第72回慶應・神戸サッカー定期戦

第72回慶應・神戸サッカー定期戦、慶應義塾大学下田グラウンドにて行われた神戸大学との一戦は、昨年のリベンジを果たし、5-0で勝利した。

開始早々にピンチを迎えるが、MF角田(2年・横浜F・マリノスユース/慶應義塾高)の体を張った守備とGK根津(3年・慶應義塾高)のセービングで守り切る。16分にFW塩貝(4年・暁星高)がFW熊澤(4年・國學院大學久我山高)と交代するも、攻撃は強度を上げる。FW菱川(4年・桐蔭学園高)のFKにMF辻野(2年・暁星国際高)が反応し、FW熊澤へのラストパスから、相手GKと1対1のチャンスを生み出す。24分、そこで得たCKのこぼれ球をMF角田がボレーシュートで豪快に決めて先制点を奪う。続く32分、DF山本(4年・國學院大學久我山高)のロングボールに反応したMF井上(4年・慶應義塾高)がGKと入れ替わり、ループシュートで追加点を手にする。40分には、左サイドからのサイドチェンジにMF井上がクロスを上げ、最後はMF辻野が押し込み3点目を獲得。守備陣もGK根津、DF山本、DF山口(3年・國學院大學久我山高)、DF内藤(3年・駒澤大学高)の安定した守備で失点を許さない。前半を通してMF荘司(3年・慶應義塾高)がCKで多くの決定機を創出するが追加点は生まれず、3-0で前半を折り返す。

HT、DF内藤、DF山口、DF山本、MF井上、MF角田、MF辻野、MF荘司、FW菱川、FW熊澤に代え、DF勝木(3年・慶應義塾高)、DF板倉(4年・桐朋高)、DF大下(2年・東京ヴェルディユース/慶應義塾高)、MF清水(2年・三田学園高)、MF市川(4年・高崎高)、MF永澤(2年・國學院大學久我山高)、MF山崎(4年・桐蔭学園高)、FW直井(4年・都立富士高)、FW茅野直(1年・慶應義塾高)を投入する。多くのメンバーを交代をした本塾は勢いを落とさず相手ゴールを脅かし続ける。サイドからボールを受けたFW茅野直の強烈なシュートやFW茅野優(3年・慶應義塾高)の強度の高い守備からのショートカウンターで相手ゴールを狙うも得点は生まれず。中々チャンスを作れずにいた中で70分、MF永澤のCKをニアサイドでDF勝木が逸らし、追加点を奪う。クーリングブレイク後の74分にはFW茅野優に代わりMF祖父江(4年・滝高)が、FW直井に代わりFW岡田(1年・駒澤大学高)が投入され、攻撃が活性化する。すると79分、左サイドでMF永澤の抜け出しからMF祖父江がシュートまで持っていき、こぼれ球をFW岡田が決め切る。81分にDF大下に代えてMF鬼丸(3年・春日部高)を投入し、サイド攻撃に厚みを持たせ、6点目を狙いに行くが得点には至らない。90分にはMF清水に代えDF大下を投入し、後半も集中した守備で相手の攻撃を無失点に抑え、5-0で試合は終了した。

5得点を決めた本塾は、9月27日に迎える國學院大學戦に挑む。

《注目選手》
岡田由祐
ポジション:FW
出身校:駒澤大学高
一言:慶應のビーストこと岡田由祐。圧倒的な走力と強靭なフィジカルで慶應のプレッシングを支える。後期リーグ戦は彼の迫力あるプレッシングからいくつものチャンスが生まれることを期待したい。