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2021.12.02 部員ブログ

「174cm/72kg」(川合我空)

平素より大変お世話になっております。今回初めてブログを担当させていただくことになりました、商学部1年の川合我空と申します。入部から約10ヶ月、大学生活にも慣れ、部室では徐々に大学生らしい会話も増えてきました。同期の入江(1年・慶應義塾高)を中心にホットな話題に溢れ、茅野(1年・慶應義塾高)は順調に人脈を広げているようです。先輩方の素晴らしい卒業ブログリレーが幕を閉じ、新年度一発目のブログは少々荷が重いですが、最後までお読みいただければ幸いです。
このブログの執筆に際して、どうせなら私にしか書くことの出来ないことを書こうとテーマを考えました。そして辿り着いた、キーパーとは切っても切り離せないトピックである身長について私自身の考えを綴っていきたいと思います。
ご存知の方も居られるかとは思いますが、私の身長は170cm台前半とゴールキーパーの中ではかなり小柄な部類に入ります。
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この身長に幾度となく悩まされてきました。ジュニアユースの頃には当時のGKコーチの計らいで私だけ夜遅いチーム練習を早く上がらせていただき、22時には就寝するという生活を数ヶ月間続けたこともあります。しかし思うようにはいかず、中学3年生から今現在まで身長はほとんど変わっていません。あと10cm、いやあと5cm身長が高ければ私のサッカー人生は全くの別物になっていたのではないかと現実逃避を繰り返し、ひとえに私の実力不足だということは承知の上、身長というあまりに明確な差に打ちひしがれたことを鮮明に覚えています。奇跡的にユース昇格を果たした後も試合に出られない時期には自身の実力不足を棚に上げ、身長に言い訳を求めたこともありました。もはやコンプレックスのようなものです。私はこれまでのサッカー人生において自分より身長が小さい選手とポジション争いをしたことがありません。当然ソッカー部でも例に漏れず、そしてこれは今後も変わらないことでしょう。GKの身長を語る上で、よく「身長は関係ない」といったことを主張する人がいますが、私にはこれが正しいとは到底思えません。私自身の経験上、また近年の世代別代表などを見ても身長は明らかに評価基準の一つとして存在しています。これはGKとして戦っていく上で身長が非常に重要であることの現れでしょう。一方で、評価基準の一つに過ぎないという見方も出来ます。身長という尺度で劣っても、自分次第で評価など如何様にでも出来るのです。

「自分次第で変えられることにエネルギーを注ぐこと」
「成長に貪欲でいること」

私がサッカーに限らず生きる上で大切にしていることです。何かに祈っても急に身長が伸びることはありません。生まれ持った資質のなさを嘆くことは容易ですが、それではいつまで経っても自分に身長で勝る選手からポジションを奪うことなど出来ません。またこれは身長に限ったことではなく「なぜ試合に使ってくれないのか、あいつは監督に好かれているからだ。」など、人は往々にして自分以外の要素に逃げ道を作りがちです。自分と向き合わない人間に成長などあるのでしょうか。これまで出会った指導者の方々は「自分に矢印を向けなさい」、「自分事化して考えなさい」、と言葉は違えど似たようなことを言っていたように思います。これこそが人が成長する上で最も重要なことなのではないでしょうか。私は常に自身の課題と向き合い、考えてプレーし続けてきた自負があります。チームに唯一無二の価値をもたらし、必要とされる選手でなければ生まれ持った体格で劣る選手に勝つことは出来ないからです。アジリティ、インテリジェンスなど、体格差をカバーしようと様々なアプローチでサッカーと向き合い、高校1年生の頃まで味方すら予想出来ない弾道で幾度となくピンチを生み出してきたキックも、今では私のストロングと評価していただけるまでになりました。
もちろん、現状トップチームで結果を残せていないことを考えると今以上にすべきことは多く、成長に成長を重ねなければなりません。幸いにもソッカー部にはそのために最高の環境が揃っています。同期ながら関東リーグの舞台にて慶應のゴールを守り続けた健(1年・國學院大學久我山高)には何度も闘争心を掻き立てられ、全体練習後もボールに食らいつく千葉(1年・慶應義塾志木高)の姿に影響を受けて自主練の回数は確実に増えました。他にも個性豊かなGK陣と切磋琢磨し、この1年間は非常に密度の濃い充実したものとなりました。
私には、残りのサッカー人生を懸けてこれまで支えていただいた方々への感謝をプレーで示す責務があります。先程述べたような思考が身についたのも、全ては自身の身長と向き合い、生まれ持ったこの体格でどのようにして競争に打ち勝つかを常に考えてきた結果です。そういった意味では低身長でGKをやってきて良かったと言えるかもしれません(とは言っても根津(1年・慶應義塾高)がバー上のボールを軽々キャッチしているのを見ると複雑な気持ちになりますが、、、)。残されたサッカー人生もあと3年。この3年間で低身長でも大学トップレベルで輝けることを体現します。そして早慶戦で慶應を勝たせられる選手になります。
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と、熱く決意を語ってはみましたがまずはピッチ外から。特にロクハンの時には起床確認を徹底することをここに誓い、ブログを締め括らせていただきます。
非常に長く拙い文章ではありましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。今後共ソッカー部へのご支援ご声援の程宜しくお願い致します。

《NEXT GAME》
12月5日(日)第27回東京都サッカートーナメント 学生系の部 1回戦vs成蹊大学
@非公開  13:30キックオフ

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