2021.03.22 部員ブログ
「糸」(瀬賀凜太郎)
平素よりお世話になっております。総合政策学部新3年の瀬賀凜太郎です。早いもので2回目のブログが回ってきました。これで、卒業ブログと併せて4年間で最低でも3回は書くことが決定しました。4回目があったらどうしようと震え、筆が進みませんでしたが、気持ちを奮い立たせブログを書かせていただきました。今回は瀬賀が想像以上のペースでブログを書いていること、4/9に21歳の誕生日を迎えることだけを覚えていただければ幸いです。ちなみに、山Pこと山下智久さん、坂Pこと坂巻颯梧さん(新3年・慶應義塾NY学院/New York Soccer Club)も同じ誕生日です。私の次に祝っていただければ嬉しいです。それでは、本題のブログに移らせていただきます。
先日、私は人生で初めてカテゴリーを降格した。入部以来2年間もがき苦しみやっと手にしたTOPチームの座、1ヶ月という短い期間でBチームに降格した。練習後のミーティングで、監督から告げられたTOPチームのメンバーに私の名前はなかった。そして、「正直、TOPチームのマインドではない選手もいた。残念だ。」との監督の言葉が更に私の胸を強く締め付けた。完全に私に向けた言葉だった。自分の中で張り詰めていた糸が完全に切れ、悔しさよりも脱力感が重たくのしかかった。
思い返せば、筋肉系のトラブルと脳震盪(大学に入って2度目)で、シーズンインからの1ヶ月でプレー出来たのはたったの1週間。自分の甘さから、プレーしている時も、プレーしていない時もとにかく叱られた。応えようとしようと奮起したが、徐々にボールに触るのに怖くなる。出来る筈のプレーに自信を失い、自分の武器を捨て安全なプレーを選択する。完全に悪循環にハマった。それと時を同じくして、「周りから必要とされていないのではないか」と思い始めた。優しく声を掛けてくれる先輩や同期、後輩もいたが、居場所を失った感覚は消えてくれなかった。チームにおける自分の存在意義を見出せなくなり、何でサッカーをしているのか分からなくなった。この様に降格した時、悔しさよりも脱力感が勝ってしまった。プレイヤーとして失格だし、降格しても当然の結果だった。
Bチームに降格した時、真っ先頭によぎったのは、入部以来お世話になった「フットサル」だった。フットサルは、基本的にTOPチーム所属の選手は行わない。四戸さん(フットサル部門監督)にカテゴリー落ちし、フットサルの活動を再開する旨を伝えようと思った時、四戸さんから頂いていたメッセージが頭をよぎった。TOPチームでの活躍を楽しみにしてくれていて、フットサルでのプレーが出来れば相手に怖いアタッカーになれると期待して送り出してくれたことを思い出した。それにも関わらず、自分はTOPチームで何も出来なかったし、しようともしなかった。自分のことしか考えておらず、応援してくれている人達の存在に気付けていなかった。監督が常日頃言われている「与えられている環境に感謝する」という言葉の真の意味を身を持って感じられた瞬間だった。
このままでは絶対終われない。自分のソッカー部での存在意義は、常に犠牲心を持って戦うことを前提とした上で、フットサルとサッカーの二刀流を体現し、フットサルの価値を示すことだと覚悟を決めた。そしてその先には、恵まれた環境を提供して下さっている方々、応援してくれている人が喜ぶ顔を見る為にサッカーをする。シンプルにサッカーが好きだという理由だけでなく、一瞬の喜びの為に、苦しい練習を続けることの重要性もTOPチームから学んだ。一度切れた「糸」を結び直し、Bチーム、そしてフットサルで活躍し、TOPチームを関東リーグで勝たせる選手になる。
最後になりますが、コロナ禍という厳しい環境の中、プレー出来ることは皆様のご支援があってのことです。この場を借りて心より感謝申し上げます。
また、最近会えていない同期の2人の親友にもこのブログが届いていれば幸いに思います。急ぐ必要はないけど、話したいことがたくさんあるよ。
拙い文書でしたが、最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。今後共ソッカー部へのご支援とご声援の程、宜しくお願い申し上げます。
《NEXT GAME》
4月4日(日) 関東リーグ戦 第1節vs国士舘大学
@保土ヶ谷公園サッカー場 14:00キックオフ