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2023.07.31 部員ブログ

「ソラニン」(桑山響)

夏休み間近、相変わらず日差しは厳しく私たちの肌を焼いていきますが、色黒の私には無力であり、長いこと日焼け止めも使っていません。もうこれ以上黒くなることはないといつも思っているのですが、大学の友人には会う度に「また黒くなった?」と聞かれます。そろそろどこにあるかも分からぬ日焼け止めを引っ張り出してこないといけないかもしれません。

さて、平素よりお世話になっております。環境情報学部1年の桑山響(きょう)と申します。
ここ数日追われていたJFAのフットサル分析をFINAL CUT PROとの激闘の末なんとか期限に間に合わせ、2週間前に依頼されていたブログをようやく書き始めました。ですが現在は学期末であり、最終レポートにも追われる日々。相変わらずの自分の計画性の無さには反省してばかりです。非常に多忙な日々ではありますが、未熟者の自分がこんな素晴らしい環境に身を置くことができていることに感謝しなければならないとつくづく感じております。ようやくこの部活の日々に慣れてきて日常に少し余裕が生まれてきたところではありますが、まだこちらに来て大好きなギターに触れる機会もほとんどなく、華々しさとは程遠い大学生活を僻地湘南で送っております。部内の大多数から(特に神志那くん(1年・慶應義塾高)から)日々貶されがちなSFCですが、どうSFC の魅力を世に発信していくべきかと目論むことに面白さを感じるようにまでなってしまいました。小谷くん(1年・慶應義塾湘南藤沢高等部)、川名くん(1年・興國高)、一緒に頑張りましょう。

 

そろそろ本題に入ろうと思います。長く拙い文になるとは思いますが、最後までお付き合いいただけますと幸いです。

 

私は、この4年間「本気」になります。
それをここで誓いたいと思います。
今までが本気ではなかったわけではありませんが、様々な場面において多くの後悔が残っていることや、未練がたくさんあることを考えると、本気度は足りなかったのだと思います。

今まで私は人並み以上には頑張っていると思っていました。恐らく普通の人よりかは努力をして、普通の人よりは何かに一生懸命に取り組んできたと自負していたからです。しかしそれは「平均以上」の頑張りでしかなく、自分が突出した人間になるには程遠いものであったと思います。恐らくそういった取り組み方しかできていなかったからこそ、目に見えるような結果を今まで残すことができていないのです。
今まで出会った人の中で結果を残している人たちは「本気」の度合いが桁違いでした。サッカーで出会ってきた人は特にそれが顕著で、本当に1日24時間ずっとサッカーのことだけを考えている人たちでした。彼らがサッカーに対して「本気」であることは誰が見ても分かります。そんな彼らにも結果が出ないこともあるわけですから、本気ではない人に結果など付いてくるはずもありません。
当たり前のことですが、結果を残すためには人並み以上の努力では足りないのです。誰よりも量と質に拘る人間こそが、結果を残していくのだと思います。
先程述べたように、結果を残す人間とそうでない人間の違いは、「本気」の度合いだと私は思っています。確実に、両者共「頑張っている」とは思います。しかし、その頑張りが中途半端な人間が結果を残すことができないのだろうと思います。
実際、私はそれに合致しています。
私は多くのことに興味を示す人間です。色んなことを「やってみたい」と思うがあまり、全てが中途半端に終わる経験を何度もしてきました。多くのことにチャレンジをしているから、それを「他人よりも頑張っている」という風に自分の中で解釈をしてしまい、満足をしてきてしまっていたのだと思います。そういった人間は、弱いし、結果に全くつながりません。その過程だけで満足してしまうのです。だから客観的に見ると、「たくさんのことに挑戦していてすごいね、でもなんか物足りないよね。」という状況なのです。ただこういった場合、その状況であることに自分は気付かないのですね。盲目になりがちだからです。他人と比較し少し頑張っていることに満足をしてしまっているだけで、自分自身に向き合ってはいないからです。

今まで私は多くのことにチャレンジをしてきました。しかし、そのチャレンジ全てが本気だったかというと、そうではないのかもしれません。やはり、全ての取り組みにおいて、本気ということは重要です。今までサッカーには本気で取り組んできたと思っていましたが、他のことに気を取られて本気の度合いが下がっていってしまっていたのかもしれません。もしかしたら、何か一本に絞って本気になる方が結果を残すためには手っ取り早いかもしれません。というかそれは確実だと思います。
でも、何か一本に絞るということは私にはできません。全部やってみたいという思いが消えることはないからです。興味のあるものは全部取り組んでみたいし、色んなことに取り組めば、きっと最後にはそれが様々な場面で相乗効果を生むと信じています。そしてその結果として到達した景色を見てみたいのです。だから今までの経験を踏まえたとしても、色んなことに取り組みたいと思っています。

では、全てに本気で取り組んで、その上で結果に繋げるにはどのようにすべきなのかを考えました。じっくり考えていました。そうしたら、ふと読んだ勝又さん(4年・清水東高)の昔のブログに探していた答えがありました。

 

「これは持論ですが、二兎を追うのであれば、それぞれの兎に対する想いは人一倍強くなければならないと思います。実際の行動量というのは圧倒的でなければなりません。私たちが共に兎を追う仲間たちは、兎を奪い合うライバルたちは、その1匹に全てを懸けている人たちだからです。二兎を追っている自分が一番やらなければ、そこでの基準を下げてしまうことになります。両方あるからどちらも50%ずつではなく、両方やるからこそ両方に120%を発揮しなければなりません。」(勝又航大さんの「二兎を追う」より)

 

ああ、そういうことだったんだな、と腑に落ちました。
つまり、私に足りなかったのは、一つひとつに対する想いなのだと思います。やっていることに満足しているだけで、それに対する想いが足りない状態だったのです。想いが足りないからこそ、ちょっと中途半端で結果が残らなくても、「まあいいか」と思えてしまう。拘りが足りないのです。一つのことに対する本気度が足りないがために、他方のものに対する本気度も落ちていってしまう。そんな状態だったのです。そんな私に、結果を残すなど偉そうなことを言う資格はありません。

でも、そんな私にも結果を残したいという願望は強くあります。

だからこそ、結果を残すために、この大学の4年間では全てにおいて「本気」になりたい。
そう思っています。

結果と言っても、色々あります。サッカーにおいて言えば、自分がTOPチームで出ることも結果の一つですし、チームがタイトルを獲ることも結果です。その他にも、プレー以外で塾ソッカー部の価値向上の一翼を担うということも結果の一つと言えるでしょう。でも、そのどんな結果を残すにしても、本気が重要なことには変わりありません。
本気になって自分の目標や夢を実現できるように頑張っていきたい、そう思っています。

幸いにも大学生は時間があります。何かに縛られた時間がないため、自分で考えて行動する時間が与えられています。その時間をどう割り振って、使って、自分のやりたいこと全てを実現していくのかが、私のこれからの至上命題なのだと思います。優先順位を決め、自分のやりたいことの全てに最大限に取り組む。それがこれからは大事です。
ダラダラとした緩い日常を送っているだけでは何も実現することはできません。
自分を追い込んで、律して、どんなに辛くてもその先にある何かを手に入れなければなりません。その流れの中で迷いが生じるのは当たり前です。迷いは時に毒と化しますが、飛躍や成長には必要不可欠なものです。ソラニンみたいなものなのです。きっとそれが自分の人生に彩りを与えてくれると思います。

これからの人生、結果が全てを左右してしまう状況に、今まで以上に何度もぶつかると思います。結果だけを見られるような世界に飛び込んでいかなければならないからです。自分の存在意義を周囲に示すためにも、結果が全てだと思っています。結果が生き様を示し、結果が発言力になり、結果が信頼を生みます。結果を残せない人間に誰もついてはきてくれません。過程を見て満足するのは、もう許されないくらいに思っておいた方が良いかもしれません。
その結果を残すために、「本気」になるということは必要不可欠ですし、特に私においては、「全部本気」ということを課していかないといけません。

だから、今までの人生で一番本気でサッカーに真摯に向き合うことは当たり前で、それ以外の学校の授業や日常生活、趣味、何かの作業や仕事、そういったもの全てに真正面から本気で向き合っていこうと思います。それがきっとこの先何かにつながるはずです。そう信じています。

 

そして、自分が友人とした約束を果たすためにも、その「本気」というものを、この4年間で示していきたいと思います。今のままでは彼に顔向けできません。もっと結果を手にして、成長した自分を見せられるように。
そう自分自身を戒めながらこれから過ごしていきたいと思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。読みにくい文章だったと思いますが、皆さんの心に何か響くものがあったとしたら嬉しいです。塾ソッカー部に所属する者として、多方面からご指導を賜りながら、微力ながらも塾ソッカー部に貢献をしていく所存であります。そして、今まで自分を支えてくれた人のために、そしてこれから出会うであろう応援してくれる優しい人たちのためにも、自分は本気になるんだという強い決意の表明を以て、このブログを締めさせていただきます。

改めて、最後までお付き合いいただきありがとうございました。今後共、ご声援の程宜しくお願い致します。

《NEXT GAME》
8月6日(日)関東リーグ戦 第12節 vs 平成国際大学 @平成国際大学サッカー場 18:00キックオフ

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