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2023.11.17 引退ブログ

「未来の主務へ贈る虎の巻」(山崎健翔)

平素より大変お世話になっております。
今シーズン主務を務めさせていただきました、法学部法律学科4年の山崎健翔です。

創太、紹介ありがとう。
zoom越しではあるけど初めて会った日のことは、さすがに正確な日付までは覚えていなかったもののしっかりと覚えています。前髪がめちゃくちゃ長くて、スネ夫みたいな髪型をしていた彼が、ここまで優秀で聡明だとは当時は全く想像もしていませんでした。学生スタッフ部屋の入り口から見て右側の住人として長い時間を共に過ごしてきましたが、MLBのライブ配信を見ながらエンゼルスが何故勝てないのかを熱弁しても、つい最近はラグビーW杯を見ながら南アフリカ・スプリングボクスの強さを説明しようとしても、話すら聞いてもらえません。サッカーの話は前のめりで聞いてくれるので、私の趣味の話だけをシカトするのは納得がいきませんが、創太が興味のないことだろうと無理矢理にでも話し続けることを、創太の寝坊をケアすることと共に、残り数日となったソッカー部生活最後のToDoリストに追加します。

遂に回ってきたブログのバトン。健翔が書くブログは絶対に長すぎるから読むことを諦めないくらいの文量にはしてくれよ、と笹をはじめとする様々な部員に言われてきました。いつか書くことになると分かっていたこの卒業ブログに備えて、ソッカー部生活で印象に残った出来事をメモしたりと周到な準備はしてきていたので、長過ぎず、短過ぎず、良き文量で書き上げられるように、自分が伝えたいことを端的に綴ります。

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拝啓

未来のソッカー部を担っているであろう主務へ

1.「主務になることを決意した瞬間を、あの時の心の奥底から湧き出てきた想いを、絶対に忘れるな」

はじめに少し自分のソッカー部生活を振り返らせてほしい。

1年生、とにかく色々なものに手を出した。フットサル、リサーチ、リクルート、早慶戦の企画運営への参加etc…。そして、様々な経験をした。沖縄遠征到着早々に鬼の山雅ラン、TOPチーム昇格、カテゴリー落ち、Iリーグ専修戦のロスタイム劇的決勝弾、Iリーグチャンピオンシップの大敗をベンチでただ呆然と見たこと。

2年生、迷走した。えびちゃんと笹と「犬のように走り、蝉のように声を出し、柳のように折れない心で、向日葵のようにゴールと勝利を目指し続ける」を毎日練習前に復唱していた。本当に中二病すぎると思う。また、縮小ボランチとして彗星のごとく現れた茅野兄の発案で“Partido a Partido”を掲げたBチームはIリーグで中々勝利を掴むことができず、自分はポジション争いに勝つことができなかった。そうこうしていると、またもやカテゴリー落ち。様々な角度から組織に関わってはいたものの自分はこのままでいいのかと悩んだ。

そんなどこか悶々とした停滞感漂う日々を変える転機となったのは、2021年10月24日。
橋本健人選手(R4卒)のスーパーゴールによって10年ぶりに勝利を収めた早慶戦の日だ。

私はこの日、副務への就任を決意した。それはすなわち、4年になったら主務になるということである。

この年はましゅんとコンコース企画を担当していたこともあり、その片付けもあってかなり遅くまで会場の西が丘に残っていた。既に解散していいという指示は出ていたから中枢メンバー以外は誰もいないだろうなと思いながら駐車場の方へ行くと、まだたくさんの同期がいた。
「解散していいとは流れてたけど、まだ片付けが残ってたからみんなでやってたんだよね。」
これを誰が言ったかまでは覚えていないが、他学年が足早に帰る中で片付けの最後の最後まで同期がたくさん残っていたことだけは今でも鮮明に覚えている。この時に思った。

ーこの同期のためだったら、たとえ色々なものを犠牲にすることになったとしても主務になるという自らが下した決断を後悔することはないー

その翌日に最終候補に残っていた笹と慶人からも、こういう風に支えていくから主務は健翔に任せたいと言ってもらえた。そして、1番最初に報告しようと決めていたじろうくん(R5卒)と1時間の長電話をして、覚悟を決めて同期全員に副務に就任すると伝えた。こうして激動の選手兼副務・主務生活が幕を開けた。

ところで、今君はどんな状況に置かれているだろうか。
チームが連勝街道を歩んでいて最高の時期かもしれない。はたまた、関東リーグで結果が出ずマネジメントではミスが起き最悪の時期かもしれない。

でも、どんなことが起きようとそのひとつの出来事に一喜一憂してるようじゃ駄目だ。
主務は常に前に進み続けないといけない。常にポジティブにチームを元気付けなきゃいけない。チームが勝つ可能性を、ピッチ外から最大限高めないといけない。

だから未来の主務へ。主務になることを決意した瞬間を、あの時の心の奥底から湧き出てきた想いを、絶対に忘れるな。私はどんなに苦しいことがあろうと、副務決めのミーティング期間中の出来事を思い出せば乗り越えられた。
じろうくんにかけてもらった言葉。
笹や慶人とのミーティング。
対話をしていく中で感じた同期からの信頼。
早慶戦の日に見た同期の姿。

その全てが君が主務であり続ける理由になる。

2.「主務の存在意義=陰から部員を支えて組織を引き継ぐこと」

主務になって良かったことはなんだろう。ふと考えることがある。

“一人ひとりの部員の小さな努力、何かしらの形で貢献しようともがく姿、表には現れてこない心の内に秘めているチームへの想いを知り、それを自分の原動力にできること”
私は間違いなくこれに尽きると思う。

マネージャーは毎日膨大な量の仕事と向き合っている。新入生対応、体育会、OBの皆様とのやり取り、経理、広報、その他の日常業務、遠征合宿の準備、関東リーグの書類作成、早慶戦運営等々。
学連(運営担当)は関東リーグを円滑に開催するべく、連盟との架け橋になるべく日々奔走している。
グラマネ・学生コーチ陣は毎日誰よりも身体を張って選手がプレーに集中できる環境を創り出してくれている。
リサーチは寝る間を惜しんで毎週毎週、最高の分析をしてくれている。トレーナーはトレバを作って、疲労度チェックをして、毎回素晴らしいアップで練習の質を上げてくれている。
主将・副将・祖父江は週末の相手に勝つためにチームとしてどう戦うか、どんな練習をするのかを毎回丁寧にまとめて提示してくれる。

石田と神志那は平日授業後グラウンドに帰ってきてシュートを打ちまくっている。
健人はJリーグチームの練習に参加した後に下田に戻ってきてトレーニングをしている。
ゆうたはとことんサッカー小僧で自主練ができる日にはオフだろうとめちゃくちゃ朝早くに下田に来てボールを蹴っている。
大下は夕方1人で自主練していたのを見られて恥ずかしそうにマネ部屋前にボール倉庫の鍵を返しにくる。
桑山と隆希をはじめとした積み込みメンたちが嫌な顔ひとつせず一緒に楽しく関東リーグの積み込みをしてくれる。

ここに書いたものはほんの一部に過ぎず、それぞれがそれぞれの方法でソッカー部の部員として生きている。ソッカー部の全てを知ることができるからこそ、その全部員の想いを力に変えてソッカー部生活を送れること。これほど、幸せなことはない。

今年の夏、マネジメントチームとしてミスが重なった時期があった。その最中、学年が崩壊しかねない事件もたくさん起きた。そこで監督と何度も対話した。訪れてきたのはもっと自分が何かできたのではないかという強い自責の念だった。曲がりなりにも主務としてソッカー部のことを誰よりも理解し、ソッカー部で起こる事象はほぼ全て把握しているつもりだった。しかし、監督とお話する中で気付かせていただいた、主務の最も重要な存在意義を私は果たせていなかった。そして同時に、副務決めをしていた時に慶人に言われたあの言葉を思い出した。
「健翔は引っ張っていくリーダーというよりは、誰かを支えることがものすごく上手いと思っている。だからこそ、これから選出することになるグラマネとか主将とかを健翔が側で支えてほしい。」

あれから時は流れたが、とにかく自分の役割は陰から部員を支えて組織を引き継ぐことだと胸に刻み続けて行動している。

だから未来の主務へ。部員の表情をよく見て、たくさんの部員とコミュニケーションをとって、些細な変化も、些細な悩みも、些細な喜びも、些細な怒りも汲み取ってあげてほしい。一人ひとりの部員の小さな努力を陰でたくさん見ているからこそ、誰よりも陰から部員を支えてソッカー部という組織の伝統や大切にしているものを引き継いでいってほしい。これが主務の仕事だ。存在意義だ。

自分なりに主務の役割を定義付けることはとても大事だし、存在意義に正解なんてない。ただ、何かに悩み苦しむ部員がいたら、真っ先にその部員に寄り添い続けることだけは絶対に忘れてはいけないと強く思う。

3.「主務は選手兼任ありきではない、ただ選手兼任という選択肢からも絶対に逃げるな」

昨シーズンの関東リーグ第12節日大戦。この試合をこれから先も忘れることはないと思う。

自分のせいで負けた試合はサッカー人生で何回もあるし、今シーズンも私の不甲斐ないプレーが原因でチームに迷惑をかけてしまった。ただ、この試合程自分が試合を壊した感覚は感じたことがない。それだけ、史上最悪に最低な試合だった。その後カテゴリー降格を告げられたが、ソッカー部生活で初めてその降格を受け入れている自分がいた。

そして、メンタル的にも状態が良くない中で、コンディションも悪化する一方だった。主務である以上当たり前のことだが、自分が所属するカテゴリーとTOPチームの練習の両方に参加していたこともあり、昨シーズンの後期はオフが重ならず2ヶ月近くオフ無し生活だった。

B1チームでIリーグに出場させていただいていたものの、コンディションがすこぶる悪くて良いプレーが全くできない選手が試合に出場しているのは他の選手に対して失礼だ。こんな状態が続くなら、プレーヤーを辞めて副務・主務の仕事に専念しよう。本気でそう考えていた。

そんなことを誰にも相談することもできずにいた時、隣で一緒に戦ってくれていた鉄人・景くん(R5卒)の姿に本当に勇気付けられた。景くんも自分と同じ状況でコンディションもあまり良くないまま、試合に出場していたと思う。

それでも。誰よりも走る。誰よりも声を出す。誰よりもB1チームの勝利のためにプレーしていた。

迎えたB1チームとしてのIリーグ最終節、アウェイでの中央戦。結果としては敗戦してしまったが、ピッチ内外で誰よりもハードワークする背中を近くで見させてもらった景くんから、言葉を発した本人は多分覚えていないだろうけどこんな言葉をかけてもらった。
「今年は副務として関東リーグに出たけど、来年は主務として毎試合関東リーグにメンバー入りして主務でもこんなにやれるっていうことを後輩に必ず見せてやれよ。」

正直、この言葉がなかったら自分はプレーヤーを辞めて主務に専念することを選んでいたかもしれない。
この言葉をかけてもらったから、どんなに辛くたって苦しくたって諦めたくなったって、絶対に自分の決断から、覚悟から逃げちゃいけない。そう心に誓うことができた。

それから4年生になり、主務になったが、上述したようにマネジメントのミスを中々未然に防ぐことはできなかった。
その度に、「選手兼任で主務をやることは矛盾するものが大きすぎる。今の制度はこれ以上続けることは厳しい、無理だ。」というご指摘をいただいた。それがものすごく悔しかった。自分がもっと完璧に仕事をこなせていたら。もっと完璧な主務だったら。

だから未来の主務へ。主務の仕事が全うできないのなら、選手は辞めるべきだ。これは間違いない。主務は選手兼任ありきでは絶対にない。しかし、最初から選手兼任で主務もやるという選択肢からも逃げないでほしい。自分次第で、どれだけチームと向き合えるか次第で、選手兼任であっても完璧な主務でいることはできるはずだから。

ソッカー部はどんな組織かと言ったら、サッカーをする組織だ。ピッチ内の結果が全てで、その結果でしか人は評価しない。だからこそ、ソッカー部の顔である主務はピッチ上で誰よりも結果にコミットして、誰よりも戦うべきだ。主務である以上は選手を優先することはあってはならないが、ピッチ内外で先頭を走るのが主務だとも私は思う。

「未来を変えることはできないけど、過去を変えることは可能である」
キングコングの西野亮廣さんが仰っていた言葉だ。

人生の中で最高の仲間に出会えることもあるし、最高の景色を見れることもある。ただその一方で、涙する夜もあるし、挫折もするし、大きな傷を負うこともある。
自分より強い相手と戦う。新しいポジションにコンバートされる。グラマネになる。主将になる。主務になる。どんな挑戦にもネガティブな結果はつきものだ。

でも大丈夫。

そのネガティブな結果はいつの間にか過去になっていて、私たちはその過去を書き換えることができる。失敗はその瞬間に立ち止まってしまうから失敗なのであって、失敗を受け入れてアップデートして試行錯誤して成功するまで続けてしまえば、あの時の失敗が必要だったことを知ることになる。つまり理論上、失敗なんてこの世の中に存在しない。

だから未来の主務へ。過去はいくらでも意味付けができる。今私がブログを書きながらそうしているように。だから、失敗することを恐れずにたくさん挑戦して。やってみる前から諦めてしまうことほど、勿体無いことはない。とにかく挑戦して、失敗して、それを繰り返してもがいた先にソッカー部が再び関東リーグ1部で戦うという目標が達成できていると信じている。

敬具

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案の定というか部員の皆の予想通り長くなってしまいましたが、ここまでお読みいただきありがとうございます。ブログの長さは4年間の密度の濃さと同義だと捉えて、途中からは簡潔に書くことを諦めました。

偉そうにつらつらと書き連ねてきましたが、私は全くもって良い主務ではありません。至らないところばかりの三流の主務ですが、これを読んでくれた未来の主務の心に何か響くものがあれば、それ以上に嬉しいことはありません。

ここで、これまで関わってくださった方々への感謝を述べさせていただきます。

同期へ
まずは、4年間ありがとう。天風・竹内は高校から7年間、星夜も合計7年間チームメイトとしてプレーできて最高でした。やっぱり天風と星夜のパスが自分を1番生かしてくれるし、この2人からは目が合ってなくても裏へのパスが出てくるっていう信頼があった。竹内はなんだかんだで頼りになる。高校同様、最終学年になると急に活躍するのはなんでなの。笹・創太・勝又・雄大には何度も助けてもらいました。一緒にピッチ外でもがくことができて良かった。主務として最後までいられたのは大袈裟ではなくこの4人がいたからです。感謝してもしきれません。

そして何よりも、主務という大役を任せてくれてありがとう。選手として質の部分を要求し続けてくれた選手たち、主務としてチームと向き合うことを求め続けてくれたマネジメント陣。そんな同期のみんながいてくれたからこそ、選手兼主務として走り続けることができました。また生まれ変わってもこの代の主務でいたいし、この代の主務は結局自分にしか務まらないと思う。最後くらいはめちゃくちゃ笑って終わりたい。最終節絶対に勝とう。
(※誰の応援歌が来ても前に出ていけるくらいモチベーションは高いので、引退したらたくさん飲みに行こう。)

スタッフ部屋の住人の先輩方へ
関東リーグで勝ったあとご機嫌の景くんの横に座り、秀太くん(R5卒)の運転で俺たちの愛車日産キャラバンを走らせ、夜景の綺麗な首都高で東京タワーを横目に、蓮くん(R5卒)の恋バナを聴きながらback numberの「繋いだ手から」を熱唱する。あの時間が本当に大好きでした。よこま(R5卒)とみうごん(R5卒)と廣田くん(R5卒)も含めたここに名前を挙げたみんなと1年間学生スタッフとして密な時間を過ごせたからこそ、景くんの偉大な背中には遠く及ばなかったけど主務として最後まで踏ん張れたと思います。ありがとうございました。笹と創太だけご飯に誘われているのは納得いかないのでご飯食べに行きましょう!

スタッフ部屋の住人の後輩たちへ
一葉。とにかくチームのために、時間もお金も何もかもを全て捧げられるところ、本当にすごいと思う。学生スタッフ部屋ではめちゃくちゃうるさいのに、社会人の前では急に何も言えなくなるのだけ頑張って殻を破ってね。一葉らしさは保ちつつ、後輩には優しく、来年のチームは頼んだよ。あと、怪我参加グラマネにならないように女子部練での全力プレーはほどほどに。

凌万。こんなにオモロいとは思ってなかった。自称躁状態の時は無双できるけど、自称鬱状態の時は頑張り過ぎずにね。地味オジだけど、練習後の集合でめちゃくちゃかっこいいことを言うギャップも素晴らしい。ただ、マネ部屋に入り浸って興奮するのだけは辞めよう。アンダーカテの底上げはソッカー部において最も重要なミッション。完遂できるように頑張れ。

3年全員で苦しんで、最終的には2人が下した決断。必ず正解にしてほしい。引退後もグラマネ2人をとても、とても応援しています。

豪。この1年間一緒に様々なことを乗り越えてきたね。コロナ禍から急に社会が元に戻って、仕事的にも去年に比べて負担は倍くらいになった気がする。でも、チームのために行動し続けられる豪の献身性はすごい。シンプルに尊敬してます。選手と主務をどう両立していくか。答えの見えないこの問いに2人で向き合って来たけど、結局はもがき続けるしかないのだと思う。主務として未熟な俺のせいで苦しい想いをさせてしまったことも多かったけど、早慶戦で同じサイドで出場できたことはものすごく嬉しかった。主務副務早慶戦同時出場は一生の思い出です。来シーズンは人工芝張替があったり色々と大変だと思うけど、まじで頑張れ。豪なら絶対乗り越えられる。何かあったらいつでもLINEしてくれていいからね。

昨年の入れ替え戦直前、練習に参加してくださった誉貴くん(R4卒)がかけてくれた一言を豪にも送りたい。
「豪、お前がピッチ内外で誰よりも大活躍しろ。主務がソッカー部で1番のロマンだ。」

後輩たちへ
今年は全体練が週に1度あったり、全員で山中合宿に行ったりしたこともあって、例年に比べて同じカテゴリーじゃない部員ともたくさん話すことができて個人的にものすごく楽しかった。このブログを読んでもらえば分かる通り、ソッカー部で起き得るイベントはほとんど全て経験していると言ってもいいくらい本当に幅のある4年間を過ごしてきた自負がある。だからこそ、皆のどんな悩みにも何かしらの答えを導き出せるかなと思う。何かあったらすぐに連絡してね。話すのは大好きだから、引退してからでもくどいくらいたくさん対話しよう。

社会人スタッフの皆様
4年間自分と向き合い続けていただきありがとうございました。ご迷惑をお掛けしてしまったり、期待に応えられなかったりしたことの方が多いですが、人間的に大きく成長できました。ソッカー部で培ったことを糧にこれからも頑張ります。

お父さんお母さん
ここまで支えてくれて本当にありがとう。日吉に実家があったことで、大学生活をとても充実させることができました。家に帰るといつも美味しいご飯があって、みんながみんなお喋りで毎日楽しいし、とことん恵まれていて自分は幸せ者だなと感じます。これからはたくさん親孝行します。


週に1回くらいめちゃくちゃ長電話するだけじゃ正直、寂しい。もうちょっと帰ってきてね。1番のサポーターとしてこれからも応援してます。筑波の絶対的なエースになれ!

早稲田ア式のスーパー主務と4年マネージャー陣
早慶戦を通してみんなに出会えて本当に良かった。ソッカー部の外でも同じように戦っている仲間はとても貴重で、自分も更に頑張らなくちゃと思わせてくれる存在でした。特に怜於は、Twitterにアップされる関東リーグのメンバー表で試合に出てるか毎回チェックするくらい良きライバルであり友として刺激を受けていました。これからも末長く宜しく。

最後に、明日に控える大一番の関東リーグ最終節東京農業大学戦への想いを書きます。もう今この時点で文字数は8000字を超えてしまったのですが、あとほんの少しだけお付き合い下さい。

昨年、TOP練後の雑談で慈英が「仕事割りの最後の文章いつもしっかり読んでるよ」と言ってくれました。この何気ない一言で毎節関東リーグへの想いを熱く綴ってきて良かったと思えたよ。ありがとう。
慈英みたいに期待してくれている部員がいることを信じて、最終節に向けて久しぶりに語ります。

お疲れ様です。
明日行われる関東リーグ第22節の仕事割り連絡網特別版です。

11月18日(土)
関東リーグ第22節
vs東京農業大学
@慶應義塾大学下田グラウンド
14:00kick off

4年間をソッカー部で過ごして分かったことがある。ソッカー部とは「ロマンを追い求め続ける場所」だということ。スポーツ推薦がない中で、関東リーグの強豪たちを打ち負かす。学生主体で早慶戦という何千人もの観衆が集まる試合を運営し、様々な人に夢や活力を与える。そして、選手兼任のスタッフとして”選手の責任を果たすこと”と”スタッフの責任を果たすこと”という矛盾と戦い続けて組織の伝統を引き継いでいく。色々な立場の部員に、それぞれのロマンを追い求め続けることのできる環境がある。なんて恵まれた場所だろう。

自動昇格圏内との勝ち点差3。自分たちが勝利した上で、上位チームが負けるという条件で昇格することができる。
「下田という汗と涙が染み込んだ俺たちのホームで、この1年間学生主体で試行錯誤してきた俺たちのソッカーを存分に発揮して、尚且つ最終節での大逆転で、2部へ1年で復帰する。」
ソッカー部の部員として最後の最後にとんでもなくしびれるロマンを追い求めることができる。こんな経験はこれからの人生で2度とないだろう。楽しまなくちゃもったいない。

明日の結果はどうなるかわからない。でも俺は信じてる。昇格を決めて、会場全体で歓喜の若き血を歌う。ロマンを追い求め続ける旅の最終章。他会場なんて気にしてる余裕はない。全部員で東京農業大学に勝つことだけを考えて、いつも通り全部員がそれぞれの役割を全うして勝利を掴もう。本当にそれだけを心に留めて下田に集まろう。

ソッカー部なしでは俺の人生は語れない。本気でそう思う。もし全ての結末を知った上で4年前に戻るとしても、迷わずこの組織と心中する。ソッカー部という名の船に身を委ねる。ありがとうソッカー部。こうした溢れ出る想いも全て込めて、明日俺は全身全霊で戦う。

下田の神様は必ず微笑んでくれる。今シーズンの集大成。皆で奇跡を掴み取ろう。

連絡責任者 山崎健翔

 

次回のブログは、笹龍平(4年・成蹊高)が担当します。
突然ですが、笹の下の名前はなんでしょう!エドサ、わかる?

さすがに部員の中で我らが誇るスーパーグラマネの名前を分からない人はいないと思います。正解はりょうへいなのですが、先日スタッフ部屋に帰ってきた笹はどこか元気がありませんでした。何でなのか聞いてみると、「監督に下の名前をりゅうへいだと思われてたわ。そしたらテソンさんと高橋さんもまじで今までりゅうへいだと思ってたごめんって続き出して。」とのことでした。

彼の本当の名前はりゅうへいなのかもしれません。

そんな名前が迷子になりがちな彼ですが、同期のために最も難しい決断をして、誰よりもチームのために行動し、誰よりも陰ながらチームの勝利に貢献してきた漢です。1番近くで過ごしてきたからこそ、彼の凄さが分かります。めちゃくちゃ真っ直ぐで、熱くて、最高のグラマネです。

今シーズンのソッカー部で最も欠かすことのできない存在と言っても過言ではない笹が、どんなブログを最後に残してくれるのか。学生スタッフ部屋で横から見守りつつ、楽しみに待ちたいと思います。

《NEXT GAME》
11月18日(土)関東リーグ戦 最終節 vs 東京農業大学 @慶應義塾大学下田グラウンド 14:00キックオフ

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