「地獄でなぜ悪い」(市川慶人)

平素よりお世話になっております。
高崎高校出身、商学部4年の市川慶人と申します。

はるや、紹介有難う。ごめんなさい。紹介文へのアンサーは無しです。

このブログは11月4日(土)の試合直後に執筆しています。

本日、東京経済大学に2対3で屈辱的な逆転負けを喫しました。
そして、1月に描いた『三部初代王者』の夢は潰えました。

悔しさとやるせなさと、そういった類の感情が押し寄せています。

出場していた選手を責める権利はありませんし、そんな気は1mmも起きません。
ただただ、
「もっとリサーチとしてできることがあったのではないか。」
「4年としてマネジメントに甘さがあったのではないか。」
という自責の念に駆られています。

何より今の状況でTOPチームの戦力になれていない私自身に苛立っています。

そんな状況ですので、ほぼ完成していた当初のブログは白紙に戻しました。
自身の4年間の「葛藤」や「弱さ」をさらけ出すのをやめます。
（楽しみにしてくれていた皆さん、すみません。後輩の皆さん、もし言ってくれれば草稿を渡します。）

下を向いている場合じゃありません。

昇格圏内の神奈川大学とは3ポイント差。残り2試合で2勝したら何か起こるかもしれません。

入れ替え戦上等です。舞浜のあの地には去年の恨みがあります。必ず勝てます。
皆とプラス2週間も本気でサッカーができる。幸せなことじゃないですか。

今シーズン、リサーチ部門長として、恐らく関東大学サッカーリーグに属する誰よりも多くの試合を観て、分析してきました。（数えたら100試合近く見てました。）
Bチームの練習で自分を追いこんだ後、TOPチームの練習に出て戦術面からサポートしました。
TOPチームを勝たせるために深夜まで資料を作って早朝にプレゼンをした後、Bチームのリーグ戦に向かい、1部の舞台を残しました。

もちろん私がやってきたことをボースティングするつもりは決してありません。
誰よりも大きな重圧を背負い、高い視座でチームを率いる監督、コーチの皆様がいます。
笹、創太をはじめ私なんかよりもっとチームのために時間と労力と神経を注ぐマネジメントがいます。
TOPチームの選手、特に献の苦しみは計りしれません。
B、Cの選手も一人ひとりが藻掻きながら毎日を闘っています。

私はそんな自分と、この4年間苦楽を共にしたソッカー部というチームに自信があります。

大丈夫。困ったら一丁目一番地に立ち返ればいいだけです。

まずは明日から自身の価値を示します。

共栄大学の分析は任せてください。

当然ですが “ 選手 “ としてチームを勝たせる責任から逃れる気など毛頭ないです。
そんなものがあったら笹に顔向けできない。

一方で「諦め」というのは「覚悟」に似ています。
入部してすぐ星夜を見て、「こうはなれないだろうな。」と悟りました。
今年の春にTOPチームに上がり、雄大と惠風とプレーして、確実に埋まらない差があることを自覚しました。Bにいても熊谷や永澤、伊吹、朋希にだって感じます。
でもそれは「チームを勝たせる責任から逃れること」と同義ではないです。

「こういうプレーはおれにはできない。」
これは諦めですが、「じゃあ、これだけはやろう。」という覚悟でもあります。
こんな覚悟を日々決めて、過ごしてきた4年間でした。

残りの2週間、もしかしたら1か月かもしれない。この期間で「三部初代王者」になることは諦めました。しかしこれは覚悟でもあります。
「関東二部昇格」これだけはやろう。そんな覚悟です。

地獄でなぜ悪い。ただ地獄を進む者が、悲しい記憶に勝つ。

以上です。
拙い文章になってしまい申し訳ございません。

次のブログの担当は4年間下田寮の相部屋として共に過ごした今西裕大(4年・暁星高)です。
チームで最も声を出す人です。
彼がいなければ今の私はありません。
彼の書くブログにご期待ください。

《NEXT GAME》
11月11日(土)関東リーグ戦 第21節 vs 共栄大学 @共栄大学サッカーグラウンド　14:00キックオフ