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2023.07.17 部員ブログ

「環境 成城、養和、そして慶應」(田中雄大)

平素より大変お世話になっております。今回部員ブログを担当させていただきます、商学部2年の田中雄大と申します。
入部から1年4ヶ月が経過しようとしている中、私たち浪人一般受験組への同期からの信頼は右肩下がりに落ちていっている感は否めません。「なんでお前らが慶應に入れた?」「21歳中学生」「歯抜け」など、あちこちでそのような言葉を聞くのは心外でしかないので、頑張りましょう相場(2年・松本山雅FCU-18/松本深志高)、早川(2年・都立駒場高)、清水(2年・三田学園高)。特に相場。PRIDE OF RONIN。
部員ブログで何を書こうか思案していたところ、締め切りを大幅に過ぎてしまい、梨帆(2年・香蘭女学校高等科)のリマインドで投稿日当日に書き始める結果になってしまったこと、マネージャーの皆様にお詫び申し上げます。さて、浪人のくだりが長くなってしまいましたが、本題に入りたいと思います。
今回の部員ブログでは、未だに「なんで浪人したの?」「なんで慶應なの?」と言われることがあるので、ソッカー部に入った意味について綴らせていただきます。

浪人に至った経緯を全て書くとそれだけでブログが終わってしまう長さなので、今回は割愛させていただきますが、簡潔に説明すると「自分の夢を叶えられると思える進路先に行ける実力がなかった」から浪人することになりました。

どのような環境にいても自分次第で何とかなるという考え方は世間一般に広く浸透していますし、私自身もそう考えている部分は少なからずあります。しかし、進路先を決める段階にあった高校3年生から浪人していた期間の私は、「環境」そのものも自分自身を向上させ、変化させてくれる、とても大切な要素であると思っていました。プロサッカー選手の本田圭佑さんが近畿大学の昨年度の卒業生に向けて「環境に拘れ、環境が夢に近付くスピードを加速させる」という言葉をおっしゃっていましたが、私も全くその通りだと思います。実際に、3歳から18歳までの15年間を、十人十色の個性を尊重する、自由な校風の成城学園で過ごし、9歳から浪人期間を含めた19歳までの11年間を、和を養い、特徴を最大限伸ばしてくれる三菱養和SCでプレーしたことで、爆発的な個性と圧倒的な和の精神を備えることができたと自負しております。

少し話が逸れましたが、浪人していた期間、毎日勉強をしながら、どの大学が自分にとって最適な環境であるかを考えながら受験校を選びました。結果的に無事、私がその時行きたいと思ったいくつかの大学に合格でき、それらの大学の中でも、より夢に近付くスピードを加速させられる環境というものを判断軸として、どの大学に行くかを決断しました。各大学のサッカー部の友人や先輩方の話を聞いたり、練習や練習試合を観に行くなどして、最終的に慶應義塾大学に進学することに決めました。規律のある行動や学生主体の体現、スタッフや選手、マネージャーを含めた全部員のサッカーに対する直向きな姿勢など、他大学のサッカー部にはない魅力に惹かれてこの選択をしました。
ソッカー部こそ私の夢を叶えられる環境であると感じて入部しました。入部当初はピッチ外に費やす時間の多さに違和感を感じていた部分はありましたが、最近になってようやくその意味が少し分かってきたような気がしています。ピッチ外の時間が、私がどの大学に行くか悩んでいる時に感じたソッカー部のピッチ内の魅力に繋がっているということは、今なら理解できます。そのような環境で過ごさせてもらってる中で、入部前に抱いていた私にとって最高の環境のソッカー部という思いは全く揺らいでいないですし、むしろ確信に変わってきています。

慶應に入った意味は何なのか。
何のためにソッカー部に入ったのか。
一流企業に就職するためでも、商学部を背負って公認会計士になるためでもないですし、毎週のオフにゴルフに行き70台を目指すためでもありません。
また、可愛い女の子と飲みに行くためでも、ひようらでお腹いっぱいご飯を食べるためでもないですし、インスタのフォロワーを稼ぐためでも、ヘッドホンを首にかけてキャンパスを歩くためでもありません。ですよね、大下君(2年・東京ヴェルディユース/慶應義塾高)、西野君(2年・駒澤大学高)、塩貝健人君(1年・國學院大學久我山高)、立石君(2年・桐蔭学園高)。

私はサッカーをするために慶應に入り、プロサッカー選手になるためにソッカー部に入りました。
繰り返しになりますが、ソッカー部こそプロサッカー選手としてお金を稼ぐという私の夢を叶えられる環境であると感じています。

これに付随する入学・入部した意味や理由は沢山ありますが、前述してきた「夢」の大部分がプロサッカー選手になることに依存するので、今回のブログではこの大義を記して締め括らせていただきます。

長く拙い文章ではありましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。今後共、ソッカー部へのご支援とご声援の程、宜しくお願い致します。

《NEXT GAME》
7月22日(土)関東リーグ戦 第10節 vs 明治学院大学 @明治学院大学横浜キャンパスヘボンフィールド 18:00キックオフ

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