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2017.11.12 引退ブログ

結果が全て(近藤貫太)

平素より大変お世話になっております。
「今度こそ俺ん家で富士山見ながらバーベキューしよ。まじロケーション最高だから。」と言ったものの、逃げてしまったインコと共に、早7ヶ月が過ぎようとしている、タナケンこと田中健太からバトンを受け継いだ、総合政策学部4年の近藤貫太と申します。

私は他の選手よりもこのブログを書くにあたって大きな責任があると感じています。なぜ今自分がこの組織でプレー出来ているのか。なぜ今このような最高の仲間と同じ時間を共有出来ているのか。毎日考えなければならないからです。
これまであまり語ることが出来なかった想いを、このブログに綴らせていただければと思います。最後までお付き合い頂けると幸いです。

2015年11月。愛媛FC、契約満了。
私からサッカーが消えました。
私にとってサッカーが無くなることは、全てを失うに等しいことでした。
大学2年生の夏に退部しプロの世界に飛び込んだ私は、いつしかプレーにも、そして自分という人間にも完全に自信を喪失していました。
プロとのレベルの差は歴然で、週末スタジアムに行ってはベンチから試合を眺めることしか出来ませんでした。ベンチにすら入れず、スタンドから試合を眺めることも何度もありました。
そしてその時いつも思うことは「慶應の人に合わせる顔がない。」ということでした。

しかしそんな私に、手を差し伸べてくれたのが恩師である、須田監督でした。
「一緒にやらないか。」
溢れる涙が止まらなかったのを今でも鮮明に覚えています。
「まだ自分を必要としてくれている場所がある。」
その瞬間どんな条件であってもこの部に捧げる。そう決めました。
自分勝手な都合で出て行った以上、簡単に復帰出来るとは思っていませんでした。
自分にとってはこれまで経験したことのないCチーム1年生扱い、毎日トイレ掃除という条件でしたが、自分の為に、そして何より必要としてくれているチームの為に、日々全力で向き合いました。あまり普段悩むことが無い私にとっては悩むことの多かった2年間かもしれません。しかし、今こうしてソッカー部の部員として活動出来ていることへの感謝をひと時も忘れてはなりません。

そして何より私が今最も感じている責任は、残り1節を残して、チームが2部降格の危機に晒されているということです。
様々な意見がある中で自分を受け入れてくださり、Cチームからトップチームに上げていただき、関東リーグに出場させていただいた中で、私がこのチームに残した結果は、残り1節を残して2部降格危機という厳しい現実でした。
元プロ関東リーガーということで感じたプレッシャーも少なからずありました。
相手の応援席から嫌なことを言われたことも何度もありました。
しかし、慶應の為にプレーしました。
でも、結果は甘くありませんでした。
「何の為に戻ってきたのか。」
その答えはありません。貢献出来なかったからです。
自分の影響力を悪い方に向けてしまったかもしれません。
毎日、自問自答する日々です。
しかし、まだ残留の可能性は残っています。
絶対残留を目標にまずはこの1週間に全てを捧げ、必ず残留します。
その後にじっくりと自分に向き合いたいと思います。
答えは出ないかもしれません。しかし、私の責任が大きいのは明らかです。
目を背けずしっかりと向き合いたいと思います。

次にバトンを託すのはミスをしない男、ミスター人工知能こと林草太郎です。

《NEXT GAME》
11月18日(土) 関東リーグ戦 最終節 vs流通経済大学
@味の素フィールド西が丘 14:00キックオフ

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