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2022.10.18 引退ブログ

「悪ガキの最後の悪あがき」(島田雄大)

舜立、紹介ありがとう。彼とは本当にいつも一緒にいたと思う。買い物する時も、遊ぶ時も。どんな時も。そんな「弟」のような存在である彼は最近、1人の女性に沼ってしまい、大変だった。既読ついたのに連絡が来ない。電話したけど出ない。あーまじで可愛い。沼ったことは過去に1度もないのに自分から沼ったわーってカッコつけて言っている姿は本当に滑稽でした。まあ舜立の恥ずかしい話はここまでにして、本題のブログの方に入ろうと思います。普段読書を全くしない私の文章は本当に拙いと思いますが、是非読んでいただけると嬉しいです。

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いつからだろうか。自分に期待しなくなったのは。
1年の夏に大粗相を起こしてみんなに迷惑を掛けた時か。カテゴリー落ちを経験し、サッカーを辞めようか本気で考えた時か。同期の多くが上のチームで活躍する姿を見た時か。それぞれの事象において私は自身に期待をしたが、全て裏切ってきた。その度に自分が嫌になる。嫌いになりそうになる。あの時ああしていれば。いつも思ってきた。きついことや苦しいことから無意識に逃げてしまう。私は弱い人間である。もう本当に自分に期待はしたくない。期待したところで良いことない。そう思っていた。

何故ソッカー部に入ったのか。
私の場合それは簡単で、サッカーが好きだから。好きすぎるあまり、高校でサッカーを辞めることすら考えられなかったから。もちろん早慶戦に出たいし、関東リーグにも出たい。だが、それよりもサッカーを第一に考えた生活をまだまだ続けたかった。そしてしっかりとこの4年間でサッカー人生に終止符を打つためにソッカー部に入部することを決意した。
しかし、どうだろう。この4年間でサッカーとお別れできるだろうか。

私は本当に周りの人に迷惑を掛けてしまう。

「雄大ってほんと前向きだよなぁ」

よく周りの人から言われる。自分はポジティブで過去を引きずらず、前進していく前向きな人間。と言いたいところだが、過去を振り返ると後悔することばかりなので振り返れないだけである。ここでは自分の後悔の4年間について少し綴らせていただきます。

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1年目。学年の半数以上がDチームで自分もその内の1人だった。周りに流されやすく、意志の弱い性格である私は、練習を終えた後はキャンパスで友達と談笑したり、ゲームをしたりし、高校の時に取り組んでいた筋トレは辞め、駄菓子を食べ、炭酸を飲むクソみたいな生活を過ごしていた。そんな「本当にサッカー選手か?」と思われるような生活を送っていた私は「楽しければ良い」という思考に至り、とうとうサッカーに対する情熱さえ、失いかけてしまった。そんな心も体も腐敗しまくっている私はその年の夏に大粗相を起こした。大好きで入部したはずのサッカーができなくなった。何よりも自分のせいで多くの人たちに迷惑を掛けてしまった。本当にバカだった。そんなバカな自分を同期のみんなは辞めさせないで部に残してくれた。更正することに少しの期待をしてくれた人たちのためにもう迷惑は掛けないと誓った。はずだった。

2年目。Sチームで練習についていくのがやっとだったが、日に日に自分が上手くなっているのを肌で感じることができていたので本当に充実していた。しかし、Iリーグが始まる直前でカテゴリー落ちを告げられた。それもそうだ。試合に絡めないだけではなく、素行が良くない自分は全国を目指すチームに必要であるはずがない。言われた時は頭が真っ白になり、拓海くん(R2卒)に「すぐ戻ってこれますか?」と意味が分からない質問をしていたのを覚えている。また、その時期からグラマネ決めのミーティングが始まり、自分がソッカー部にいる意味を少しずつ考えるようになった。素行も悪く、1番下のカテゴリーに落ちてしまった自分が選手としてこの部に居ても良いのか。こんな自分のために選手を辞めなくてはいけない人に申し訳ない。などと考えているとサッカーを辞める時が来たのかなと感じ、涙が止まらなかった。そして覚悟を決めて投票に1票でも入ったらグラマネに立候補しようと覚悟を決めてミーティングに臨んだ。まあ、そりゃ1票も入らないよね。本当に1票も入らず、何の決心だったんだとも思ったが、それから心機一転、サッカーをやらせてもらえていることに感謝し、選手を辞めて、グラマネになってくれた秀太のためにプレーすることを誓った。はずだった。

3年目。この1年間は本当にサッカーが楽しかった。C1で高校からお世話になっているともきさん(R4卒)にいろんなことを教えてもらった。毎日グランドに行くのが楽しみだったし、人生で初めて、人のため、チームのために頑張るという気持ちになれた。チームとしてもIリーグ1部昇格まであと一歩のところまで行くことができたが、私が大事な試合でPKを外してしまったがために勝ち点を取りこぼしてしまった。C1のみんな、出しゃばってごめん。しかし、本当に充実していた1年だったと感じている。自身としてもサッカー選手として一回り成長できたと感じた。1年間自分に多くのことを教えてくれたともきさんのために来年はTOPチームに上がって活躍してやると強く思った。はずだった。

4年目。信頼を失う行為を連発していた私は、自分の大きなミスのせいで1番下のカテゴリーからスタートした。本気でサッカーができる最後の年に自分は、自分が犯した今までの過ちでTOPチームから1番遠いところでサッカーをすることになった。何をどうすれば上に行けるのか自分の乏しい頭で考えたが、全然分からなかった。ピッチ内であれば、自分が活躍し、チームを勝たせられれば評価をしてくれるが、ピッチ外で失った信頼はどう取り戻せば良いのか本当に分からなかった。とりあえず、当たり前だけどサッカーは全力で取り組み、ピッチ外のことに関しては自分だけではなくCチームでミスが起きないように行動した。多分急にキャラが変わったからなのか後輩の的井らへんからは「しまくんが生まれ変わった」と言われていたが、そうではない。「自分が上に上がるために演じた」だけだった。ありがたいことにもう1度上のカテゴリーでプレーをするチャンスを頂いた。自分がまた楽しいサッカーをするために、1つでも上のカテゴリーに上がるために頑張ろうと思った。そうすると今度は4年の「意地」、「背中」という言葉が付き纏った。私はその意味を深くは理解できていなかった。4年だから人より声出せば良いんでしょくらいの軽い気持ちでいたため、意地もなければ背中もない。ただの一部員であったと思う。しかし、山中合宿や金沢遠征で共に生活をしていた夏輝の言動を見て、自分の情けなさに気付かされた。彼は走りすぎで足の裏の皮がなくなろうとも、古傷の膝が痛もうとも決して離脱することはなかった。試合中は誰よりも声を出し、誰よりも闘志みなぎるプレーをしていた。「なんでそんなに無理してるの?」と聞いたら「キャプテンやらせてもらってるからなぁ〜」と気持ち悪い声で言われたが、ものすごく自分には響いた。今まで私は「自分が何をしたいか」を判断基準において生活してきた。しかし同じレベルにいると思っていた夏輝は自身が頑張ることでチームがどうなるかまで考え、その行動がチームの原動力となっていた。その時は「カックイィ〜」と茶化してしまったが、夏輝のその言葉で自分は大きく変われたと感じている。それからは試合でどんなに泥臭くても良いからみんなのために走りまくろうと誓った。それが私なりの「意地」であり、「背中」なんだなとやっと理解することができた。

4年目にしてやっと「はずだった」と書かずに済んだ。しかし、自分は気を抜いた時に何かやらかすので、もしそんな時があれば、いつも一緒にいる石川くんと竹内くん、ご指導ご鞭撻の程お願いねっ

ソッカー部の4年間は本当に楽しかったし、辛かった。そしてたくさん迷惑を掛けた。なんかごめんなさいしか言ってない気がする。だけど最後に、本当の最後に1度だけ、ラスト数週間みんなに「島田雄大の意地を示せる」と信じて、自分に期待してみようかな。

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最後にこの場を借りて感謝の気持ちを述べさせてください。

B2のみんなへ
頼りなく、情けない4年で迷惑もたくさん掛けたと思いますが、本当にみんなが大好きです。一人ひとり個性が豊かで、毎日ピッチ内外で楽しい思いをたくさんさせてもらいました。あと1試合。絶対に勝とう。昇格することはできないけど、この1試合で勝てるかどうかは来年に大きく関係してくると思うから。竹内に人生初めてのクリーンシートを、石川に人生初めてのゴールを期待しています。

岡田、天田へ
この場で書くのはどうかとも思ったけど、直接言うのも違うし、なんか照れくさいからここに書かせてください。2人とは4年間多くの時間を共にしてきて、自分が本当に辛い時、支えてくれてありがとう。2人がいなかったら、部活を続けられているかも分からないし、こんなに楽しかったかも分からない。本当に感謝しています。3人でちゃんと引退したかったけど、なんか1人いなくなっちゃったから、岡田と2人で後のソッカー部ライフを駆け抜けます。もう1人は彼女とお幸せに。

同期へ
こんな悪ガキのせいでたくさん迷惑を掛けたと思います。本当にすみません。みんなと出会えたことは自分の人生の宝物です。引退したらみんなと話せなくなると思うとすんごい悲しいので、定期的に会いましょ

両親、姉へ
18年間本当にありがとう。みんなの応援があったから頑張れたし、ここまでやってこられた。期待に応えられているかは分からないけど、何不自由なくサッカーができて本当に恵まれているなと感じています。最後の数週間、感謝の気持ちを胸に全力で走り抜けたいと思います。

次回のブログは残念なイケメンこと加藤翔生太(4年・慶應義塾高)です。彼は高校から含めて7年間、どんな試練も共に乗り越えてきた親友です。そんな彼ですが、少しだけ、ほんの少しだけ社会不適合な部分があります。時間を守れなかったり、集団行動が苦手だったり、ホウレンソウができなかったりとまあ少しだけそういう部分があるので来年からちゃんと働けるのか本当に心配です。そんな集合時間にどんな時でも遅れてくる彼は、このブログの期日までにちゃんと提出することができるのか!乞うご期待。

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10月22日(土)関東リーグ戦 第19節 vs 明治学院大学 @非公開 11:00キックオフ

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