2024年度 慶應・延世サッカー定期戦

戦評

4年生が引退し、新たなチームとして挑む初めての試合となった延世大学校との一戦では、7-1で本塾が勝利を収めた。

両チームとも慎重な立ち上がりを見せ、序盤は互いを探り合う展開が続く。慶應はMF田中雄(3年・三菱養和SCユース/成城学園高)とMF角田(3年・横浜F・マリノスユース/慶應義塾高)を中心にリズムを作りながら、ロングボールを多用してチャンスを伺う。すると25分、MF角田の絶妙なスルーパスにMF辻野(3年・暁星国際高)が反応して冷静にゴールネットを揺らし、均衡を破る先制点が生まれる。勢いにのる本塾は、26分、MF村井(3年・ザクパクサツ群馬U-18/桐生高)のパスを受けたFW柳瀬(3年・駒澤大学高)が豪快なミドルシュートを突き刺し、リードを2点とする。さらに32分、MF村井のクロスを受けたMF角田が相手DFを巧みにかわし、強烈な左足のシュートを決め、リードをさらに広げる。しかし、延世大学校も攻勢を強める。すると40分、ショートコーナーからのクロスを頭で合わせられ、1点を返される。3-1でリードして前半を折り返す。

本塾はメンバーを総入れ替えして後半に臨む。後半開始早々MF三浦大(1年・慶應義塾高)、MF藤井(2年・静岡学園高)の両WGが果敢に仕掛ける。60分、MF藤井のクロスに、ゴール前でFW立石(3年・桐蔭学園高)が合わせ、追加点を決める。直後の63分、オーバーラップにより抜け出したDF左貫(3年・市立浦和高)のクロスを再びFW立石が合わせて追加点を決める。80分にはDF斎藤(2年・京都サンガF.C.U-18/立命館宇治高)に代えてDF高橋(1年・桐蔭学園高)、DF藤平(3年・桐蔭学園高)に代えてDF村重(1年・慶應義塾高)、MF三浦大に代えてMF清水(3年・三田学園高)、MF林(2年・市立浦和高)に代えてMF茅野(2年・慶應義塾高)、FW立石に代えてFW田中佑(1年・桐蔭学園高)を投入する。81分、DF高橋のパスを受けたMF茅野がニアに豪快なシュートを決めリードを5点差とすると、直後の84分、再度MF茅野が豪快なミドルシュートを鎮め、リードを6点差へ広げる。その後は相手にチャンスを作らせず、7-1で試合終了のホイッスルを迎える。

新チームとしての初陣において、大差をつけ勝利した勢いのまま、次の試合へ臨む。

《注目選手》
立石宗悟
ポジション:FW
出身校:桐蔭学園高
一言:抜群のスピードと走力で相手DFに恐怖を与える。狂犬さながらのその走りで、慶應を勝利に導いてくれることに期待だ。