2023.06.05 部員ブログ
「全ては自分次第」(左貫龍之介)
平素より大変お世話になっております。商学部2年の左貫龍之介と申します。入部から早くも1年が経ち、初めて部員ブログの担当が回ってきました。浦和と日吉を行き来する生活にもすっかり慣れ、日々乗り換えと戦う日々を過ごしています。昼なのに終電を心配してくる永澤(2年・國學院大學久我山高)だけは許せませんが。
さて、部員ブログで何を書こうか思案していたところ、先日自分にとって大きな変化となる出来事が起こったので、それについて書かせていただこうと思います。
拙い文章ではありますが、最後までお付き合いいただけますと幸いです。
「グランドが居心地の良い環境になってはいけない」
監督がよくおっしゃるこの言葉に強く共感する。チームメイトは、ピッチの外ではかけがえのない「仲間」だが、ピッチの中では「競争相手」と化す。自分が試合に出るために、少しでも上に行くために、仲間であり、ライバルでもあるチームメイトと競争を繰り返すことで、どこか居心地の悪さを感じるグランド。その環境こそが自己の成長、ひいてはチームの成長へと繋がる理想像なのだと思う。
昨シーズン、自分はB1チームでプレーしていた。B1は、常にTOPチームを目指すべきカテゴリーとして存在し、実際にB1から多くの関東リーグ出場者が生まれたが、自分がTOPに絡むことはなく、1年を通して同じカテゴリーでシーズンを終えた。振り返れば、どこかB1の「所属」に満足している自分がいたと思う。TOPを目指さなければならないというB1の使命を背負わず、ただ「所属」に充実感を得ていた。だから、居心地が良かった。この「所属」から脱却し、常に上を目指さなければ、自己の成長はないというのに。
そして先日、人生で初めてのカテゴリー降格を通達された。BチームからCチームへの降格である。情けなかった。腹立たしかった。そして悔しかった。とにかく悔しかった。行き場のない負の感情が心を覆い、自然と涙が溢れていた。
ただ、時間を置き、自分と向き合って考えてみると、このCチーム降格も、どこか自分の中でBチームへの「所属」という居心地の良さを感じてしまっていたから起きたのかもしれないと感じた。
試合に出るためにもがいてはいた。ただ、練習をがむしゃらにこなすだけでは足りなかった。自分の課題は何なのか、スタメンで出ている選手とどこが違うのか、何を練習で意識すればいいのか。少しでも上に行くためのハングリーさを持ち、徹底的に自己と対話した上でそれをピッチ上で体現しなければならない。
この降格を環境や他人のせいにするのは簡単である。その方が自分も傷つかない。でも、己と向き合うことから逃げずにもがいた先に成長があると私は思っている。この降格という試練と向き合い、自分と向き合い、真正面から乗り越える。「所属」から脱却し、どこか居心地の悪いグランドで自分の価値を証明する。
その成果としてBチームに戻り、TOPチームへと絡んでいける選手に私はなりたい。
すべては自分次第である。
長く拙い文章ではありましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。今後共、ソッカー部へのご支援とご声援の程、宜しくお願い致します。
《NEXT GAME》
6月11日(日)関東リーグ戦 第8節 vs 神奈川大学 @神奈川大学中山キャンパス陸上グラウンド 14:00キックオフ