2023.05.01 部員ブログ
「負けず嫌い」(塩貝健人)
平素より大変お世話になっております。法学部政治学科1年の塩貝健人と申します。初めてブログを書くということで、拙い文章ではありますが、最後までお読みいただけますと幸いです。
「恐ろしい程負けず嫌い」
周りの人々はよく、私に対してこのようなことを言います。一見この言葉だけ聞くと良い言葉のように聞こえますが、8割以上の人が悪い意味として言っていると思います。確かに、私は負けることが大嫌いです。
サッカーでは、公式戦を除いては自分以外の得点は嬉しくないですし、友人とする荒野行動というスマホゲームにおいても負けると拗ねてしまうことが多々あります。挙げ句の果てには、電車で隣に自分と同じか少し高いくらいの身長の人が来たら、バレないように背伸びをしてしまう程の負けず嫌いです。
よく生きていて大変そうと言われますが、これこそが私の1番の取り柄だと思っています。高校時代、試合で誰よりも得点をするために、ドリブルやシュートの練習を誰よりも取り組んできました。先程述べた荒野行動では、負けたら1人でコソ練を行い、何度でも再戦を挑み、勝利をもぎ取ってきました。このように、負けないために努力できる力が私にはあると思っています。
ここまで負けず嫌いエピソードをたくさん語ってきましたが、私のサッカー人生は常に負けっぱなしでした。
中学時代のクラブユース関東予選1回戦、快勝が予想されていたゲームでこの日は出場のチャンスがあると思い、ワクワクしながら1人前半からアップを始めました。チームは順調に大量得点を重ね、続々と自分以外のベンチメンバーが交代していった中でたった1人名前が呼ばれず、コート脇で半泣きになりながらステップをしていたことは今でも鮮明に覚えています。もちろんユースには上がれず、國學院大學久我山高校に進学したものの、思うような結果が出せず1年時にはCチームが主な活動場所でした。一学年に数人しかいないスポーツ推薦で入学したのにも関わらず、監督に名前すら覚えてもらえずビブスの背番号で呼ばれていた時期もありました。これらのエピソードはほんの一部にすぎず、小学1年生から始まった約12年間のサッカー人生は決して華やかなものではありませんでした。
しかし、人生というのはある日を境に180度変わるもので、ありがたいことに高校3年次には日本高校サッカー選抜という世代最高峰の舞台でプレーをする機会をいただきました。画面越しで活躍を見てきた選手たちと共にサッカーをしたことは、私にとって貴重な経験となりました。3年前に遡った時、この舞台に1番遠かったのは間違いなく自分だったと断言できます。負けたくないという一心で、自分より何倍も上手い選手に対する劣等感を原動力に変え、その距離を埋めてこられたのだと今になって思います。このように、ハングリー精神こそが自分の最大の武器であることをサッカー人生を通して学びました。
よく周りからは「なんで慶應を選んだの?」と聞かれますが、1年生から10番として関東リーグという舞台を経験させていただき、自分の苦手な守備やサボり癖に関して常に指摘して下さる監督やコーチ、先輩方がいらっしゃり、早慶サッカー定期戦という素晴らしい舞台で戦えるチームは他にはなく、最高の環境だと思います。4年後、この選択が正しかったと言えるように、ハングリー精神全開でソッカー部で誰よりも成長したいと思います。
また、私には大変ありがたいことに応援してくれる人や支えてくれる人が多くいます。私の活躍を心待ちにしてくださっている先生やコーチ、親友・後輩たち。そして何より、幼い頃から誰よりも私の活躍を喜び、どんな時でも味方であり続けてくれた父と母。沢山の人に応援されているからこそ、その期待に応えるために必死に努力をし続けます。
まだまだ未熟な部分も多い私のブログを最後までお読みいただきありがとうございました。今後共、ソッカー部へのご支援とご声援の程、宜しくお願いいたします。
それでは最後に、今シーズンの個人目標でブログを締め括らせていただきます。
「関東リーグ得点王(30得点以上)」
《NEXT GAME》
5月14日(日)関東リーグ戦 第5節 vs 平成国際大学 @慶應義塾大学下田グラウンド 14:00キックオフ