2020.07.14 部員ブログ
「日本を知りたい」(岡田舜立)
平素より大変お世話になっております。今回ブログを担当させていただくことになりました環境情報学部2年の岡田舜立です。拙い文章ではございますが、最後まで読んでいただけると幸いです。
今回は初めてのブログで何を書こうか悩みましたが、日本の大学に進学した理由について書きたいと思います。
私は人生の殆どを海外で過ごし、ドバイ、フィンランド、イギリス、オーストラリアの4ヵ国で生活をしてきました。日本で一度も教育を受けたこともなく、生活をした経験がほとんどなかった為、日本をあまり知らずに生きてきました。フィンランドに居た頃はインターナショナルスクールに通ったり、週1の日本人学校に通ったりしていたので日本や日本人との関わりはありましたが、小学6年生の時イギリスに引っ越したことをきっかけにその関わりが殆どなくなりました。現地校に通い、学校で日本人は自分と弟だけ。通っていた週1の日本人学校も距離的に通えなくなってしまった為、本当に現地の子供と同じ様な生活をしていました。この時の自分にとって「日本」とは、ただ自分が生まれた場所でしかなく、2年に一度旅行に行く様な遠い存在でした。深い関わりもなければ、一生戻る必要がないと考えていたので日本について興味を示さず日本語の勉強等もなるべく避けて生活をしていました。
しかし、高校生になりオーストラリアに引っ越しその様な考えは一転しました。オーストラリアは多文化多民族国家と言われており、非常に多様性が強い国でした。人口の25%が海外生まれ、更に25%が両親のどちらかが海外出身という統計がある様に、様々な背景を持った人が共に生活をして共存している国です。そんなオーストラリアで出会った人は、自分の背景を自身のアイデンティティの一部として強く実感しており、誇りに感じているという印象を受けました。自分のアイデンティティを忘れずにいることで、多文化多民族国家の社会の中でも自分を失うことなく生活出来ていると感じ、如何に自分のアイデンティティが大切であるかということを学びました。
この様な経験を踏まえ、自分は日本人であるのにも関わらず日本について何も知らないことが勿体ないと感じる様になりました。「日本」を知ることは自分自身を知ることに繋がり、自分自身の成長に繋がると考えました。これからの人生に於いて日本を知ることは重要なことである、と決心した私は日本の大学に進学することを決めました。実際に日本で教育を受けて生活をすることで、日本という国の理解を深めることが出来ると考えたのです。
日本に来て約1年半が経ちますが、この選択は間違っていなかったと思います。日本での生活は正直慣れないことが多く大変なことばかりでしたが、ソッカー部の同期や先輩の方々のお陰で乗り越えることが出来ました。特に同じ帰国生の先輩である清水凛太郎さん(3年・William Fremd High School/Sockers FC Chicago Academy)や中江暸介さん(3年・International School of Paris/Athletic Club de Boulogne-Billancourt)の存在は大きく、困っている時気軽に相談に乗ってくれました。いつもありがとうございます。
これからも残された日本での大学生活を楽しみながら、日本の理解を深めていきたいと思います。
拙い文章でしたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。今後共、ソッカー部へのご支援とご声援の程、宜しくお願い致します。
《NEXT GAME》
7月18日(土) 関東リーグ戦 第3節 vs法政大学
@RKUフットボールフィールド 17:30キックオフ