第96回関東大学サッカーリーグ戦【後期】第19節 vs 明治学院大学

戦評

関東リーグ第19節、残り5節となり結果次第で上位にも下位にも転ぶ可能性があるため重要な一戦となる。

試合は開始早々5分、コーナーキックのこぼれ球をMF角田(1年・横浜F・マリノスユース/慶應義塾高)が豪快にゴール左隅に突き刺し先制点を奪う。その後明治学院大学にボールを握られる展開が続くが本塾は規律を保った守備で粘り強く対応し、ボールを奪った後のカウンターでチャンスを作る。35分には勢いのあるプレスからMF齊藤滉(4年・FC町田ゼルビアユース/都立町田高)が右サイドでボールを奪い、カウンターからシュートまで持っていく。立て続けに42分、MF齊藤滉が再度ボールを奪い、カウンターからシュートを放つが惜しくもゴール左に外れる。粘り強い守備とカウンターを中心に試合の流れを作っていく本塾は1ー0のまま前半を終える。

後半も両者譲らない展開が続くが徐々に本塾がペースを握っていく。
55分にはDF大下(1年・東京ヴェルディユース/慶應義塾高)、MF茅野(2年・慶應義塾高)で左サイドを崩すと、MF茅野が豪快にシュートまで持っていく。60分、FW柳瀬(1年・駒澤大学高)に代えてFW立石(1年・桐蔭学園高)を投入し、攻撃に勢いをもたらせていく。
68分にはDF大下に代えてDF森(4年・FCトリプレッタユース/学習院高等科)を投入。75分にはMF茅野に代えてMF香山(2年・慶應義塾志木高)、FW清水(1年・三田学園高)に代えてFW廣田(4年・暁星高)を投入する。交代選手が勢いをもたらし本塾はカウンターからサイドを崩し、幾度もクロスを上げるも、ゴールには繋がらない。スコアが動かないままロスタイム、勝ち点を確実に勝ち取りたい本塾はFW廣田、MF香山を中心にボールをキープし、優位に進め試合を確実に締めくくった。

今節勝ち点3をなんとかもぎ取った本塾は上位争いに食い込んでいくためにこの後上位との5戦が大切になってくる。次回連戦となる立正大学戦、チーム一丸となり連勝を飾りたい。

《注目選手》
大下崚太
ポジション:DF
出身校:東京ヴェルディユース/慶應義塾高
一言:安定した守備と質の高い声かけで最後尾を支えるイケおじルーキー。