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2020.11.04 引退ブログ

「高橋翔太の大学4年間 監督・主演 高橋翔太」(高橋翔太)

皆さんこんばんは。高津海人より紹介預かりました、商学部4年高橋翔太です。高津家の方々、何度も夕食をごちそうになりました、本当にありがとうございます。彼の実家と僕の下宿先が近いこともあり、「今何してる」という彼のラインが来るたびによく二人で映画を見たり、youtubeを見て遊びます。しかし、最近は忙しいのか、なかなかラインをくれません。どうしたのでしょうか。長くなりそうなので前置きはこの辺にしておきます。

私の趣味は映画鑑賞です。今回のブログはタイトルの通り私の4年間を映画になぞらえて書いてみようと思います。

と、言いたいところですがタイトルを奇異にして読んでもらうための作戦です。普通に書きます。映画でも予告編は面白そうなのに本編はつまらなかったというのがありますよね、そんな感じだと受け取っておいてください。
映画の話をもう少しします。
私はバットエンドが好きです。過度な現実主義の私は、一発逆転のハッピーエンド映画を見ると興醒めし、辟易します。
バットエンド好きの私は良く同期から「人間味がない」と言われますが、バットエンドは深いんです。この理由を知りたい映画好きな部員は今度語り合いましょう。
またまたすみません、前置きが長くなりました。

「高橋翔太の大学4年間」
もし私がこの映画の台本を渡され、監督オファーを出されたら間違いなく降ります。絶対受けません。私の4年間はそれだけ味気なく、恥の多いものでした。
大学1年はカテゴリー昇格をテンポよく進めたものの、その後にはミスを繰り返し、同期に多大な迷惑をかけました。そして現時点に至るまで「関東リーグ出場・早慶戦出場」という自身の目標を叶えることなく、平然と物語は終わりを迎えそうです。こんな映画、手元にあるポップコーンを食べ終えたら間違いなく途中退出です。
2時間で人々を感動させ、心を豊かにしてくれるのが映画ですが、4年間かけても他人の心を動かすものがありません。
しかし、それこそが私にとって大きな学びでした。それは「どれだけ素晴らしい環境が整っていようとボンヤリと毎日を過ごしていたら何も学べない」これを身に滲みて学んだことです。ありきたりな事ですが、このことに気づける人はそう多くないと思います。膨大な時間と素晴らしい環境があっても中身が空っぽなら空っぽのままなんです、本当に。
後輩の中には、「俺は体育会サッカー部で他人よりいい経験をしている」「慶應大学にいるから普通に卒業すれば、いい将来が待っている」と思っている人がいるかもしれません。ちょっと待ってください。あなたは「そこ」で何をしたのですか?何を考え、どう行動に移したのですか?
かく言う私もそんな人間でありました。環境は1を100にしてくれますが、0から1を生み出すのはいつだって自分自身なのです。

話は変わりますが、ある言葉を紹介します。
「過去に対して目を閉ざす者は、現在に対しても盲目である」
これは第6代ドイツ連邦大統領ヴァイツゼッカーが1985年5月に第二次世界大戦終戦40周年を記念する議会演説で述べたものです。ユダヤ人迫害など数多くのナチス・ドイツの犯罪を直視するようドイツ国民に促した演説として有名です。
この言葉のように、私の4年間がいくら誇れないものであったとしてもその現実から目を反らし、失敗から逃げ続けていれば、今の自分も路頭に迷うことになります。今の自分ができることは、4年間でできなかったことを見つめ直し、自己研鑽を続け、空っぽであった自分を満たすことに他なりません。

慶應大学には素晴らしい環境が整っています。自身の時間を削ってまでチームに身をささげる社会人スタッフの方々・学生スタッフ、人工芝のグランド、トレーニングルーム、そして何より多くのことを犠牲にして「日本一」を目指して体育会に入部した仲間たち。このブログを読んで自分も空っぽであると感じた部員は、心を入れ替えて共に自分自身を満たしていこう。そうすれば自ずと慶應大学は日本一の組織になると思っています。

そして最後に母さん、父さん今まで何不自由なくサッカーをやらせてくれてありがとう。なかなか公式戦で活躍する姿を見せられず、本当に申し訳ないです。最後にIリーグが控えています。不格好でも泥臭く戦ってサッカー人生の集大成を見せられたらと思っています。コロナ禍で様々な制限がありますが、観戦可能な試合は是非応援に来てください。

拙い文章ではありましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。

次回は鶴田隆人です。彼は誰よりも友達思いで、自分の都合よりも他人に合わせることができる心優しい人間です。その反面、内には熱い情熱を持っており、時には社会人スタッフの方と熱く意見を交わしたり、backnumberの歌詞に出てきそうな熱い恋愛もします。そんな彼が内なる情熱を滾らせてどんなブログを書くのか、乞うご期待です!

《NEXT GAME》
11月7日(土) 関東リーグ戦 第16節 vs立正大学
13:30キックオフ @会場非公開

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