オフィシャルブログ

インスパイア(増田皓夫)

2017.06.29

増田2

平素は大変お世話になっております。今回ブログを担当させていただく商学部3年の増田皓夫です。3年目にして初のブログで緊張していますが、どうぞお付き合いお願いします。

まず初めに、文武両道を謳う國學院久我山高校出身の鴻巣良真や英語を勉強中と専ら噂中の藤川誠人らの為にインスパイアという言葉を説明したいと思います。「inspire 人 to do」 で 「人を刺激、触発して何か行動をさせる」というように刺激、触発といった意味があります。

今回は私がインスパイアされた人について話したいと思います。

昨年の12月末に祖母が亡くなりました。生前は、「何か良い物買ってあげるね」「あなたのお母さんは体育の先生だからあなたは丈夫な身体なのよ」といったポジティブな言葉を何百回も言う程に呆けていましたが、それはそれは元気なおばあちゃんでした。新宿の老人ホームでほぼ寝たきりな状態で、ご飯もゼリー状の物しか食べられない様子を見て悲しかったのを覚えています。私は、老人ホームの先生と一緒に祖母をお風呂に入れるという経験を亡くなる一週間前にしました。服を脱がせて、大きいお風呂に入れた瞬間、「気持ちいいねぇ~~、幸せだねぇ」と言いました。数ヶ月寝たきりで、何も喋らない状態だったので、奇跡的な出来事でした。元々泣き虫なのですが、私は涙が止まりませんでした。その頃、どうリハビリしても一向に良くならない怪我を持っていて、腐り掛けていましたが、友達と居られること、お風呂にゆっくり浸かれること、親のご飯を食べられること、好きなサッカーを出来ること、当たり前に出来ることの尊さや有り難さを痛感させられました。今を一生懸命生きなければならないと学びました。

また、自分を勇気付けてくれる人が近くに居ました。それはある同期の存在です。この3年間、怪我を繰り返しているのですが、リハビリを自分で考えて行動し続けて、同期の前では落ち込んでる様子も殆ど見せず、チームの為に働き掛けてくれます。また、私がどうにも心が落ち着かない時は、怪我のことを話したり、モチベーションの保ち方であったり相談に乗ってくれました。彼の諦めない姿勢を近くで見ていたので、自分が長期離脱をしてもずっと我慢してリハビリを続けて来られました。本当に感謝しています。私だけでなく、他の選手もきっと影響を受けていると思います。あまりここで書き過ぎると、これからの関係が怪しくなって来るので、ここまでにして置きます。(笑)

ふと自分ではなく、周りを見渡すと、自分を助けてくれる人、頑張っている人が沢山居ます。そういった人が自分を勇気付けてくれる、と怪我を乗り越えて思います。

三浦さんや体を見て下さった医者やトレーナーの方々、身を粉にして働いてくれる同期の学生スタッフ、復帰して間も無い自分に融通を効かせてくれた大知君と完、陰で応援してくれる友達、そして毎朝送り出してくれる両親、私を助けて、刺激し続けてくれる人達の為にも、サッカー人生が終わるまで、走って走って走り続けたいと思います。

《NEXT GAME》
7月1日(土) アミノ杯 1回戦 vs神奈川大学
@時之栖スポーツセンター裾野Fグラウンド 15:00キックオフ

記事一覧

月別アーカイブ