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「どんな結末が待っていようと」(中江瞭介)

2021.09.16

平素より大変お世話になっております。入学時から誰よりも人間的成長を成し遂げ、就活バディでもあった依田興汰郎からバトンを受け取りました、総合政策学部4年の中江瞭介です。1年次、講義中は横で気持ち良さそうな寝顔を披露し、起きたと思えば「課題ある?」と聞いてきていた彼が、今では社会人に向けお金の節約術とゴルフに励む姿はどこか逞しいです。

毎年、4年生のブログリレーで時の早さを感じていましたが、自分が書く時が来てしまいました。同時に、あと数か月で引退し、約19年間のサッカー人生にお別れを告げることに正直実感が湧いておりません。最後のブログは、帰国子女である一見変わった背景を持つ自分がどのような想いを持ち、ソッカー部でサッカーと向き合ってきたのかを綴らせていただきたいと思います。拙い文章ではありますが、最後までお付き合いいただければ幸いです。

「1、2、3、4、5…、ああー、もう1回」

毎週末、親父に連れられて近所の公園でサッカー、最後に恒例のリフティングパス10回。これを成功するまではどんなに暗くなっても家に帰らなかった。これが3歳から始まった自分のサッカー人生で一番古い記憶である。何が楽しかったのか、正直分からない。ただただ夢中だった。

そこからクラブチームに入り、中学ではアメリカ、高校ではフランスでサッカーを続けてきた。いつしかその「リフティングパス10回」という目標は大きく膨らみ、一時期は「プロ選手になり、日本代表入り」も本気で目指していた。今書いていて、過去形になっているのが少し複雑な気持ちで悲しい。その後、浪人生活を経て慶應義塾大学に入学した。あらゆる選択肢があった中で、体育会でサッカーを続けることに対して何の迷いもなかった。一旦途絶えた僕のサッカー人生を再開することが楽しみで仕方がなかったからだ。ここでは、「関東リーグに出場して、一軍で活躍する。」という当時4軍の自分にとってはなかなか想像しにくい抽象的な目標を背負ってソッカー部人生が始まった。

実際に入部するとサッカーを楽しむ余裕は正直なかった。思い通りに動かない身体、毎日のランメニューは本当にサッカー部なのかと思わされる程だった。自分の走る後ろに浪人仲間の村上哲(4年・駒澤大学高)と宮崎(4年・学習院高等科)がいたのは、絶対的な安心感があったのを今でも思い出す。また、ピッチ外でも、粗相制度という失敗が許されない中で毎日仕事に励むという環境に嫌気がさしていた時期もあった。本当に、自分が想像していた大学サッカー人生とはかけ離れていた。逆に留学やインターンなど様々な熱い経験をしていく友人達の話は魅力的なものだった。しかし、自分は辞めなかった。というよりも正しくは辞められなかった。自分のサッカー人生の締めくくりとして選んだ舞台で悔いのないように思いっきりプレーするまで、目標達成するまで絶対に諦められないと自分の中で強い想いがあったからだ。今も変わらない。

幼少期の親父との「リフティングパス10回」。

今思えば、きっとその10回という目標を達成した時の喜び。それを味わうために続けていたのだろう。そして、幼い頃から本質的な自分は決して変わっていないと改めて思う。目標達成に貪欲で、諦めの悪い頑固な奴なのだと思う。ただ、粘り強く自分を信じ続け、こういった目標達成の連続で日々成長出来たことも間違いない。

残りのサッカー人生でどんな結末が待っているのか、分からない。そして、その結末に自分が何を思うのか想像もつかない。ただ、サッカー人生における最後の目標「関東リーグ出場」。これまでの目標達成した時の喜びを知っている自分にとって諦める選択肢などない。ソッカー部では、裏方役であるリサーチ部門での活動や、3年次のSチームでのIリーグ優勝・チャンピオンシップ1回戦敗退など書き切れない程沢山の経験をし、本当に多くの学びがあった。ただ、改めて思う。最終的に残るのは結果だ。残り数か月、その結果から逃げずに最後の最後まで向き合い、挑戦し続ける。

最後に、

ソッカー部という環境でサッカーを続けられたことに自分は本当に感謝している。皆それぞれの立場からチームの目標達成と自己実現に向け、日々取り組む姿勢には刺激を受けた。生意気な後輩ばかりだったけど、どんな時でも変わらず絡んできてくれてありがとう。来年からも日吉にいるから気軽にご飯行こう。リサーチの皆、不甲斐ない部門長だったかもしれないけど、日々成長していく姿には驚いた。リサーチ会は絶対に開催するから安心して。同期とは本当に色んな経験を共にした。自分が悔しく辛い時期を乗り越えられたのは、間違いなく鼓舞し続けてくれた皆のお陰です。ありがとう。まずは、絶対に1部残留しよう。将来、積もる思い出話を肴にして呑みに行ける日を楽しみにしている。

また、部活動と並行して学業面においても本当に実りのある4年間だった。各分野の最高峰の教授達の講義を受けられる毎日。時にはこれが自分のモチベーションにもなった。初めてサッカー以外の世界に没頭出来た。純粋に大学の講義は楽しいし、自分がこれまで見ていた世界が本当にちっぽけだったことを知れた。そして、何よりサッカー選手以外の手段で世の中をより良くするための卒業後のビジョンも定まった。履修、進路などで困っている後輩がいたらいつでも頼ってくれ。

そして、両親。本当にいつもありがとうございます。この環境に辿り着くまでに、だいぶ遠回りして色々と迷惑をお掛けしました。まずは残りのサッカー人生で全ての力を出し切ります。また、次のステージでは何かしらの形で少しずつ恩を返せるように活躍します。

長く纏まりのない文章になってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。今後共、ソッカー部へのご支援、ご声援の程宜しくお願い致します。

さて、明日のブログは新津裕也が担当します。彼とは同じ浪人仲間として1年生から多くの時間を共にした親友と呼べる同期の一人です。そんな彼とは、補助学に入った関東リーグのハーフタイムに公式球で対面パスをし、学連、上級生から怒られたのが1番の思い出です。そんな彼が最後に何を書き残すのか期待しています。

《NEXT GAME》

9月19日(日)関東リーグ戦 第16節vs順天堂大学

@味の素フィールド西ヶ丘  14:00キックオフ

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