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2025.05.12 部員ブログ

「這い上がる」(計盛昂洋)

平素より大変お世話になっております。法学部法律学科2年の計盛昂洋と申します。

新学期が始まり、早1ヶ月が経ちました。1年生の中には、私の下の名前を初めて知ったという人も多いのではないでしょうか。自己紹介をする度に「計盛は名前じゃないの?」と聞かれることには、すっかり慣れてしまいました。この先のソッカー部人生で、この質問をあと何度受けるのか、少し楽しみに思っています。

今回は、入部してからの1年間を振り返り、自分の考えたことを率直に書き綴りたいと思います。拙い文章ではありますが、最後までお付き合いいただけますと幸いです。

この1年間で私は、自分の実力不足をとても痛感させられました。1年前、普通部時代から憧れていた「早慶戦で慶應を勝利に導く」という目標を胸に抱き、ソッカー部の門を叩きました。しかし、入部直後、GKコーチから「考えが浅い」「謙虚さが足りない」「何もできていない」と厳しい言葉をいただき、自分の未熟さを痛感しました。当時の私は、練習の質を下げ、チームの足を引っ張る存在でした。それでも、4年間の経験を惜しみなく共有し、指導してくださった先輩方のおかげで、この1年間で少しずつ成長を実感できるようになりました。

1年目は、結果を求めるよりも「上手くなりたい」という一心でひたすら練習に取り組みました。しかし、2年目を迎えるにあたり、「B1スタメン」「新人戦優勝」「TOPチームへの食い込み」と具体的な目標を掲げ、結果を意識するようになりました。しかし、沖縄合宿での練習試合では、序列は1番下。コーチからは「自分の実力を正確に測るのも実力のうち」と指摘され、TOPチームで活躍する同期の姿を見る度に、自分の不甲斐なさを痛感しました。

そんな中で迎えたB2 Iリーグの開幕戦では、ビルドアップミスから失点を喫し、0-1で敗北。自分の未熟さを再び痛感する結果に終わりました。「もっと上手くなりたい」「もっとチームに貢献したい」「ピッチ上で価値を証明したい」という強い思いがある一方で、それが形として現れない日々のもどかしさ。ピッチ上でしか返さないと分かっていても伴わない実力。この悔しさは、これまでの自分の甘さや努力不足の結果であると理解しつつも、なかなか受け入れることができません。

昨年フットサルの練習に参加していた際、宮川前フットサル部門監督から「散歩のついでに富士山に登る人はいない」という言葉を教えていただきました。これは「大きな目標を成し遂げるには、それに見合う努力が必要である」という意味だと私は解釈しました。
だからこそ、もっと「キャッチ1つ」「ステップ1つ」にこだわり、サッカーに関わる時間を増やし、必ずここから這い上がる。

幸いにも、私には素晴らしい同期がいます。スーパー人間の大次郎(2年・横浜F・マリノスユース/慶應義塾高)、そして理論に基づいて努力し続ける天才・桂匠(2年・清水東高)。この2人と共に練習中に意見を交わし、互いに切磋琢磨することで、日々自分の120%を出していかなければならない。GKというポジションはたった1つしかありません。しかし、GKファミリー全体での底上げを目指しつつ、早慶戦での勝利を目指す。
ここから這い上がってみせる。

拙い文章ではありましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。これからもご支援ご声援の程、よろしくお願いいたします。

《NEXT GAME》
5月17日(土)関東リーグ戦 第8節 vs 東洋大学 @東洋大学朝霞キャンパス・サッカー場 14:00キックオフ

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