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2015.10.17 引退ブログ

ソッカ―部の仲間(飯沼可奈)

 

こんにちは!中等部から10年来の付き合い、ソッカー部のちゃっかり男比留間からバトンを受け取りました。今回ブログを担当させていただきます、マネージャーの飯沼可奈です。
マネージャーという立場からオフィシャルブログを書くことはあっても、一部員として個人の想いなどを綴るブログは初めてなので、少し変な感じがします。
ありきたりになってしまいますが今回は、ソッカー部に入部して4年、自分自身のことと今思うことを綴らせていただきたいと思います。

突然ですが、私にはソッカー部OBである兄がいます。当時現役であった兄からは「練習が大変」「山中湖合宿がヤバイ」という言葉をよく聞いていました。練習や合宿の話を聞いていても、小学生であった私からは到底考えもつかないような内容でした。
しかしそんな言葉を言いながらも兄はサッカーへの情熱を切らすことはなく、ソッカー部のことが大好きでした。私は、なんでそんなにつらい部活なのに兄はソッカー部のことが好きなんだろう、と疑問に思っていました。
ところが高校3年時、母と一緒に国立競技場で行われていた早慶サッカー定期戦を初めて見たとき、そんな疑問は一蹴されたのです。ドラマチックな逆転劇に、絶え間なく声援を送り続ける黄色の応援団。兄がいたソッカー部とはこんなに凄いところだったのか、と衝撃を受けました。私の目の前に広がる光景は全てこの上なく輝いて見え、ここに入ってこんな舞台をつくりたい!そしてこの舞台で勝ちたい!と強く思い、大学では兄と同じソッカー部に、マネージャーという立場で入部することを決めた…というのが入部するまでの経緯です。

ところが、実際に入部してみると大変なことと楽しいことでは正直大変なことの方が多い日々が続きました。いつもならなんとも思わない1日がとても長く感じ、自分で選んだ道なのに苦しく思うこともありました。自分の不甲斐なさに落ち込むこともありました。
しかし、そんな時でも私を奮い立たせてくれて支えてくれた存在は、ソッカー部に関わる全ての仲間でした。
ソッカー部という素晴らしい組織の伝統を築き上げて下さったOBの方々。右も左も分からなかった頃から、ソッカー部マネージャーというものを根気強く一から教えて下さったマネ部屋の先輩方。マネージャーとして未熟であったにも関わらず一緒に戦う仲間として認めて下さった選手の先輩方。私達の背中を見て付いてきてくれたマネ部屋の後輩たち。辛いときでも信じて頼ってくれた選手の後輩たち。「学生時代にしか出来ないことを一生懸命やりなさい。」と、私の我儘を聞いて好きなことをやらせてくれた家族。その他にもたくさんたくさんお世話になった人がいます。その中の1人でも欠けてしまったら、私はここまでやってくることは出来なかったと、そう思います。

このように入部してから色々な人との出会いに感謝ばかりですが、私は何より大好きな21人の同期がいてくれたことがとても大きいと思っています。ありきたりな言葉であり、毎度毎度同期が同じようなことを書いていますが、本当にこの21人と同期でよかった、と心の底から思っています。
高校を女子だけの環境で過ごした私は、ソッカー部という男だらけの環境にすぐに慣れなくて、一緒にプレーをすることもなく立場が違う選手とマネージャーでは深くまで理解し合うことは少し難しいことでした。しかし、2年時のミーティングをやり通して、お互いのことを考え抜き、全員が同じベクトルを向いた時、私は心の底から21人の同期を信頼し、大好きになりました。
仕事をしているところに来てくれて「お疲れ様」と一言声をかけてくれることや、グラウンドで他愛もない話をしてくれること、試合後に「ありがとう」と言ってくれること、さり気ないことですが私はそんなことを幸せだと思っています。情けない話、マネージャーとして組織を支えるべき立場なのに常日頃から仲間に支えてもらっていると感じており、こんなに最高な仲間に恵まれた私は誰よりも幸せ者だと思っています。
自分が4年になった今、あの頃の兄がつらい中最後まで必死でサッカーに取り組み、ソッカー部が大好きだった理由がはっきりと分かりました。大学1年の時の「ソッカー部に入部する」という選択は大正解であり、これ以上の大学生活は無かったと胸を張って言うことが出来ます。

高校の時に志した「私がつくった早慶サッカー定期戦での勝利」は叶いませんでしたが、私にはこのソッカー部の仲間とやり遂げるべき「関東大学リーグ優勝」という目標が残っています。残りのリーグ戦、相手は強豪チームばかりです。厳しい戦いが続くと思います。「優勝」など簡単に言うな、と仰る方もいらっしゃるかもしれません。しかし、生意気かもしれませんが、私は「優勝する」と口にすることで勝利の神を味方につけられると信じています。まぐれでも奇跡でもなんでもいい。私達4年生22人でチームを引っ張り、頼りになる後輩の力を借りながら、チーム一丸となって「優勝」という偉業をやり遂げてみせます。
そして、ソッカー部で関わった全ての人、すべての仲間に結果で恩返しをしたいと思います。

リーグ戦は明日の専修大学戦も含めて残り5試合あります。お時間があれば是非一度会場までお越しいただき、選手たちに直接声援を送ってください。泥臭く、熱く、慶應らしく一丸となって戦っている姿を見に来てください。

拙い文章でしたが、ご高覧いただきありがとうございました。今後とも温かいご声援のほど、よろしくお願い申し上げます。

次にバトンを託すのは新井祐介です!リサーチとしてチームを支え続け、現在トップチームとしてサッカーに取り組んでいる「ミスター4年の意地」祐介。穏やかな性格に秘められた静かなる熱い想いにご期待下さい!

≪NEXT GAME≫
第89回関東大学サッカーリーグ戦【後期】
10月18日(日) 第18節 vs専修大学 13:50kickoff @Shonan BMW スタジアム平塚

 

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