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2023.08.07 部員ブログ

「最幸のマネージャーが送る最高の夢物語」(岡﨑寛大)

平素は大変お世話になっております。法学部法律学科2年の岡﨑寛大です。

友達のSNSで花火や海、海外旅行といった情報を見てようやく夏休みが来たのだなと感じています。
そういう自分はマネ部屋に入り浸る日々。どこかからオフ充実してないもんねという声が聞こえてきそうですが、間違ってはいないので否定はしないでおきます。
久々のオフもサッカー観戦に充てている自分を見て、このままでは同期の立石くん(2年・桐蔭学園高)が早慶戦パンフレットの他己紹介で書いてくれているように本当にサッカーが恋人状態になりそうで焦りを感じております。
さて、マネージャーがブログを書くということ自体が珍しいのですが、年に1回というペースでブログを書いたマネージャーが過去他にいたでしょうか。
自分語りが大好きな自分にとっては大変ありがたい機会なのですが、マネージャーをはじめとし、もうそろそろ岡﨑の話聞き飽きたよという声が聞こえてきそうです。
そう言いながらもいつも自分の話を聞いてくれてありがとうございます。
まだまだ話したいことは沢山あるので是非これからも聞いてください。

せっかくの機会ですのでマネージャー2年目の自分の率直な想いをこのブログに込めたいと思います。
長く熱苦しい文章になってしまいますので冷房のかかった部屋で読んでいただけますと幸いです。

「この部に今の自分の夢がある。」

自分が1年半この部で過ごしてきて今感じることだ。

いや、この部が今の自分の夢を創ったと言った方が正しいか。

前回、入部して日が浅い中マネージャーとして入部した理由を記載した。
誰かのために汗をかきたい、その理由に嘘偽りはない。
ただ、もう一つ自分にはマネージャーをやりたい理由があった。
入部したての自分はJリーグの大ファン、将来はJリーグを欧州5大リーグにも劣らない魅力的なチームにしたい。そのような思いを抱えていた。
将来スポーツマネジメントの世界に飛び込むために、この4年間はその目標のための一つの過程。

そのような思いを持って入部し、しばらくしてあるマネージャーと同じシフトになった時、自分のこの部での夢が朧げながら浮かんできた。
その先輩は早慶戦を国立で開催して2万人の集客を目指したい、そしてスタジアムに来たその2万人の観客を笑顔にしたいと語ってくれた。
自分は単純な人間で、人の言葉に心をすぐ揺さぶられる。それでもその人の言葉の熱は今まで自分が感じたことのないものだった。
後に本人から「お前見た時にそういう熱い話好きなんだろうなって思ったからしただけだよ」と薄笑いを浮かべながら言われましたが、その熱意は本物ですよね?

兎にも角にもその熱を感じた自分はこの部で成し得たいことを本格的に探し始めた。

重傷を負いながらもチームを鼓舞するキャプテン、リーグ戦の1試合で涙する選手、昼夜問わず必死にチームのために奔走する学生スタッフ。
彼らの姿を見ていくうちに、朧げな夢は日々過ごしていく中で少しずつ明確になっていった。

その朧げな夢がくっきりと見えるようになったのは、忘れもしないプレーオフの日。
引き分け以上で2部残留が決まるの亜細亜大学戦。全部員があの日の90分のためだけに全てを懸けて、必死に走り続けた。
それでも結果は残酷だった。
皆の涙がその残酷さを物語っていた。
でも自分は泣くことができなかった。泣く資格すら持てていないと感じたから。泣ける程この部に尽くせていたか、全てを懸けてきたか、その時の自分は口が裂けてもYESとは言えない。
チームのために泣ける程このチームのために尽くしたい、その時強くそう感じた。

地獄のような試合終了のホイッスルから3時間後、帰宅した自分に父親が言った。
「シンデレラストーリーのシナリオができたじゃん。前向いて頑張れ。」
その一言で夢が決まった。

このチームを名実共に日本一魅力的なチームにしたい。
日本一になった時の選手の笑顔が見たい。

単純な考えかもしれないけれど、今までにないくらい強い目標ができた。

3部のチームのたかが1人のマネージャーが何を言っているのか?
現実を見たほうがいい。
夢語るよりも目の前の仕事をこなしな。

そう言われても仕方がないかもしれない。それでもこの夢だけは曲げたくない。
汗かき走り続ける選手が、日々奔走する周りのスタッフが、ソッカー部の部員が創ってくれた、最高の夢だから。

 

夢を語る上では、行動が伴っていないといけないのは重々承知している。
だから行動を起こそうとした。2023シーズンのシーズンインを迎えるタイミングでいくつか自分の中でやりたいことをまとめた。あとは行動を起こしてやり抜くだけ。しかし、できなかった。自分が知らないうちに気持ちばかりが先走って体と頭が追いついていなかったのだ。
もっと言えば、理想を追い求めるが故に目の前の仕事すら正確にできていない。それが現実だった。
早慶戦前1ヶ月、気持ちだけが先走る自分に嫌気が差した。空回りしているなと自分でも強く感じた。
結果、先輩マネージャーから心配されるほど。(この時自分の話を聞いてくれた先輩マネージャー、本当にありがとうございました。)

これだけ大きな夢を持ちながら何一つチームのために行動できない自分に腹が立った。迷惑しか掛けていない自分が情けなかった。
莫大なタスクを嫌な顔ひとつせずに正確にこなしたり、選手を知ろうとしてその選手の少しの違いにも気遣いができたりする周りのマネージャーの方が多くを語らずしてチームに尽くしている。
自分は口だけで薄っぺらいマネージャーだなと常々感じる。

それでも、周りの人はこの自分の熱意を笑わなかった。
頂点目指せるなら目指さないとねと言ってくれた選手がいた。一緒に頑張ろうと言ってくれるスタッフがいた。
どれだけ周りに恵まれているのだろうか。
この部で仕事ができることが本当に幸せだなと感じた。

だから改めてこの部のために全てを懸けたい。熱意だけで空回ることがあっても、絶対にそれを実現するための努力はしたい。そう強く感じた。

8月6日関東リーグ第12節平成国際大学戦、劇的な勝ち越しゴール後の若き血を聞いた時、この瞬間のためにこの部に懸けたい。そう思った。
そう思えるようになった今、自分にとっての新たなマネージャー人生が始まろうとしているのかもしれないと感じている。
だからこのブログは一種の決意表明と言えるだろう。

マネージャーの皆さん
いつも自分が話したいことを話すだけ、理想は語っても本当に言わなきゃいけないことは言えていない気がするので改めて。
こんな情けないマネージャーの理想を形にしてくれる先輩方、自分の担当業務外なのに気を遣ってサポートしてくれていつも自分の話を聞いてくれる同期、偉そうなことを言っているけれど嫌な顔ひとつせずついてきてくれる後輩、いつも本当にありがとうございます。
非効率で不器用な自分ですが、これから先必ず皆さんの役に立てるようにするので今後共宜しくお願い致します。

学生スタッフの皆さん
「パッション×ロジカル」を見事に体現し、汗かき役も、嫌われ役も厭わない皆さんが僕の理想です。皆さんの勝利後の雄叫びが、喜びが、自分を奮い立たせます。皆さんに近付けるように日々努力します。

選手の皆さん
嘘でも冗談でもなく皆さんのプレーで自分の心が動きます。早慶戦に同期が出た時、怪我から復帰した選手が活躍した時、いつも積み込みや仕事で夜遅くまで働いている部員の努力が報われた時。
試合後の皆さんの笑顔や、責任を感じて悔しそうな表情、その全てが自分の心を揺らがせ、この部で働く自分のモチベーションになります。
だから、皆さんの努力や思いが報われるように、最高な舞台を作りたいと思います。
そのピッチで思う存分楽しんできて欲しいと強く思っています。

日本一になり、国立で引退する夢。最近その夢を事あるごとに見ます。
自分の「日本一になりたいという夢」は誰かに強要するものではないと思います。
でも、その夢で出てくる皆さんの最高の笑顔。これだけは絶対に見たいし、その生き生きとしたプレーを引き出すのが自分ができる唯一の仕事だと感じています。
今年で言えば3部初代王者。
それを達成して最高の笑顔で4年生を送り出したい。来年に繋げたい。
だから、最後の最後まで食らいついてみんなで必ず成し遂げましょう。今までにない最高の若き血を歌うのが楽しみで仕方がないです。

慶應に関わる全ての人のそんな笑顔が見られるようにこれからも大きな夢を語りながら最高の仲間と日々精進していきます。
最高の夢物語を現実にするために。

長く稚拙な文章になってしまいましたがこれが今の自分の思いです。最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
今後共、ご声援の程宜しくお願い致します。

《NEXT GAME》
8月12日(土)関東リーグ戦 第13節 vs 東京学芸大学 @慶應義塾大学下田グラウンド 18:00キックオフ

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