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2016.10.26 引退ブログ

夢の続きを見せてください(小比賀奨)

小比賀2

ご存知でしょうか。3年前の冬、母校の全国大会出場を前に、先輩代表として日本テレビの方々に取材していただき、何を喋るか考え抜いた結果、狙いに行き過ぎだだすべりしてしまったことを。先輩に「これでもか!」という程イジられたことを昨日のことの様に懐かしく思う今日この頃でございます…(笑)

 

 

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(写真は一昨年の主将増田湧介のインスタグラムより)
部員ブログを読んで下さる皆さんこんにちは。今回ブログを担当させていただきますソッカー部4年、小比賀(おびか)と申します。今回の4年生ブログリレーではタイトルとは全く関係ありませんが、過去の反省をしっかりと活かし、奇を衒わずに、そして正直に、少し僕のサッカー人生を遡りながら、書かせていただきたいと思います。少々長くはなりますが、最後までお付き合いいただければ幸いです。

 

「高校生活」
私は4歳から兄の影響でサッカーを始め、小さい頃はサッカーしかしない所謂サッカー小僧でした。そのまま小中とサッカーを続け、高校は國學院久我山に入学し、サッカーの哲学を学び込みました。
%e4%b9%85%e6%88%91%e5%b1%b1私にとってのターニングポイントは高校1年生の時、当時高校3年生の先輩だった松下純土さんとの出会いでした。今となっては仲も良くなり距離も近くなりましたが、私は彼に憧れ、彼が慶應義塾大学への進学が決まると、彼と同じ大学の舞台で共にプレーしようと、慶應への進学を志します。しかし現役でのAO受験は失敗してしまいました。幸運なことに冬の選手権大会に出場することが出来た為、まともに一般入試の準備も出来ませんでした。周囲からは指定校推薦で他大学への進学を強く勧められましたが、彼と共にプレーするというこだわりを捨て切れず、思い切って浪人することを決めました。(写真は選手権の開幕戦。国立競技場にて。前列左が私。右から2番目が渡辺夏彦。後列右から2番目なぜか背伸びをしているのが井上大)

 

「浪人生活」
1年間、時間の拘束が無くなった私は、勉強だけに向き合うことに怖さを覚えました。せっかく1年間もあるのならサッカーも勉強も、そして何より自立する強さを身に付けたいと思う様になりました。

そこで高校の卒業式の%e9%9d%92%e8%89%b2次の日に単身渡英し、3ヶ月という短い期間ではありましたが、サッカーと受験に応用する為のスポーツビジネスの研究、そして初めての親元を離れた海外生活を経験しました。当初は両親にも「何を考えてるんだ」と何度も諭されましたが、私の意思に屈し、泣く泣く留学を許可してくれたことを覚えています。向こうでの生活は簡単なものではありませんでした。体格で劣る私を見て鼻で笑う相手に対し、“自分の武器とは何か”を真剣に考えさせられる日々でした(写真中央下青色の選手が私。この後プレッシャーに来ている怪物級にデカい相手選手に削られ即負傷交代)。

3ヶ月が過ぎ少しずつ生活にも慣れてきたタイミングで帰国し、本格的な受験勉強が始まります。ここからの受験勉強は自分でも引くほど勉強しました。法学部政治学科のFIT入試を考えていたので、1日に15~18時間は机に向かい、自分の将来と法学部での学びについて勉強しました。勉強しすぎて塾にそのまま泊まることもしばしばありました。その当時塾の講師であった方から言われた言葉に“自分の色でピカピカに輝いてください”という言葉がありました。当時私が通っていた塾には、高校生ながらも政治活動のNPO団体を動かしている人や、バイオの研究をしている人、そして数学オリンピックに出場したことがある人など、経歴はバラバラですが、私はその周囲の個性に圧倒されていました。講師の先生が言う“自分の色”とはなんなのか、分からずにいた私は劣等感を感じっぱなしでした。

大学受験も無事終え、大学4年間、どのような過ごし方をすればあの強烈な色を放つ彼らより優れることが出来るのか、また考えました。私の出した答えは“サッカーに打ち込むこと”でした。正直1年間真剣にサッカーから離れたことで、自信が薄れていたことも事実です。しかしこのサッカーというスポーツを4年間追求することで、自分にしかない“色”をより濃いものにしようと考えました。

 

「大学生活」
私の憧れていた松下先輩はソッカー部の主将になっていました。入部した当初はBJ(当時の4軍)に所属していたため、彼と同じピッチに立つことは難しい状況でしたが、必死にサッカーと向き合い、後期リーグ戦では45分間ではありますが、彼と2ボランチで試合に出場する夢を叶えました。
その後大学2年生はミーティング漬けの日々、3年生は研究会と部活の両立、そして4年生では就活も経験しました。苦しい時期は沢山経験しましたが、楽しい時期はほとんどありませんでした。特にソッカー部での経験のほとんどは辛く苦い経験でした。そして本当の“自分の色”とは何なのか。それでさえ未だに見つかっていないというのが本音です。

 

しかし今こう19年間のサッカー人生を振り返り1つだけ思うことは、幸せなサッカー人生であったことは間違いないということです。19年間も同じスポーツをやっていると様々なことが起こります。大会で優勝した経験、大怪我をした経験、コーチに怒鳴られた経験などなど…。そしてそのどの瞬間にも私は沢山の方々に支えられてきました。若葉FC、横河武蔵野FC、久我山、そしてソッカー部。たくさんの指導者並びにチームメイトに支えられてきました。どの瞬間のどの人たちにも本当に感謝の気持ちで一杯です。

これからの人生、どのように生きていくかは分かりません。そしてまだまだ“自分の色”は見つかりませんが、1つだけ決めていることがあります。それはお世話になった方々に少しずつ恩返ししていくことと、その方々に恥じない生き方をするということです。今まで僕のサッカー人生に関わって下さった全ての皆さんにこの場をお借りして御礼を申し上げます。

長く拙い文章に最後までお付き合いいただきありがとうございました。残り少ないソッカー部での生活、自分が出来ることを出し切って、チームに少しでも貢献出来たらと思います。読んでいただきありがとうございました。(写真左は高校時代、右はソッカー部での同期との写真)

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《NEXT GAME》
10/29(土) 関東リーグ戦 第20節 vs早稲田大学
@味の素フィールド西が丘 14:00キックオフ

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