オフィシャルブログ

「向き合うこと」(大佐古紘希)

2020.12.10

平素はお世話になっております。
本日ブログを担当させていただきます。商学部4年の大佐古紘希です。
拙い文章ですが最後まで読んでいただけると幸いです。

 
慶應義塾中等部出身の私は10年間慶應のサッカー部に所属して来ました。周りの仲間や素晴らしい環境のお陰で、中学高校と結果を残すことが出来、幸せな経験をさせていただきました。内部生として、縦の繋がりにとても感謝しています。
小学校の卒業文集に書いた将来の夢はサッカー選手。正直な所プロサッカー選手を目指したことはサッカーを始めた小学1年生から現在まで一度もなかった様に思います。
現実主義なのか、目標が低いのか、はたまた冷静なのか。
そんな私が中学に入学して初めて見た早慶戦。当時は国立競技場で行われていました。選手と会場の応援が一体となった熱気に衝撃を受けると共に憧れを抱きました。早慶戦の舞台は私のサッカー人生唯一の夢だったのかも知れません。

さて、夢について触れましたがここからが本題なのかも知れません。
4年間で得て来た当たり前であり大切な学びを3つ程述べたいと思います。
先ず、向き合うことの大切さです。慶應義塾体育会ソッカー部に入部して感じたものは他人との圧倒的能力差です。
何事にも勝ちたい、けれどどの分野にも極めて来た人がいる、勝てない。自身のぬるい人生にしっかりとブレーキが掛かりました。そこから始まったのは現実逃避の日々です。
私のことを「ポジティブ」とか「生き方が上手い」と言う人がいますが、上手いのは現実逃避と言い訳だけです。ポジティブだと思っていた言葉や考えは次第に自身を騙し、痛みをなくしていきます。試合に出ることが出来ない悔しさを人に見せないことで、自身の気持ちも誤魔化してしまうのです。
それでも、毎年行われる早慶戦出場の夢は自身を毎日の様に奮起させ、自然と実力の足りない現状と向き合う様に変わりました。今は日々悔しさを感じ、向上心を持ち、本気でサッカーに取り組んでいると胸を張って言えます。もう逃げることはありません。

 
話は変わりますが、サッカーがチームスポーツであることは周知の事実です。しかし、その本質に気付くことは簡単そうで難しいことだと思います。高校までの私は自身が試合に出ることだけを考えて来ました。狭い視野が初めに広がったのは大学2年の時です。戸田和幸さんから競技そのものがチームスポーツであることを論理的に学べた気がします。3年では、同期の関(4年・慶應義塾高)という愉快で真面目なグラマネの元で、出場機会の有無に関わらず仲間と勝利を追求し続けました。4年で下級生中心のSチームに所属し同期や3年の頼れる仲間の素晴らしさに気付きました。自身が試合に出ることは勿論大事ですが、常にチームが勝つ為に出来ることを自ら考え探し、仲間と共有することに意味があります。仲間同士が気持ちを共有しなければ掴める勝利も逃げてしまうでしょう。
チームとはどういうことかと理解することはサッカーに於いて大きな学びです。
もう一つの学びはこだわりです。サッカーではあの時こうしていればと後悔することが沢山あります。何故一つのプレーに拘り切れないのか。それは普段から拘ることが出来ていないからだと思います。ピッチ外の行動もこだわることで、試合で細部まで頑張れるかに繋がります。先日のIリーグにて、試合に勝ったにも関わらず失点をしたことに涙が出て来ました。自分でも驚きでしたが、拘ろうと努力したからこその悔しさでした。
ピッチ外の行動にこだわる選手こそ勝負にこだわる選手になれると思います。

 大学4年間を振り返って今思うことを書いてきました。全て単純なことであり、自身に足りなかった部分でもあります。しかし、そこに気付いて行動すること、変わろうとすることにこそ価値があったのだと思います。

体育会ソッカー部は素晴らしい場所で、本気とはどういうことなのか、貢献とはどういうものか、チームとはどういうものか。ひたすら考える機会があります。逃げることは簡単ですが、向き合ってこそ成長があります。逃げていては後悔しか残りません。沢山壁にぶつかり、理不尽を感じて、それでも向き合い続けることが可能性を生みます。そして素晴らしい仲間を信じ切磋琢磨することで目標は近付きます。
短い期間ではありましたがクラブチームを経験していない私でもトップチームを経験する機会がありました。後輩やこれから入ってくる人達には幾らでもチャンスがあります。4年間の使い方は人それぞれですが、4年間の価値の大きさは自分次第です。負けずに頑張ってみて下さい。

さて、早慶戦出場という夢は叶いませんでしたが、現実と向き合い、今の自分が出来ることを全力で取り組んでいます。現在所属するSチームには一緒にチームを築いて来た信頼出来る選手が沢山います。Iリーグを全勝で終え、全国という目標に繋げることが出来ました。
来週、全国出場に繋がる大事な試合があります。
持てる力を振り絞って必ず全員で勝利を掴み取る所存ですので、応援の程宜しくお願い致します。

と意気込んだものの、先日突如として椎間板ヘルニアになってしまいました。とても笑えて本当に笑えない話です。さも良くないことの様に話したポジティブさを活かす場面が来ました。こんな時こそポジティブに最後まで胸を張って取り組みたいものです。ポジティブさが痛みをなくすと自身で述べたからには、信じて頑張ります。

 
末筆とはなりますが、多くの人に支えられて来ましたので感謝を述べさせて下さい。
家族
いつまでも成長しないのに支え続けてくれてありがとうございます。これまでの恩を返せる様、社会で活躍する為の努力をしていきます。

同期や後輩
サッカーのことが大好きで、お互いを本気で応援出来る同期。そして、憧れる様な先輩ではなかったと思うが、沢山絡んでくれた後輩達。皆の存在が本当に支えになり刺激にもなりました。ありがとう。

スタッフ陣やソッカー部関係者の方々等、支えてくれた全ての人のお陰で素晴らしい環境でサッカーに取り組むことが出来ました。この場をお借りして感謝を述べさせて下さい。
本当にありがとうございました。

長い文章を最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。
今後共ソッカー部へのご支援、ご声援の程、宜しくお願い致します。

《NEXT GAME》
12月12日(土) 関東リーグ戦 第21節 専修大学
11:00キックオフ @非公表

「デジャブ」(石原大暉)

2020.12.09

平素は大変お世話になっております。文学部4年の石原大暉です。
私のソッカー部最後のブログを書かせていただきます。拙い文章ではありますが、最後まで読んでいただけると嬉しいです。

劣等感。自分に対する情けない感情、至らなさ。
僕が目標に対して走り続けることが出来る力の源、成長しようと思えるモチベーションは劣等感だ。ネガティブなイメージがある劣等感という存在を自分の味方に出来るのは僕なりの思考法だと考えている。この力のお陰で今まで頑張って来ることが出来た。

話は遡り、中3の受験期。

兄の影響で國學院大學久我山高校に行きたかった私は周りの友人や先生に「あそこに行って全国出てやりますよ!!」みたいなことを自信満々に言っていた。だが、蓋を開ければ不合格の嵐。久我山だけでなく都立狛江、日大桜ヶ丘、大成高校といった高校も見事に落ちた。併願優遇の杉並学院だけが唯一の合格だった。
その現実は辛かった。口だけ野郎の自分が、目の前のことに努力出来ない自分がダサすぎて。暫く現実を受け入れられない自分がいた。

しかし、自分が何も出来ない情けない人間だと毎日考えている内に、不思議なことに心から熱い感情が沸き上がって来た。
「こんな想いは2度としたくない。絶対に自分自身を見返してやる。」
この時、劣等感を力にするマインドが無意識の内に誕生した。

高校のサッカー部は弱小だった。
NS(中野・杉並)リーグというプレミアリーグの10個下のカテゴリーに所属し、グランドはテニスコートでスパイクは履けない。部員にはリフティング100回出来ない選手もいる。でもそんな環境だからこそチームを強くしてやろうと思えた。
NSリーグでは第1志望だった久我山の下のチームと試合する機会があった。11-1で負けた。絶望する様な経験だったが、その時の劣等感もエネルギーにして部活に励んだ。そうして迎えた最後の夏。創部初の都大会進出を成し遂げた。
高校受験のリベンジを誓う大学受験では、周りには信じてもらえなかった慶應義塾大学合格を掴み取ることが出来た。
劣等感を力にして大きな成功体験を得た。

ソッカー部生活。
関東リーグや早慶戦出場という夢を持って入部した。入部してから半年間は1番下のC2チームで一切試合に絡めなかった。けれども、今までとは異なる環境の中で毎日成長を実感し、楽しくて仕方がなかった。全国常連校やJユース出身のエリート達と同じチームで練習する中で弱小校出身と言う劣等感を糧に努力し、順調にステップアップしていった。
しかし、人生そんなに上手く行かない。必ず壁にぶち当たる。

トップチームに絡むことが出来始めた頃だろうか。練習に行きたくなくなっていた。サッカー人生の中で大きな挫折だった。全く通用しないのである。練習では一人だけ“浮いている“感覚があり、明らかに足枷になっているのが分かった。
スピード感に一切付いて行けなかったのだ。パスコンでも安易なミスをし、ポゼッションをやり始めたらひたすらロスト。周りの「またこいつかよ」っていう顔。絶対に中のフリーマンにならない様にして外側で安パイなプレーすることだけを考えた。如何にミスしないで練習を終えるかが毎日のタスクになっていた。
いつも味方してくれた筈の劣等感は私を裏切り、毎日毎日、精神を攻撃していた。

そんな中ある試合があった。2019年11/17、日吉で行われたLEOC FCとの試合。トップサブの試合だった。関東2部リーグの昇格争いの真っ只中、トップサブ組もやってやるぞと意気込んでたいたのにも関わらず、2失点に絡み逆転負けした。完全に試合を壊してしまった。

試合後、激しい劣等感に襲われ、強烈な自己嫌悪感が胸を切り裂きそうだった。自分の力のなさに絶望した。関東リーグや早慶戦出場なんていう目標を掲げる自分が恥ずかしくて堪らなかった。
帰宅し、お風呂で打ちひしがれていた。

そんな時だった。

過去の記憶が、そう、中3年の頃の記憶が、あの時の感情が、劣等感が舞い戻って来たのだ。完全なるデジャブを体感した。
あの時の記憶が私に負けるなと言ってくる。あの時の記憶が私を奮い立たせて来る。
再び心から熱いものが沸々と沸き上がって来るのを確かに感じた。
「このままじゃ終われない。」
そう心を新たにした私は、慶應の代表として試合に出て活躍する為に努力を重ねた。特に、コロナ自粛期間は、今こそチャンスと思いシーズン開幕に向け準備した。

そして今シーズン、関東1部リーグのピッチに立つことが出来た。
同時に物凄い劣等感も感じた。プロになる様な奴らを前に手も足も出ない自分が居た。だけど、ワクワクが止まらない。どんなに辛くて苦しくても、その感情や劣等感が私を成長させてくれるから。劣等感を愛してしまっているからこそのマインドだ。まだまだ上手くなりたいし、強くなりたい。そう思って毎日の練習に励んでいる。

この文章の要点は、感情との接し方だ。
感情と向き合うこと。一見すると簡単な様で難しい。特にそれが辛く、苦しく、悔しいものだったら。でも目を背けないで向き合って欲しい。逃げないで欲しい。辛くて、苦しくて、悔しい時こそ、それを受け入れて愛してあげよう。それが必ず未来の自分の為になる。
どうか私を信じてそんなマインドを持って自分に植え付けて欲しい。

早いものでリーグ戦も残り2節。スポーツ推薦のないソッカー部だからこそ、その劣等感を力に変えて戦おう。そして必ず残留を決めよう。

最後になりますが、
私のソッカー部での挑戦は、劣等感というパートナーだけでは乗り越えられなかった。周りの人の力に本当に助けられて来た。

同期。
皆といると前向きになる。明るくなれる。早慶戦というキャリア最高の舞台で試合に入れず酷いプレーをしてしまった時、正直かなり落ち込んでいたが、ポジティブな声をくれたり、いじってくれた。皆のお陰で前向きな気持ちになれました。ありがとう。
これからもよろしくお願いします。

家族。
朝4時だろうが5時だろうが毎朝起きて朝食を作ってくれて、身体のことを気遣ってくれた母。
しつこい位にソッカー部でのことを聞いて来る追っかけファンの父。
サッカーを教えてくれ、常に高い目標となり続けてくれた兄。
本当にありがとうございました。最後まで頑張るので見ていて下さい。

その他にも地元の友人達、小中高のチームメイト、コーチ。そしてソッカー部に関わる全ての方々に感謝を申し上げます。ありがとうございました。

最後までお読みいただきありがとうございました。今後共、ソッカー部へのご支援、ご声援の程宜しくお願い致します。

《NEXT GAME》
12月12日(土) 関東リーグ戦 第21節 専修大学
11:00キックオフ @非公表

「慶應の強みとは何か」(多治見駿吾)

2020.12.08

平素は大変お世話になっております。
商学部4年グラウンドマネージャーの多治見駿吾です。

まず始めに、先日は大変厳しい状況下ではありますが、多大なご支援もあり定期戦を開催することが出来たこと、この場をお借りしてお礼申し上げます。定期戦として勝利出来なかった悔しさは残りますが、残留に向けて勝ち点1を積み上げられたことは意義のある試合だったと考えています。残り2節となり決して油断出来ない試合は続きますが、1部残留へ向けて応援して下さっている皆様の心を動かす試合を見せることが出来ればと思っています。

さて、ここから本題に入りたいと思いますが、今回は慶應の強みについてグラウンドマネージャー(グラマネ)としてピッチ内外に携わってきた私なりの考えを綴っていきたいと思います。
今後組織を作っていく後輩達の参考になれば幸いです。

先日の田原(4年・静岡学園高)、井上(4年・桐蔭学園高)のブログでもありましたが、ソッカー部にはスポーツ推薦がありません。しかし、100年近くの歴史を持つ組織が長らく関東リーグという舞台で戦い続けているのは事実です。それを踏まえると必ず慶應には強みというものがあるはずです。もしかすると伝統という言葉に置き換えることも出来るかも知れません。それは何か。
私が行き着いた結論は、慶應の強みとは「組織の為に思考と行動を続ける」ここにあると思います。

およそ150人が所属する組織に於いてそれぞれが異なる考え方や価値観を持っているのは当然です。しかし、個々がバラバラの状態では単純な能力で上回る相手に対して太刀打ち出来ません。だからこそ組織という1つの指標に向かって一体となることが求められます。その為には、チームが1つになるには何が必要なのか、どうしたら次の相手に勝つことが出来るのか、などと思考を巡らせることが必要です。ソッカー部でことあるごとにミーティングが開かれるのは思考する機会を作り出す為だからだと思います。コーチングスタッフミーティング、マネジメントミーティング、リサーチミーティング、学年ミーティング...細かく挙げたらキリがないですが慶應の強みを生み出す為に全て必要なことです。そして、思考を経て出てきた答えを行動に移すことも大切です。ただ頭の中で考えただけではダメです。行動を起こすことで初めてその思考は意味を持ちます。たしかに行動を起こすには多くのエネルギーを使います。時には、思考の末に行き着いた答えが正しいのか不安になり躊躇してしまう時もあります。しかし、その答えに自信を持って行動するべきです。なぜなら、行動を起こしてみなければ思考に費やした時間も労力も無駄ですし、その答えが正しいかどうかも実際にやってみなければ分からないからです。もし、答えが間違っていたとしても再び思考を巡らせ行動を起こせば良いだけです。そして、何よりも大事なことは、続けることです。頭と体を働かせてもチームが上手くいかない時もあります。だからといって、現実から目を背けてはいけません。思考停止してしまっては行動も起こせず、慶應の強みは失われます。実際にグラマネになってから感じるのは、各々が「組織の為に思考と行動を続ける」これが出来ている時はチームが上手くいっていました。

当たり前の様な事をここまで言葉では簡単に述べてきましたが、実際にマネジメントする立場として「組織の為に思考と行動を続ける」ことは1番の難題だと感じています。自分が体現するのも一苦労ですが、それを150人に一人ひとりに求めることは非常に困難です。しかし、この難題に歴代の先輩達は格闘してきたことでしょう。そしてこの積み重ねの結果、今のソッカー部があると思います。つまり、過去はこうだったからだとか、誰かに言われたから行動するだとか、それは慶應の強みでも何でもありません。ここで言いたいのは先輩達が築き上げてきた伝統というものを正しく解釈し、今のチームの為に最適なマネジメントを考え行動していくことが常に求められるということです。特にプレーヤーを辞めるという決断をしたグラマネは「組織の為に思考と行動を続ける」象徴であり、この難題に代々向き合っていくことになると思います。ですが、この難題を乗り越えた時に漸く「残留」であったり「定期戦勝利」であったり「インカレ出場」であったり「大学日本一」といった目標を達成出来るのではないでしょうか。自分に残された時間はごく僅かですが、最後までこの難題にグラマネとして向き合っていきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。
今後共変わらぬソッカー部へのご支援・ご声援の程、宜しくお願い致します。

《NEXT GAME》
12月12日(土) 関東リーグ戦 第21節 専修大学
11:00キックオフ @非公表

「サッカー」(井上大輔)

2020.12.07

平素より大変お世話になっております。今回ブログを担当させていただく、法学部4年の井上大輔です。拙い文章ですが、最後までお付き合いいただけると幸いです。

私はサッカーが大好きだ。大好きで大好きでたまらない。幼稚園の頃にサッカーと出会ってからずっとサッカーに魅せられてきた。サッカーに夢を見て、サッカーに生きてきた。そんなサッカーともあと2週間で区切りを付けることになりそうだ。

サッカーをやっていると自分自身の感情の動きがよく分かる。日常生活に於いても常にサッカーが自分の感情に付き纏う。サッカーは自分がどんな人間なのか教えてくれる。様々な感情の波と戦いながらソッカー部での4年間を過ごしてきた。

上手くいっている時にサッカーが楽しいのは当たり前だ。調子が良い時はあっという間に時間が過ぎる。試合終了後の充実感はたまらない。そんな時自分はサッカーが大好きなんだなと実感する。でも上手くいっていない時こそ自分自身がよく現れる。上手くいかなかった日は気分が乗らないし、その日のプレーが一日中頭の中を駆け巡る時もある。

そんな時でも毎日毎日練習を重ね、日々のほんのちょっぴりの小さな成長に幸せを感じる。まだまだ上手くなれるんじゃないか。このプレーが出来る様になれば、もっと上のレベルでも通用するんじゃないか。自分自身の可能性を信じろ、諦めるな、まだやれることはあるだろ、とサッカーに言われ続けてきた。こんなにも熱くなれて、欲が止まらないスポーツはない。サッカーに出会えて本当に良かった。

後輩達、これから入ってくる新入部員に伝えたいことは一つだけ。

自分の可能性を信じ続けろ

自分自身を疑う瞬間は誰しもがあるはず。必死にやっても結果が出ない時、何が正解か分からなくなった時、もう先が見えなくなったり、自分から目を閉ざしてしまおうかと思った時。

それでも逃げるな。自分と向き合え。サッカーは絶対に逃げない。

きっとこれは簡単じゃない。本気で自分自身と向き合わなければならないから。本気になれば、自分自身への期待値がデカくなるし、ダメだった時の反動もでかい。死んでしまいたくなる様な絶望も、もう無理なんじゃないかと頭をよぎる瞬間もきっとあるかも知れない。それでも信じることは辞めちゃいけない。その小さな可能性を掴めるのは最後まで信じ続けた人だけだ。ぐっと堪えて一歩踏み出して欲しい。そしてソッカーには無限の可能性があることを証明し続けて欲しい。ソッカー部にスポーツ推薦がなくとも現在関東1部を戦えている理由、本気でサッカーをする為に多くの部員がソッカー部の門を叩く理由、それは歴代の先輩方がソッカーの無限の可能性を体現して下さったからに他ならない。

ソッカー部には、多くの方々の支えによって毎日本気でサッカーに打ち込める環境がある。ソッカー部に入部した以上、その環境を与えて下さっている多くの方々の有り難みを身に沁みて感じ、ピッチの中で100%を出し切る責任がある。その責任と覚悟を持って、毎日自分自身と向き合い続けて欲しい。

きっと信じる強さが自分の行動に表れるはず。そして周りに良い影響を与えられるはず。こんなにも熱くなれるスポーツと出会えたのだから、そしてそんな最高なスポーツに毎日全力で打ち込める環境があるのだから、この4年間命を燃やし続けて欲しい。

偉そうなことを言ってきたが、この文章にはあまり説得力がない。私はこの4年間で自分自身の可能性を理想とする結果で示すことは出来なかった。あまり良い選手ではなかったし、あまり良い副将でもなかった。毎日その日のベストを尽くしてきた。自分自身を1ミリも疑わずに毎日サッカーと向き合い続けた。それでも結果は出なかった。特に今シーズンは選択を誤り、思う様にプレーが出来なかった。副将としても十分に役割を果たしていると自信を持って言える様になるまでには少し時間がかかってしまった。どんなに行動しても、何が副将として正しいのか迷った時もある。入部当初に掲げていた理想とは程遠かった。個人として未熟だったと思う。

それでも自分の可能性を信じて突き進んだ4年間を誇りに思う。自分の取り組みが周りに影響を与えていることが分かったから。そして何より今後の人生に於ける軸を手に入れることが出来たから。それはこの4年間サッカーとどう向き合ってきたかを振り返れば簡単に答えは見つかる。今までサッカー以外にはほとんど興味を持ってこなかったが、きっと新しい世界でも通用すると思う。

まだ2週間残ってる。何も終わっちゃいない。関東一部残留という結果でソッカーの可能性を後輩達に示してからサッカーを辞める。それが4年として、副将としての最後の役割。そして後輩達に後を託す。

最後に

サッカー選手としても人としても未熟だった自分に対して向き合い続けて下さった社会人スタッフの皆様、夜な夜なトレーニングに付き合って下さった三浦さん、本当はあまりお世話になるべきではないかも知れませんが、大変お世話になった松永先生、4年間本当にありがとうございました。感謝してもしきれません。

同期の皆。君達のお陰で僕の4年間は輝いていました。これからも一生宜しく。

そして両親へ。沢山心配掛けました。沢山我儘を言いました。それでも何不自由なくサッカーをさせてくれて本当にありがとう。俺より俺のことを信じてくれてありがとう。

長く拙い文章になってしまいましたが最後まで読んでいただきありがとうございました。今後共、ソッカー部へのご支援、ご声援の程宜しくお願い致します。

《NEXT GAME》
12月12日(土) 関東リーグ戦 第21節 専修大学
11:00キックオフ @非公表

「きついけど負けるよりはまし」(勝俣昂亮)

2020.12.06

平素より大変お世話になっております。今回ブログを担当させていただきます、商学部4年の勝俣昂亮です。拙い文章ではありますが、最後まで読んでいただけると幸いです。

今シーズンも残り僅かとなってしまいました。それと共に、私の「16年間の本気のサッカー人生」も終わりを迎えようとしています。そこで、最後のブログでは、私がどの様にサッカーと向き合って来たのかについて綴らせていただきたいと思います。

この4年間は、本気で悔しく、本気で悩み、本気で喜ぶことの出来た時間でした。
そして、プロサッカー選手を諦めるという大きな決断をしました。自分がプロサッカー選手になると信じて疑わなかった幼少期からしたら残念な結果になっていると思います。力不足でした。

4年前、夢と野望を持って、ソッカー部の門を叩きました。
入部届用紙に「大学4年間、プロになることを目標にサッカーをやらせてもらうことを両親と約束しました。その為、トップチームで活躍する為に努力します。」と意気込んで。
当時の私は、入部早々トップチームに上がり、活躍する未来を描いていました。

しかし、早くもその計画は打ち砕かれ、その後も思う様にいきません。
4カテゴリー中1番下のチームからのスタート、何度も繰り返す大怪我、中々メンバー入りすることが出来ず悩み続けた3年目。振り返ると、カテゴリー問わず3年間で公式戦に出場したのは僅か3試合でした。自分の実力不足をとことん思い知らされました。結果が出せない自分を徐々に疑い始め、自分には何もないかもしれないと思う様なこともありました。これまで、自分の可能性に期待し、上を目指し続けて来ましたが、残された時間が少なくなっていくと共にその自信も薄れて来ていることが分かりました。
それでも、サッカーを辞めようと考えたことは一度もなく、サッカーに対する熱が冷めることはありませんでした。寧ろ反骨心が生まれて来ました。そして、どんな状況でも、自分のやるべきことをやり続けようと決めました。
きつかったけど、サッカーで負けるよりはましでした。

そんな中、転機が訪れます。
4年目にして、トップ昇格を言い渡されたのです。
このチャンスは絶対に無駄には出来ない、そう強く思いました。
しかし、下のチームで長くプレーしていた私にとって、トップチームの練習は非常に強度が高く、最初は付いて行くのが精一杯でした。また、これまで怪我ばかりで、何も積み重ねられていないのではないかといった弱気な部分がプレーに影響したりしていました。
それでも、これまでやり続けて来たことを信じ、必死に食らい付いて行きました。

そして迎えた関東リーグ開幕戦。
幸いにも、先発で出場することが出来、勝利も手にすることが出来ました。
最高の瞬間でした。
その後も、試合に出場させていただき、緊迫感のある試合を経験出来ました。

それらの試合を通して感じたことを少しだけ綴らせていただきます。
それは、「一人ひとりの準備が勝敗を分ける」と言うことです。
あと一歩寄せられていたら。あと一歩速く走り出せていたら。
そんな微差で試合が動くことを痛感しています。これがとても難しいのです。
試合では、誰でも体力的又は精神的に苦しい時間帯があると思います。
しかし、そこで一歩出せるか出せないかで勝敗を左右するのです。

そんな時、力になるのは、同じピッチ内で戦っているチームメイトの姿です。
ピッチ外でチームの為に動いてくれている人達の姿です。
悔しい思いを押し殺し、メッセージをくれる同期の存在です。
観客席からの応援です、拍手です。

ソッカー部が今シーズン掲げたテーマは「Deep Impact」です。
見ている人達に衝撃を与えて感動させる様なチームになることです。
しかし、見ている人達には、いつも私が心を動かされています。
観客席からの応援が苦しいときに踏ん張る手助けをしてくれます。

「多くがピッチ外や練習以外の場で起き、それがプレーに影響する。」
これは、ある人が言っていた言葉ですが、正にその通りだと思います。

2027年にソッカー部は創部100周年を迎えます。「大学日本一」という目標は、決して簡単ではありません。今後、そこに少しでも近づく為には、もっと多くの人に愛され、応援されるチームにならないといけないと思います。応援されることがどれだけ力になるかは、試合に出ている選手は感じているのではないかと思います。
サッカーは、強さやプレースタイルだけでなく、その選手の人間性を見て、チームとしての振る舞いを見てファンになる人が多くいると思います。
その為、ピッチ内は勿論ピッチ外のことも同じ様に大切にしていかなければならないと思います。

最近になって分かったことがあります。
これまでプロを諦めた瞬間にサッカーをやる意味を見い出せなくなると考えていた私が、何故今も本気でサッカーが出来ているのか。きつい走り込みにも耐えられるのか。
それは、きついけど、こいつの為に良い結果を持ち帰りたいと思える仲間がいるからです。
きついけど、ゴールの瞬間、勝利した瞬間がそれを上回るからです。

これまでは、自分からサッカーを取ったら何もなくなってしまうと考えていましたが、今ではそうは思いません。サッカーのお陰で、夢を追いかけて来たこの16年間はとても充実していたし、その過程でやり抜く力も磨かれたと思います。そして、素敵な人達とも出会えました。自分からサッカーを取ってもそれらはなくならないと思います。
とは言うものの、また一からやり直せるとしたら、僕はまた懲りずにプロを目指していると思います。(笑)
このブログの最初に、もうすぐでサッカー人生が終わると書きました。確かに、本気のサッカー人生は終わるかも知れません。しかし、今後もサッカーと関わりながら生きていくのではないかと思っています。

最後にこの場を借りて感謝を述べさせて下さい。
これまでを振り返ると、自分は怪我で多くの方々に支えられ、助けられたことが一番頭に浮かびます。怪我ばかりしていた私を、励まし鍛えて下さったコーチングスタッフの方々、怪我をする度に体のケアをして下さったトレーナーの三浦さん、本当にありがとうございました。
私の本気のサッカー人生を支えてくれ、苦い経験も嬉しい経験もさせてくれたこのソッカー部に、結果で恩返しが出来る様に最後の最後まで全力でやり切ります。

そして、両親へ。
思う存分、夢を追いかけさせてくれてありがとう。
次のステージでも、父がよく言っていた「プロ意識」を大切に生きていきます。

長く、まとまりのない文章となってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。今後共、ソッカー部へのご支援ご声援の程宜しくお願いします。

《NEXT GAME》
12月12日(土) 関東リーグ戦 第21節 専修大学
11:00キックオフ @非公表

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