2020.09.25 部員ブログ
「他者評価」(山本雄士)
平素より大変お世話になっております。今回初めて部員ブログを担当させていただくことになりました、法学部法律学科1年山本雄士です。拙い文章ではございますが、最後までお付き合いいただけると幸いです。
中学時代からサッカーに於いては自分が思っているより高い評価を周りから受けることが多かった。中学、高校時代は1年生の時からスタメンで使ってもらうという機会が多々あった。自分よりもっと上手い選手を差し置いて試合に出る度に、応援席にいる皆んなが本当に自分を応援してくれているのだろうかと疑心暗鬼になった。試合に出させてもらっておいて、なんて自己評価が低くネガティブな人間なんだと言われるかも知れないが、大学生になった今客観的に振り返っても、当時の自分のプレーがそこまで評価されるべきものだったとは思わない。ボール回しの練習で自分が余りにも下手だった為同じチームでやりたくないと先輩が違うチームに移動したり、ボランチで起用されたにも関わらずビルドアップで山本にはパスを出すなと監督からチーム全体に指示が入ったりと、試合には出させてもらっても心から充実した日々だったとは言えない。
体育会に入っても多くの同期がIチームに所属する中、自分は最初からSチームに所属させてもらった。初めは大学生のスピード感に圧倒されていたが、約半年も同じ環境にいると不思議と慣れてしまうもので、最近はチームの足を大きく引っ張る様なプレーはしなくなった、と思う。プレーが安定してきた一方で、コーチからの評価はかなり不規則に変化する様になった。それも悪い方向に。自分が思っているより低く評価されることがこんなにも悔しいのかと今まであまりない経験に正直うろたえた。
自分ではやっているつもりが、周りから見たらやっていない。自己評価と周りからの評価が食い違う原因はこれに尽きると思う。指導者からの評価が高い選手は自分がしっかりやっている様に見せるのが上手い。声を出すだけでやっている様に見えるし、目に見える結果を出せばそれは評価せざるを得ない。選手側は上手い選手や強い選手などプレー面だけで人を評価しがちになるが、指導者側が起用する選手の基準には試合に勝つ為にチーム全体の士気を上げられることや、プレーの土台となるサッカーに懸ける情熱を持っていることが前提としてある。今の自分を見つめ直すとサッカーに対する姿勢がまだまだ足りていない。それがプレーに現れているのかも知れない。
自分ではやっているつもりが、人から見れば全然やっていない。そんな自分に気付かせてくれるこの環境には感謝しなければいけない。自分の評価を自分でして、それに満足していてはそれ以上の成長はない。だからこそ、思う様に評価されないことで腐ったりせず、今まで以上に必死に練習に取り組んでいきたいと思う。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。今後共ソッカー部へのご支援、ご声援の程宜しくお願い致します。
《NEXT GAME》
9月27日(日) 「アミノバイタル®︎」カップ 2020 第9回関東大学サッカートーナメント大会 vs國學院大學
@RKUフットボールフィールド 16:30キックオフ
※無観客試合の為、ご観戦は出来かねます。