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「手紙 10年後のカズへ」(鈴木一弘)

2021.10.19

平素より大変お世話になっております。荘田真吾からバトンを受け取りました、法学部法律学科4年の鈴木一弘です。

荘田、紹介ありがとう。荘田とは、ボールを蹴る時間よりも、グラウンドの周りを走っていた時間の方が長かった大学1年生を共に過ごした、数少ない同期の1人です。我が母校、城北高校との練習試合で、荘田が決めたプロ顔負けのゴールは今でも忘れられません。どんなシュートだったかは本人に聞いてみて下さい。皆を元気にしてくれる素敵な笑顔で語ってくれると思います。

1ヶ月前から始まった4年ブログも終盤戦を迎え、自分にバトンが繋がれてきました。ブログを書くにあたって、ソッカー部生活を振り返ると、光陰矢の如し、あっという間の4年間でした。当然、順風満帆に物事が進んだのかと言われるとそうでなく、楽しかったことよりも苦しかったこと、辛かったことが多かったかもしれません。大学1年生、下手なりにソッカー部でサッカーに食らいついていた。毎日の練習が必死だった。大学2年生、徐々にIリーグに出させてもらえるようになり、試合に出場する喜びを仲間と共に共有することが出来た。大学3年生、CKから得点し、チームの勝利に貢献出来る選手にもなれた。そして、大学4年生。何がなんでも結果を残したいと思っていたが、現実は甘くなかった。ただ、この困難を仲間と共に乗り越えた時の喜びや達成感を得ることが出来たからこそ、部活を辞めずに頑張ってこれたと思います。辛いことがある分だけ、幸せや喜びはやってくるもの。そのためにも目先の結果に囚われず、日々の取り組みを着実に継続すれば必ず報われる日がやってくるはずです。

さて、そろそろ本題に入りたいと思います。今回のブログの題名は「手紙 10年後のカズへ」。22歳の自分が、引退を前にして何を感じているのか、心境や想いを、将来の自分にぶつけてみたいと思います。

~ 10年後のカズへ ~

カズ、元気ですか。10年後のカズは何をしているのだろうか。22年間過ごした東京を離れて、静岡で頑張っているのかな。欲張るなら、素敵な人と出会い幸せな家庭を築いていると良いな。
手紙を書いているのは、今日2021年の10月19日。そう、自分の所属しているBチームの公式戦は残り1試合。関東リーグも残り3試合しかない状況。本当だったら、Iリーグで最上級生として活躍していることや、ようやく関東リーグに出場出来たことなどを伝えることが出来たら良かったけど、残念ながらそんなに物事は上手くいかない。
今、立ちはだかる困難の前に、踠き苦しんでいる自分がいる。2週間前、“あの怪我”からようやく復帰出来たが、笑ってしまうぐらい身体が言うことを聞いてくれないんだ。練習の強度が上がっていく度に、怪我した部分に痛みが走る。もう怪我前の体には戻らないかもしれない。10年後のカズもあの日は忘れてないと思う。大学4年生の5月。腰に衝撃が走り、ひっくり返って動けない亀のような状態になってしまった。ギックリ腰だったのである。1.2週間後、なんとかピッチに戻り、早く元の身体に戻さないと焦っていた矢先、腰に力が入らなくなり身体が動かなくなってしまった。検査の結果、椎間板ヘルニアだったことが判明。「引退」の2文字が脳裏に浮かんだ。そんな自分に手を差し伸べてくれたのは両親、そして大切な部活の仲間達だった。
「お前はよく頑張ったよ、こんな身体がボロボロになるまで。」
椎間板ヘルニアと診断されたことを親に打ち明けた時、投げ掛けてくれた親。この言葉を聞いて、部屋の片隅で泣いていた。この言葉で当時の自分は救われたと思う。そして、久しぶりに下田に戻ると、「もう引退か、2月に冷やし中華始めましたぐらい早いよ」といじってくれたり、励ましてくれる仲間がいた。応援してくれる家族、仲間のためにも、もう一度ピッチに立つことが自分に出来る恩返しだと思う。引退まで残り僅かだが、チームのため、仲間のため、自分のためにも最後の最後まで泥臭く戦う。
10年後のカズにエールを送ることで、この手紙を終えたい。10年後のカズが何をしているのかなんて分からない。でも、これだけは自信を持って言える。10年後のカズは、立ちはだかる困難を乗り越え、自分らしく自分の道を歩んでいるのではないか。なぜなら、サッカーを通じて、失敗を恐れず挑戦し、自分を信じて数々の困難を乗り越えてきたから。自分の可能性を信じて、頑張ってください。
鈴木一弘 より

最後に、ソッカー部4年間でお世話になった方々に感謝を伝えたいと思います。OB・OGの方々、社会人スタッフの方々、横浜FCのサッカースクールのコーチの方々、学生スタッフ、先輩方、同期、後輩の皆には感謝しかありません。そして、いつも支えてくれた両親。ポンコツな兄を助けてくれる弟(鈴木隆弘・2年/城北高)。ありがとうございました。1日1日を大切に残りの時間を過ごしていきたいと思います。

次回のブログは、慶應の10番、松本雄太です。雄太のサッカーに対する真摯な姿勢、考え方に多くのことを学ばせてもらいました。ピッチ内外で存在感を放ち、慶應を支えてる姿にどれほど励まされたことか。ウォームハート・クールヘッドを持ち合わせた彼がどんなブログを書くか乞うご期待。

《NEXT GAME》
10月24日(日)関東リーグ戦 第21節・第72回早慶サッカー定期戦 vs 早稲田大学
@味の素フィールド西ヶ丘  17:00キックオフ

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