お問い合わせCONTACT
MENU

BLOG

部員ブログ

背景

2018.10.21 引退ブログ

積み重ねが全て(伊東駿)

伊東1平素は大変お世話になっております。共に励まし合いながら多くの怪我を乗り越えてきた山村桂介からブログのバトンを引き継ぎました、商学部4年の伊東駿です。

最後のブログということで、ソッカー部生活を経て、自分が感じたことの中で最も後輩に伝えたいことを綴りたいと思います。

4年間のソッカー部生活を振り返ると、とにかく怪我に悩まされた期間が長かったと思います。今思い出せるだけでも6回は大きな怪我を経験し、手術2回、合計すると2年以上の間リハビリ生活を強いられました。
入部当初思い描いていた理想とはかけ離れた現実に苦しむ日々でしたが、この誰も味わったことのないような苦境を乗り越えてきたからこそ見えてきたものもあります。

それは積み重ねることの大切さです。一見当たり前のことのように思えるかもしれませんが、私自身16年間サッカーをやってきた中で、それに気づき、本当に意識をして取り組み始めたのは大学3年生の時でした。当時は望月大知監督の元、Bチームで毎日のように対人練習と 走りの繰り返しでした。アップをしたら、すぐにコロシアム(1vs1の地獄のミニゲーム)が始まり、最後はダブルボックスで追い込むのが定番の練習メニューで、時にはボールを使わず中山の公園まで行って、ひたすら走る日もありました。今までのサッカー人生を振り返っても、日々の練習がこんなにきつかったことはありません。始めはただ練習がきつくて、対人プレーにも自信の無かった私は、練習についていくだけで精一杯な状態でした。それでも大知君は決して妥協を許さず、声を荒げて選手を鼓舞し、練習の強度と質を追求し続けていました。そんな情熱的な監督のおかげで密度の濃い1年間を過ごす事ができ、自分自身大きく成長できたと感じています。選手として秀でた特徴をなかなか見い出せず、伸び悩んでいた私にとって、対人プレーでの球際の強さや最後まで走り負けない走力いう武器を身に付ける大きなきっかけとなり、結果として初のトップチーム昇格にも繋がりました。

それまでの私は、選手として上に這い上がっていくには、人以上に自主練を行い、練習量こなしていくしかないと考えていましたが、この1年間を通じて、チームの練習の中での強度を高めることが最も大切だと身を以て感じました。怪我でピッチを離れる時間が長ったからこそ、試合同様に味方がいて、相手がいて、ボールが常に動いて、状況が変わり続ける練習の中でしか得られないものは非常に多いように感じます。その中で強度と質を追求することは、どんな自主練をするよりも、どんな筋トレをするよりも大切なことなのではないでしょうか。周りの人よりも積極的に筋トレに励んだり、怪我をしても前よりも強くなって戻ってこようと努力してきたのに、なかなか成長を実感する事が出来ていなかったそれまでの自分には、練習に対する姿勢が足りていなかったのだと今になって痛感しています。

毎日の練習に対して100%の準備をして、練習中の1つ1つのプレーにこだわりを持ち、全ての力を出し切ること。上手くいかなくて先が見えなくても投げやりにならず、とにかく毎日少しでも成長してやるという気持ちを持つこと。自分の身体の事を1番に考え、怪我なくピッチに立ち続け、毎日の練習を積み上げること。
これがソッカー部での4年間を通じて私が感じた選手としてのレベルアップに最も大事なことであり、後輩に最も伝えたいことです。このブログを読んだ後輩達が一度立ち止まって自問自答し、練習への取り組む姿勢を見直す機会にしてくれれば嬉しいです。

長々と書いてしまいましたが、これはあくまで私自身の経験であり、人それぞれに成長のプロセスは異なると思います。ただ、2年までの自分のように伸び悩んでいる選手にはまず日々の練習を大切にしてほしいという想いがあり、最後のブログで書かせて頂きました。

最後になりましたが、今まで自分のサッカー人生で出会った仲間や指導してくださった監督・コーチの方々、そして常に何不自由なく支えてもらった両親には感謝の気持ちしかありません。
私のサッカー人生に関わって頂いた全ての方に感謝を伝えたいと思います。

本当にありがとうございました。
そしてこれからも宜しくお願いいたします。

拙い文章でしたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

次にブログを書くのは、ベンチに座っているとベテランの名将のような風格を漂わせるグランドマネージャー本田完です。

《NEXT GAME》
10月28日(日) 関東リーグ戦 第18節 vs東京農業大学
@立正大学グラウンド 11:30キックオフ

WHAT'S NEW

新着情報