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2020.11.02 引退ブログ

「4年間」(草野信之介)

平素より大変お世話になっております。
本日のブログを担当させていただきます。環境情報学部4年の草野信之介です。

7年目の仲になる馬場からバトンを受け取りました。馬場とは高校時代から2ボランチを組むことも多く、彼のドリブルには幾度となく助けられてきました。ピッチ内でのコンビネーションは年々磨かれ、息ぴったしです。ただピッチを出ると一変。沖縄遠征では2人部屋で2週間過ごしましたが、会話の中心は洗濯でした。いじり過ぎには要注意ということを僕たちが身をもって伝えている様な気もしています。残りの数ヶ月で酔っていなくても話せる様になるのが目標です。

さて本題に入ります。毎年4年生の卒業ブログを読むと涙腺が緩み、1年間の終わりを感じました。実際に自分もブログを書く立場になり、大学生活が終わりに近付いていることを強く実感しています。あっと言う間な様で長かった気もする4年間。ソッカー部のお陰で充実したものになったのは確かです。そんな自分の4年間を振り返り、最後のブログを書かせていただきます。ガチガチで余り面白い文章ではありませんが、ご一読いただけると幸いです。

2017年4月、関東1部リーグ第1節。西が丘の電光掲示板に自分の映像が映り、170名の部員が応援歌を熱唱してくれた。入部して間もない私はとんとん拍子でトップチームまで上がり、初戦でメンバー入りを果たした。高校サッカーへの悔いがあった自分にとって大学サッカーは最後のチャンスだった。初戦で出場とはならなかったものの、入部時に思い描いた関東リーグ出場、活躍までの道筋がくっきりと見え、期待は大きく膨らんだ。

しかしそんな思いは一瞬で打ち砕かれた。
翌週の試合でメンバーを外れると出場機会を理由に1ヶ月後にはBへ、3ヶ月後にはCにいた。トップチームに絡むどころか、自チームで出場出来ない時期もあった。B、Cチームを転々としながら結局関東リーグへの出場なく2年間が過ぎた。不満はあったが、自分の実力不足であるのも確かだった。そう気付けたからこそ「まだ2年ある」と言い聞かせ自分にベクトルを向け続けた。

その甲斐あってか3年目はシーズンインからトップチームでレギュラーを掴んだ。
が、今年こそはと意気込んでいたリーグ開幕直前、メンバーから外された。今でも忘れない、松本山雅との練習試合。翌週のミーティングで自分のプレーがスクリーンに映し出された。悪いプレーとして。メンバーボードを覗き込むと自分のマグネットは3列目にあった。また始まった試合に出られない日々。大学に入ってからはいつもそうだった。少しずつ、着実に積み重ねてもあと一歩でチャンスを逃した。トップチームでありながら、関東応援、翌日の練習試合を繰り返す日々。1、2年の頃は「まだ大丈夫」と言い聞かせてきたけどあの頃の自分には耐えられなかった。何が良いプレーか分からなくなり、ボールを持ったらとにかく前に放り込んだ。ただそれは自分に求められているプレーではなかった。チームの中で自分の持ち味を出すことに苦しみ、何も出来ない自分に嫌気が差した。14年間磨いてきた自分のプレーすら忘れかけた。精神的に限界で毎日の練習が苦になり、小2以来楽しかったサッカーを本気で辞めたいと思った。辞めようと思った。実家のリビングで母にそう打ち明けたのは今も鮮明に覚えている。誰かに相談しようとも思ったが自分の余計なプライドが邪魔した。誰にも弱みを見せたくなかった。本当に苦しい1年間だった。

ただそれでも踏ん張れた理由、それは間違いなく同期の存在だった。
練習終わりの部室で自分の心境なんてお構いなしにいつもイジってくれたシタヤ、常に自分を気にかけどこへ行くにも声をかけてくれたツルやコーヅ、「関東で見るのを楽しみにしてる」と常々言ってくれたマサヤやイッペイ。ここには書き切れないけど飲みや遊びその他諸々、沢山の同期に笑顔にしてもらい、支えられ、時には刺激も受けた。そして自分がどれだけ周りに助けられているのか気付かされた。同期の存在はあそこで自分にもう一踏ん張りする力を与えてくれた。

するとチャンスは意外にも直ぐ訪れた。後期の立教戦、メンバーに入ると遂に関東リーグ出場を果たせた。1年の春以来の自分の応援歌。入部当初のあの時とは違い、ピッチに入る瞬間、2年半苦労してきた思いが込み上げて来た。サッカーを続けてきて良かったと人生で最も感じた瞬間だった。試合後に皆がスタンドに残って声を掛けてくれたあの時の嬉しさは一生忘れないと思う。

苦しい時程意外にも近くにチャンスは転がっているのかもしれない。そんなことに気付かせてくれた4年間だった。

正直思い描いていた大学サッカーとはかけ離れてしまった。関東デビューが3年になるとは、1年の時には思いもしなかった。
ただこの部に入って良かったと心底感じている。それは経験したことのない程の挫折を味わえ、何より素晴らしい同期に出会えたから。
同期には本当に感謝しています。

最後に両親への感謝も。
お節介な程にいつも自分のプレーを気にかけ、常にポジティブな言葉をかけてくれた父。文句は言いながらも、やりたいことは何不自由なくやらせてくれた母。
父の期待に応えられなかったのは少し心残りだけど、本当に感謝しています。ありがとう。

ソッカー部での生活は残すところ2ヶ月。Iリーグは全国、関東リーグは残留に向けて大事な試合が続く。
4年間の成長をピッチで見せたい。
そして何より与えられた環境で全力を尽くし、チームを勝たせたい。

拙い文章でしたが、最後まで目を通していただきありがとうございました。

明日のブログは高津海人です。
彼とも今年で7年目。高校では同じクラスで前後の席。彼の成績は僕のお陰と言っても過言ではないでしょう。
クールな見た目で普段はあっさりとしている彼ですが、実はアツい男です。試合中は誰よりもチームを鼓舞していたり、後輩思いな一面もあったり、
思い出も沢山あります。が1つ目からコンプラに引っ掛かりそうなので控えます。

そんな彼のブログを是非お楽しみに!

《NEXT GAME》
11月7日(土) 関東リーグ戦 第16節 vs立正大学
13:30キックオフ @会場非公開

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