろうか、と考え続けました。歴代の主将を振り返ってみても、私は酒井さん(R4卒)のようなカリスマ性があるわけでもなく、祐二朗さん(R5卒)のように一発でゲームを変えられる程のクオリティがあるわけでもありません。強いて言えば、献さん(4年・國學院大學久我山高)より喋るのがちょっと上手いくらいです。

そんな自分が主将として、この組織に何を残せるのか。

私は、誰よりもチームに向き合い、「慶應らしさ」を体現する存在であり続けたいと考えています。

1年生の頃、下田のグラウンドで新人戦に出場していた時のことです。その日はナイターの試合で、雨が強く降っていました。試合中にベンチから聞き馴染みのある声がするなと思い、ハーフタイムに戻ると、当時副将を務めていた凜太郎さん(R4卒)の姿がありました。雨が降っていて、しかも下級生しか出場していないナイターの試合に応援に駆けつけ、90分間ベンチで誰よりも大きい声でチームを鼓舞し続けてくれました。試合後、率先してテントの片付けをして帰っていく凜太郎さんの姿は、今でも鮮明に覚えています。

昨シーズン、毎日のように終電まで学年ミーティングを行っていた際に、夜の合宿所内で笹さん(4年・成蹊高)と創太さん(4年・慶應義塾高)に何度も遭遇しました。グラマネの2人がどれほどチームに捧げてくれているかは重々承知していたつもりでしたが、深夜までチームのために働く姿を見て、その偉大さを身に染みて感じました。今年は、一葉(3年・慶應義塾志木高)と凌万(3年・東京武蔵野シティFC U-18/桐朋高)が合宿所を住処にしてチームを支えてくれています。朝起きて、彼らからのメッセージが深夜に送られていることに気付くと、身の引き締まる思いがします。

実際のところ、「慶應らしさ」という言葉が具体的に何を指すのか、私自身も上手く説明することができません。ただ、この部で3年間サッカーをする中で、仲間の言動や魂のこもったプレーに何度も心を動かされ、その度に、慶應が慶應たる所以を垣間見たような気がしました。

私はソッカー部人生の集大成として、肌で感じてきた「慶應らしさ」を、自分なりに体現し続けたいと思います。その日々の積み重ねの先に、「2部優勝」があると、そう信じています。

私自身、まだまだ未熟な点だらけです。それでも、自分もチームも変えるという強い覚悟を持ち、ピッチ内外で慶應の最高基準を示し続けることをここに誓います。
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平素よりお世話になっております。今年度、主将を務めさせていただきます、商学部3年の山口紘生と申します。
この度、主将就任に際して、私自身の決意を綴らせていただきました。

慶應に関わるすべての方々に、昨シーズンを超える興奮と感動を届けられるよう、チーム一丸となって邁進いたします。

今後共、ご支援ご声援の程よろしくお願いいたします。

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