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2023.05.08 部員ブログ

「自戒の念を込めて」(永澤昂大)

平素より大変お世話になっております。法学部部政治学科2年の永澤昂大と申します。
久我山時代、紅白戦だけでなくピッチ外でも散々手を焼かされた塩貝健人(1年・國學院大學久我山高)が慶應に入学し、自分より先にブログを書きました。あの時のことを考えると、不思議な感情と嬉しい感情の狭間に揺れています。

さて、先月は偉大な先輩2人が素晴らしいブログを書いていたので、先輩にも後輩にも負けない文章を書こうと意気込んでおります。拙い文章ではありますが、ぜひ最後までご覧ください。

今を楽しめているだろうか。

「好きこそ物の上手なれ」という言葉があると思うが、本当にその通りだと思う。

昨シーズン、自分はサッカー選手として死んでいた。酷い時には本当に腐り、サッカーから離れることすら考えていた。
TOPチームに絡む機会はほとんどなく、Bチームで6時半練習を「こなす」毎日。そんな状態で試合に出れるわけもなく、Bチームでも試合に出る回数は限られていた。TOPチームの試合も応援するだけで、自分が出て活躍するというイメージが一切できなかった。というより、応援する他になかった。試合に出れていない事に悔しさすら感じなくなっていた。一方で、焦っていなかったかと言えばそうでもなかった。チームを引っ張る久我山の先輩、堂々とプレーする同期などを目の当たりにし、悔しい気持ちはもちろんあった。しかし、楽しむことができなかった自分は成長できず、沼から抜け出せなかった。

そんな状態だった自分の心を動かしたのは、後輩の選手権出場と2部参入プレーオフ決定戦だ。久我山の後輩が楽しそうにプレーし、選手権出場を掴んで喜んでいる姿。プレーオフでほぼラストワンプレーで失点し、泣き崩れる4年生。それを見ることしかできなかった自分が腹立たしかった。久しぶりに喜怒哀楽全ての感情を網羅した自分は、「このままではいけない」という気持ちが沸々と湧き上がってきた。高校時代の監督は、「喜怒哀楽を出せない選手は上手くならない」と常に仰っていた。昨年を振り返ると、自分は喜怒哀楽を表現する場面が少なかったように思う。特に、「楽」の感情は重要だ。辛い経験で成長することも多いが、楽しい経験で得られることの方が多いと自分は思う。というより、辛い経験の中に楽しさを見出し、どんな状況でも楽しめる人が成長すると思う。去年を含めて3年間は苦しい思いしかしていなかった。高校2、3年生の時の、1番大事な選手権の時にベンチに座っているあの悔しさは一生忘れることができないだろう。高校1年生の時には苦しみながらも努力を続け、最後の最後で選手権に出場させていただいた。あのシーズンが終わった後の充実感や達成感、「喜」の感情は忘れられない。あれ以来、そんなシーズンを迎えられていない。

今年はあのシーズンくらいの、あのシーズンを超えるくらいの充実感を勝ち取りたい。苦しいことばかりかもしれない。「哀」の感情で溢れることもあるだろう。今シーズンも既に苦しい。自分に対して「怒」ることもあるかもしれない。でも、去年の自分とは一味違うところを見せたい。関東リーグでベンチに掲げる大旗には「見返す」と綴った。自分に期待してくださっている方々や、今まで自分を育ててくれた方々に対して恩返しがしたい。全員を見返したい。そのためにも、チームが掲げる「3部初代王者」は何としてでも達成しなければならない。個人としてもチームとしても、絶対に最高の「喜」ぶシーズンにする。だからこそ、今を「楽」しみ、日々成長していく。自戒の念を込めて。どんな状況でも楽しめる人になる。

長く拙い文章でしたが、最後までご覧いただきありがとうございました。最後になりますが、今後共ソッカー部へのご支援とご声援の程、宜しくお願い致します。

《NEXT GAME》
5月14日(日)関東リーグ戦 第5節 vs 平成国際大学 @慶應義塾大学下田グラウンド 14:00キックオフ

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