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「最高のライバル野村京平」(沼崎和弥)

2019.10.23

沼崎平素より大変お世話になっております。商学部4年の沼崎和弥と申します。本題に入る前に、野村君、誤解を招く紹介の仕方は止めて下さい。いじっている場所とは、腹筋が全く割れていないのに何故か横に3本線が入っている彼のお腹のことです。日頃の反撃を文面で喰らわされた所で本題に入りたいと思います。
今回、ブログリレーの順番が決まる前からここに書く内容は決めていたのですが、まさかのその登場人物からバトンを渡されるとは思いませんでした。彼とは本当に色んな苦難を乗り越えてきました。そんな彼と僕との物語を今回は綴らせていただきます。

 

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上記の写真は國學院大學久我山戦の時の写真。厳しい練習を共に乗り越えた最高の仲間です。

高3の冬。選手権予選で負けた自分は本戦をテレビで見ていた。自分達が負けた國學院大學久我山が快進撃を見せ、全国準優勝という素晴らしい結果を残した。そのチームの守備の中心にいた野村京平という選手のことは一方的に知っていた。何故なら対戦した時に彼のセットプレーのマークを担当していたからだ(ちなみに試合を通してマークしていたのは多嶋田君ですが、ここでは触れずに続けます)。そして彼が来年から慶應に入学することはテレビを通して後から知った。この時から彼には大学では絶対に負けないと勝手にライバル視していたのかも知れない。

1年の冬。内部生、AO、指定校推薦で進学した人達は新チームの始動と同じ2月から練習に参加していた。入部してすぐに1年同士の紅白戦があり、彼とCBを組むことになった。彼は初めまして顔だった。2回戦、しかも予選で勝った相手の顔なんか覚えている訳ないか。当然なのに無性に悔しかった。次の日、その試合を基にカテゴリー分けがされ、彼はBチームから、自分はC2(現Dチーム)からスタートすることとなった。

1年の春。悔しい想いを胸に練習に励み続けた。徐々にピッチ脇での練習が増え、C2にいる同期は次々と辞めていった。自主練の練習相手も減っていき、中々精神的にきつかったが、絶対に這い上がってやるという気持ちだけは持ち続けた。すると、チャンスは突然訪れた。C1の練習試合でCBが足りないと言われ自分が急遽出場することになった。初めて顔を合わせる先輩達に大きな声で指示を出し続けた。先輩達からしたら上がってきた知らない奴がめちゃめちゃ指示出してくるやん、と驚かれたかも知れないが、なり振り構っていられる状況ではなかった。ようやく来たチャンスをみすみす見逃す訳にはいかなかった。その姿勢が評価されたのか、次の日からC1に上がり、Bの練習試合にも呼ばれるようになり、B在籍期間5日間でトップチームに上がることが出来た。周りから見ればトントン拍子に見えるかも知れないが、自分からしたらチャンスを死に物狂いで掴み取った結果だった。

1年の夏。そんな自分は彼よりも先に関東リーグをデビューすることとなった。後半20分、1対3の状況からCBとして試合に出場し、地に足が着かないまま試合は何故か4対3の逆転勝利。運だけは前からあるなと自分でも驚く。しかし、彼よりも能力が劣っているのに試合に出ているのは自分が1番分かっていた。
間も無くして彼がトップチームに上がり、トップサブでコンビを組む機会が増えた。組めば更に彼と自分の能力の差を痛感させられた。彼に負けない様に、置いていかれぬ様付いて行くのに必死だった。その年に出ているCBが2人とも4年生ということもあり、来年は2人で慶應のゴールを守ることになる。この時はそう思っていた。

しかし、のむとCBを組んで関東リーグの試合に出ることは4年になるまでなかった。決して2人が試合に出ていなかった訳ではない。1年から3年までの関東リーグ出場試合数はのむが23試合、自分は17試合。しかし一度も組むことはなかった。1年の夏からトップサブで組んでいた為、互いの長所、短所を最も知り合う仲なのにである。
そんな2人はそれぞれ多くの挫折をしてきた。のむは2度のBチーム降格、自分は2年の後期事実上構想外、3年はCBとして認められず、FWとしてのプレー。お互い相当苦しんだ。しかし、どちらかが試合で苦しんでいたら話を聞いてアドバイスをし合ったし、よく帰りの電車で愚痴り合い、早く2人で試合に出たいなと話していた。互いを認め合っているからこそのむが試合に出れば心の底から応援出来、心の底から悔しい気持ちになれた。根っからの負けず嫌いな自分がこんな感情になれる日が来るとは思わなかった。そんなのむは、自分が部活を辞めようか本気で悩んでいる時、必死に止めてくれた。
「このまま終わったら悔しいやん。2人でCB組んで勝とうぜ。絶対、絶対辞めないでよ。」
どん底に落ちていた気持ちを何とかその言葉で持ち直すことが出来たのを覚えている。

4年の春。遂にこの時が来た。関東リーグ初戦、ようやくのむとCBを組むことが出来た。長かった。滅茶苦茶長かった。お互いの特徴を知り尽くし、4年間切磋琢磨し、何よりも俺らが組めばやられないという信頼関係に裏付けられた圧倒的な自信がある。のむがいなかったらここまで自分は成長出来ていなかったし、サッカーを続けることも出来なかった。面と向かって言った時の彼の得意げな顔を見るのは腹が立つので、文面で言わせてもらいます。
本当に君が同期で良かった。ありがとう。感謝してもしきれません。

やはりのむは最強のライバルであり、最高のパートナーである。

そんなのむと関東リーグで初めてCBを組めた時からルーティンになっていることがある。円陣後、皆とのハイタッチを終えると、一呼吸置き、ハイタッチをしたまま胸と胸を突き合わせる。これをすると身が引き締まり、俺らでゴールを守るんだというスイッチが入る。この特別なルーティンに最近加入した選手がいる。2年の酒井綜一郎だ。試合中にも関わらず、「沼君、足が攣りました。ヘディングお願いしても良いですか!!」と全力で言ってくる曲者。相手にバレちゃうからそんな全力で言わなくて良いからね。そんな曲者の加入により更に絆が深まった3CBを中心に年間目標である「リーグ最少失点優勝」を成し遂げ、のむと共に有終の美を飾りたいと思います。

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試合前のルーティン

 

 

 

 

 

 

 

そして最後に、トップサブ、B、C、Dにいる後輩達へ。現状に納得してないのも、何故評価されないのか分からない時も、努力を諦めてしまいそうになる時も分かります。でも絶対にトップに上がって試合に出てやる、活躍してやるんだという強い気持ちを持ち続けて、自分を信じて戦って下さい。君の行動を必ず見てくれている人がいます。その君の行動に感化される人がいます。そしてチャンスは必ず来ます。必ずです。そのチャンスを掴み取れるかどうかです。チャンスが来たら死に物狂いで掴み取って下さい。強豪校出身でもない自分はとにかく必死でした。CKの時、元貴君(3個上の主将:宮地元貴)とトップ着が破れるくらい掴み合いになりながらマークし合っていたし、ジャンボさん(2個上のスタメンのCF:池田豊史貴)とはファールの概念が分からなくなる位やり合いました。ほぼほぼ喧嘩です。これを肯定するつもりはありませんが、何が言いたいかというとその位毎日必死でした。だから皆、チャンスを掴み取る為の心と体の準備だけは止めないで下さい。闘志を燃やし続けて下さい。そして、僕の様に互いを認め合える最高のライバルを見つけ、切磋琢磨して下さい。

拙い文章でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。今週、10月27日(日)は下田で開催されるホームゲームがあります。優勝争い終盤、相手は前期負けた東京国際大学、4年にとってラストホームゲーム、集中応援と見所満載の試合です。お時間のある方は是非お越し下さい。

次回のブログはBチームキャプテン兼リサーチの佐藤嵩也です。相手のFWの特徴、癖を聞くと複数のプレー動画を付けて返信してくれるリサーチの鏡。彼らが作るリサーチ資料はリーグNo.1であり、自分は試合前に確認し、再度相手の情報を頭に入れて試合に臨んでいます。ピッチ内外でチームに貢献する嵩也のブログに乞うご期待!

《NEXT GAME》
10月27日(日) 関東リーグ戦 第18節 vs東京国際大学
@慶應義塾大学グラウンド 14:00キックオフ

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