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2022.10.24 引退ブログ

「当たり前の毎日のために」(大嶽真恋)

平素より温かいご支援ご声援いただき誠にありがとうございます。
環境情報学部4年マネージャーの大嶽真恋と申します。

海人くん紹介ありがとう。詐欺と言われてしまっているのは心外なので弁解させてもらうと、海人が遊ぼうと唐突な電話をかけてくる時は大抵次の日3:30起きの朝シフトです。詐欺じゃなくて本当に時間がちょっと合わなかっただけなんです、これからたくさん遊ぼうね!目が合うとウィンクしてくるかわいい海人だけど、昨日のIリーグは4年生の意地さえも見えちゃって本当にかっこよかったです。ひとまずおつかれさま!

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「お父さんがサッカー選手だったからね〜。」

“いわゆるマネージャー”向きの性格ではないし、スポーツはやる方が好きというタイプの私は「なんでサッカー部のマネージャーやっているの?」という質問に悩み続けました。家に帰ればDAZNがついていて、新年の親族の集まりは高校選手権と大学サッカー界の話。元Jリーガーの父と叔父を持つ大嶽家では当たり前のように生活の中心にはいつもサッカーがありました。だから決まった選択肢のように大学合格と同時に体育会ソッカー部に入部していました。とは言いつつも…よく考えてみると“大学サッカー部の同期が人生の仲間”のように誇りを持ち生きる父たちの関係は憧れで、いつか同じような環境で過ごしてみたかった。少しでも大嶽家の一員らしくサッカー界の景色を見て、サッカーに関わって恩返しをしたいという思いは心のどこかにあったような気がします。
入部早々応援用ユニの背番号を決められず祖母に相談した際、嬉しそうに父の学生時代や現役時代のユニフォームの写真を送ってくれたLINEは今でもよく覚えています。数えるほどしか着ていない黄ユニだけど29番にしたのは思い出のひとつです。

ここまで書いただけでもなんだか恥ずかしいです。太壱と滉は私のブログがちゃんと読めるものになっているか心配してくれていると思います。私も不安ですが、せっかくいただいた機会ですので私らしく文章を綴ろうと思います。

振り返ってみると私の4年間は地道にマネ部屋でMacBookに向き合い続けた生活でした。
だからなのか「真恋っていつもなにしてんの?」と言われることが多かったです。確かに日常業務に加えて湧いて出たようなタスクやピンクノート案件のメール対応だったりとマネージャーが毎シフト4時間もマネ部屋で何をしているのか説明することはとても難しいのですが、OB会のデータや年会費の管理、試合の資料作成などをしていました。ちょっと真面目に書きすぎと勝又から指摘が入りそうなので、、、試合準備の楽しみといえば今や恒例イベントとなった相手校選手の漢字フルネームで1番かっこいいのは誰かチェックすることでしたね。若杉はこの不毛すぎる会話が大好きらしいので残りの4試合でもしっかりこのイベントを開催してあげようと思います。

“組織を支えるための業務をやりたい。けど表で輝く人をふと羨ましく思ったり、裏の支える仕事だけでは頑張りは見えないからこそ周りからの評価が気になったりするかもしれない”

これは後輩からの相談だったのですが、人間らしく素直な気持ちであって私にもこの気持ちのもどかしさは痛い程わかりました。何千文字ものWordと睨めっこし,の中から.を探すことに何時間も格闘する自分に対して「何やってるんだろう」とふと虚しく思うこともありました。目標が立てにくく、定性的で成果がはっきりと見えないマネージャーの仕事に終わりはないのです。でもこの終わりのない仕事こそがマネージャーのみんなの力の見せ所で、成長できる可能性で、マネジメント業務への自信と誇りになると私は思っています。小さくて見えないような仕事のひとつひとつが“ソッカー部の当たり前の毎日を支えている”という責任感とその中で見出した業務のやりがいを楽しむことが大切だと考えて4年目の今、私は残り僅かなマネージャー業務を楽しんでいます。

『マネージャーもチームワークが大切でお互いにいないと成り立たないからこそ連携を取り、ミスがあってもカバーし合うこと』と先日の定例ミーティングの際に業務を振り返ってくれた後輩がいます。とても感動しましたし、頼もしい後輩に育ったなあと一人胸が熱くなりました。まさに私の伝えたいことをうまく言葉にしてくれていたので思わず借りてしまいました。ブログチェックやOB配信の文面作成、試合前の資料作成にマネグ作成。人から見えるようなタスクもそうでない自分にしか頑張りが分からないようタスクも、全部が確実にマネジメント業務の土台でその土台を全員が持っているからマネージャー業は成り立っています。マネージャーもTOPやB1、B2、Cのようにマネ部屋というひとつのチームです。一つだけ違う点があるとするならば他の誰かの仕事と比較し出来を競う必要はないし、パフォーマンスのアピールが重要なのでもないということでしょうか。選手や組織に競技を通して何か貢献できたり、勝利のための直接的な支えなんてものは皆無に近いかもしれません。でも、当たり前にやるべき行動をすることでソッカー部が当たり前にサッカーできる環境にあり続けることに繋がっているはず。

目立つような仕事でなくても自分が納得できるまで頑張ること、やり遂げたと思えるまで向き合うこと。結果の良し悪しや評価でなく、その人なりの頑張りをそっと見ていてくれている人がいるはずです。1年の時の私は先輩にナイス!と言ってもらいたくて頑張っていました。上級生になってからは後輩のためになるような先輩になりたくてたくさん考え、みんなを見守り、背中で示せるように手を動かしました。応援に来てくださるファンの方にソッカー部というチームを好きでいてほしくて、保護者の方々にまた試合会場に来ていただきたくて笑顔で受付をしました。どれも小さなことで”ガクチカ”と言うには圧倒的に弱いものでしょう。それでも私の中でのソッカー部のマネージャー業について考え向き合ってきました。

 

――――― 24時間365日ソッカー部のマネージャーでいること ―――――

 

さすがに大袈裟なので笑ってくださいね。
メールの返信をすること、景と健翔からのタスクに応えること、マネージャーの後輩からの「メール下書き入れました!」を確認し送信すること、選手からの「今週末のスケジュールって?」LINEに対応すること、全カテゴリーの試合資料の確認をすること。あげたらキリがないのですが24時間LINEの通知とniftyの送受信は止まることなく動き続けるし、その通知に置いていかれないよう常に携帯とMacBookを手放さずに当たり前の日常を重ねていったらいつの間にか私の中のマネージャー業とは“24時間365日マネージャーでいること”になったような気がします。でも息抜きも重要でマネ部屋での後輩たちとのドラマの話や不毛すぎる会話、風間のネタ帳で笑える時間はとても愛おしいです。ちなみに世にも奇妙な物語ネタは彼のここ最近で1番の出来なので一回は聞いてみてください。

今だからこそマネージャー業を振り返り文字にできていますが、大学生活の喜怒哀楽のほとんどは部活のことで感情が揺さぶられ苦しくも考え続けた日々でした。私はマネージャー適任タイプではないんだなとずっと思っていたけれど、それでもこの4年間マネージャーという選択をしたことに後悔はありません。最高の同期やかわいい後輩たち、憧れの先輩に出会って広い世界を知り大きく成長できたかけがえのない時間となったからです。私のしてきた事は微力だけど、ソッカー部が常にサッカーができる環境作りに4年間を通して関われたことを誇りに思います。そして苦しい時間もあったけれど、マネージャーを選択して、ソッカー部に入部してよかったと最後の瞬間を最高の笑顔と寂しさの涙で迎えられそうです。

今私はソッカー部のマネージャーでよかった。そう本気で思っています。

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感謝を伝えたい人がたくさんいるのでこの場を借りて伝えさせていただきます。

駒野さん
グラウンド脇で「話を相手に伝える練習をしようか」とおっしゃった日を覚えていますか。至らない点が多く業務内外問わず迷惑ばかりかけてしまいました。それでも誰よりも熱く、厳しくも愛のある指導でマネ部屋を見守ってくださり本当にありがとうございました。今後もマネ部屋を宜しくお願い致します。

先輩方
最初の2ヶ月間くらいは日吉のデイリーあたりから緊張してドキドキしながらマネ部屋に向かっていました。7人のかっこよくて憧れの先輩に囲まれていた時間は大切な宝物です。見守ってくださってありがとうございました。

後輩のみんなへ
至らないことは多いし威厳もないし、決して最上級生らしくはなかったと思います。だからこそみんなに支えてもらっていた1年だったと心から思います、たくさんありがとう。頼もしくて責任感もあって、向上心もある後輩のみんななので来年以降のマネ部屋にも期待しています!一人ひとりにメッセージ書いちゃおうと思ったんだけど、まだ私引退してないじゃん!って思ったのでやめておきますね笑 あと少しよろしくね!

彩花へ
早慶というライバル校でありながら親友として、仲良くしてくれて本当にありがとう。同じ環境で一緒に切磋琢磨することができてよかった、彩花との出会いのおかげで大学生活には彩りが出ました。

真菜・くるみへ
たくさんのことを乗り越えたね。3人で最後を笑顔で迎えることができて本当によかった。タイプも性格も部活でやりたい業務も違う3人だったからバランスを取ってこれたし、本音で話すこともできたと思う。たくさん迷惑もかけたと思うけど、2人のおかげで成長して4年生になれました。本当にありがとう。

同期へ
サッカーが好きで、頑張り続けてるみんなはとってもかっこいいです。それに加えて面白くて個性豊かで人としてもかっこよくて、同期なのに憧れるし尊敬もできるそんな素敵な存在で大好きです。これからは「会おう」ってわざわざ約束しないと顔を合わせることもないのかと思うと本当に寂しいです。引退しても社会人になってもずっとみんなに会いたいです。そしてみんなには本当に感謝しています。この代でソッカー部のマネージャーを4年間やらせてくれて本当にありがとう。
そして横浜支部へ、どんな時も一緒に過ごしてくれて本当に感謝しています。みんなの存在はとっても大きな支えでした。

家族へ
どんな時も支えてくれてありがとうございました。まあちゃんの常にサッカーに関わり充実している生活と楽しそうな姿を見て本当にサッカーが好きなんだなと思っていたし、それが伝染していました。大嶽真人の娘でよかったと思う瞬間がこの4年間にはたくさんありました。お母さん、明日何時?と毎日確認してくれてありがとう。ママ会から楽しそうに帰ってきたり、面白いお土産話聞くのは結構好きでした。

 

最後になりますが、ソッカー部に日頃より多大なるご支援ご声援を寄せてくださる全ての皆様にこの場をお借りして御礼申し上げます。至らない点も多くご迷惑やご心配をお掛けしてしまうことも多々あったと思いますが、温かく見守ってくださりありがとうございました。
今後共変わらぬご支援ご声援の程、宜しくお願い申し上げます。

次は実は1歳年上のお姉ちゃん、川上くるみ(4年・慶應義塾湘南藤沢高等部)です。「2000年生まれだから!(早生まれ)」と強がってきますがちゃんと99の代ですからね!引退後に年上いじりが恋しくなったらいつでも連絡してください。入部から今日まで数々の決断と行動をしてきたくるみ。最後の1年はメディカルという決断をし、新たなポジションで努力し走り続けた彼女。秘めた彼女の想いが読めるのをとても楽しみにしています!

《NEXT GAME》
10月25日(火)関東リーグ戦 第14節(延期分) vs立正大学 @非公開 18:00キックオフ

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