お問い合わせCONTACT
MENU

BLOG

部員ブログ

背景

2018.11.04 引退ブログ

変えられるものと変えられないもの(宮川大史)

宮川平素は大変お世話になっております。実は入部後初めて話した同期である、ありしゅんこと有本峻から紹介に預かりました、体育会ソッカー部4年宮川大史です。あと3週間もすると引退となりました。本当に時の流れはあっという間です。

以下、私がソッカー部での4年間で何を考えたのか、これについて書いていきます。
拙筆ながら、暫しお付き合い頂けますと幸いです。

世の中には、「変えられるもの」と「変えられないもの」があると思っています。

これと似たような表現をひとつ紹介させていただきます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「神よ、変えることのできないものを静穏に受け入れる力を与えてください。変えるべきものを変える勇気を、

そして、変えられないものと変えるべきものを区別する賢さを与えて下さい。」(ニーバーの祈り)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

これらをサッカーに置き換えて考えます。

シュート技術や、戦術理解度などはじっくり鍛えていくことで確実に向上する要素です。時間は非常にかかるかもしれませんが、やれば確実に成果は出ます。これらを「変えられるもの」と呼ぶことにします。
それに対し、足の速さや、ジャンプ力などはいくらトレーニングしてもなかなか効果が現れにくく、生まれ持った要素がモノを言うことが多いのではないでしょうか。加えて、コーチからの評価などもなかなかコントロール出来ません。これらを「変えられないもの」と呼ぶことにします。

1つ強烈に印象に残っているシーンがあります。運よく出場機会をいただいた、3年前期のリーグ戦の時のことです。私よりも身長が10cmほど低い選手に、ド派手に競合いで負けました。その時私は、
「あいつのジャンプ力半端ない。」
自分の力不足を棚に上げ、こう言い訳することで負けを正当化していました。知らぬ間に、「変えられないもの」に目が向いていました。そのほうが自分が傷つかないからこう発言したのだと思います。今思い返すと私自身、かっこ悪い典型のような考え方をしていました。

そんな中、3年時からフットサルでお世話になっている、四戸さんとお話ししていて気付いたことがあります。
「その日の調子で出せる最大限のプレーをすること。毎回100点満点でプレーを出来る訳はなく、その日のコンディションなどを踏まえ、臨機応変に対処する能力が大切である。」
四戸さんは常々こうおっしゃられます。実はこの言葉がキッカケで、私の考え方は大きく変わり始めました。四戸さん、本当にありがとうございました。
コンディションが良くない日に、むりやり100点を取りに行っても、悪循環にハマるだけです。良くないときは、良くない時なりに、すぐに修正することが何よりも大切なのではないでしょうか。それが結果80点だったとしても、その日の最大限のパフォーマンスならばそれで良いのです。100点を無理やり目指して、その試合を棒に振り、周りの足を引っ張っている暇などないのです。

詰まる所、一番大切なことは、
自分で変えられることに一早く気付き、行動に移せるかどうか。
これに尽きるのではないでしょうか。

スタメンで出た次節にメンバー外になるなんてことも実際にありました。正直この様な時の心理状態はメチャクチャです。加えて、そんな時こそ決まって評価のことばかりを気にしている自分がいました。
コーチの評価なんて変えられないから、まずは自分のパフォーマンスを変えろよ、言い訳ばかりしていた当時の私に言ってやりたいです。
後輩達には、限られた時間を最大限生かしきって欲しいです。心底そう思っています。

母校の暁星高校サッカー部監督林先生は、高校サッカー引退の瞬間、
「お前たちは人生の良いウォーミングアップをしたんだ、これが最後じゃなくて最初だ。」
こんな言葉をかけてくださいました。その時の情景は今でもパッと思い出せるくらいです。あれから4年間、捉え方によっては、ソッカー部でも悠長にウォーミングアップを続けていたのかもしれません。ここまで22年間、長い長い人生のウォーミングを許してくれた両親には本当に感謝です。

そんな私のソッカー部人生を俯瞰してみた時に、悔いは全くありませんでした。と初めは書いておりましたが、1つだけありました。四戸さんを胴上げ出来なかったことです。後輩たちは来年、必ず日本一を取って四戸さんを胴上げして下さい。絶対に応援に行きます。また、最終学年特にお世話になった友峰さんも大好きです。毎日めちゃくちゃ楽しかったです。本当にありがとうございました。振り返ると、人に恵まれ充実した4年間でした。

そして最後に、長い間1番近くで見守ってくれた家族に感謝を伝え、締めの言葉とさせていただきます。日頃は小っ恥ずかしくてなかなか言えませんが、小さな頃から毎週末試合を見に来てくれ、どんなに朝早くても文句ひとつ言わず支え続けてくれた、父、母、妹は一番の原動力でした。本当に幸せ者です。ありがとう。

次は、空飛ぶ男ウッシーこと牛岡の登場です。日頃ポーカーフェイスな彼の想いを知るには絶好の機会です。ファンの皆さん、要注目です!

《NEXT GAME》
11月10日(土) 関東リーグ戦 第20節 vs拓殖大学
@栃木市立総合運動公園陸上競技場 11:30キックオフ

WHAT'S NEW

新着情報