オフィシャルブログ
「時分の花を咲かせ続ける」(瀬戸稜太)
2017.05.31
「時分の花を咲かせ続ける」
これは最近本で見つけた古典芸能の言葉です。この意味は、若い役者ならではのエネルギーに満ち溢れた鮮やかな芸、年齢を重ねていくと、味わいのある奥深い芸といったように咲かせるべき花が変化するということです。そして、最後には苔むした老木にひっそりと一輪咲いている花を「真の花」というのではないか、と書いてありました。
自分はこの言葉を見たとき動揺を隠しきれませんでした。何故なら、
「昨年は、時分の花を咲かせることが出来ただろうか?仮に咲かせることが出来ていないのなら「真の花」を咲かせることは無理なのではないか?」
と、思ったからです。
年齢を重ねることだけで「真の花」は咲くのでしょうか?恐らく咲かないでしょう。日々精進することで時分の花を咲かせ、それが積み重なり「真の花」が咲くのだと思います。昨年の一年という月日が無駄であったとは思いません(そう思いたいだけなのかもしれません)が、一番下のカテゴリーにいるのが現状です。「真の花」を咲かせたいのであれば、昨年の芽も育てつつ今年の自分の花を咲かせていかなければなりません。4年生になったときサッカーについての「真の花」を咲かせ、この組織に必要不可欠な存在と思っていただけるようになりたいです。また、それが家族に対しての恩返しになると思っています。
社会に出て時分の花を咲かせ続けている先輩方の多大な支援の元、自分の置かれている素晴らしい環境を当たり前だと思わず、努力し続け、社会でも活躍出来る人材に成長し「真の花」を咲かせたいと思います。
拙い文章であったとは思いますが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
《NEXT GAME》
6月3日(土) 関東リーグ戦 第8節 vs流通経済大学
@栃木市立総合運動公園陸上競技場 11:30キックオフ
苦闘の末に(関東リーグ戦第7節)
2017.05.28
こんにちは。
気が付けば5月も終盤に差し掛かり、本格的な夏を迎えようとしておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。昨日はリーグ戦第7節の東洋大学との対戦が県立保土ヶ谷公園サッカー場にて行われました。一昨日まで降っていた雨も止み、見事な快晴の中での試合となりましたが、結果は1–3と明るいものではありませんでした。
前半、立ち上がりから主導権を握った本塾は積極的にゴールを狙いにいきます。11分、本塾は右サイドから持ち上がった手塚が近藤にパスをし、それを受けた近藤が右足を振り抜きますが、惜しくも相手に当たりゴールには至りません。その後のCKからのこぼれ球も小谷がシュートしますが、角度が合わずゴール左へ外れてしまいます。
(惜しくも左に逸れた小谷のシュート)
18分にも本塾はチャンスを作り出します。今季初スタメンの井出から渡辺夏、近藤と繋いだパスを最後に受けた落合が放ったシュートは、惜しくも相手DFに拾われ外に弾き出されてしまいます。
(落合がシュートを放つ瞬間)
相手に攻め込まれる場面もありましたが、今季初スタメンの中井を始めとするDF陣が体を張って得点を防ぎます。ボールを支配し続け、得点を狙い続ける本塾でしたが、決定機を作ることは出来ず、両者無失点のまま前半を折り返します。
後半開始、前半のように本塾が主導権を握るかと思われましたが、戦局は大きく変わります。48分に相手の優位な状態からクロスを上げられると、それをヘディングで合わせられ先制点を許してしまいます。息をつく間も無く49分、再び相手のシュートがゴールの右端に吸い込まれ、追加点を与えてしまいます。しかし、東洋大の猛攻はこれでは終わりません。56分、GK上田が相手を倒してしまい、献上したPKを決められ一気に点差を広げられてしまいます。前半から一転、劣勢に立たされた本塾は井出、小谷に代え松岡、渡辺恭2枚のカードを切り、戦力の活性化を試みます。
(関東リーグ初出場となる渡辺恭)
しばらく得点が動かない時間が続きますが、78分、渡辺夏が倒されたことで獲得したPKを近藤が決め、1点を返します。
(近藤の鮮やかなPK)
しかし、その後得点を奪うことは叶わず、2点差を埋められないまま試合は終了しました。
3試合振りに得点することが出来たものの、立て続けに奪われた3点の壁は高く、辛酸を舐める結果となってしまいました。しかし、前期もあと4試合と、私達に残された試合数は多くありません。この結果に引きずられること無く、今こそチームで一丸となって「関東リーグ優勝」に向けて本気で取り組み、残された試合に全力をぶつけていく所存です。遠方での試合が続きますが、是非会場に足をお運びいただき、温かいご声援の程、宜しくお願い申し上げます。
文責 桑原美里
《NEXT GAME》
6月3日(土) 関東リーグ戦 第8節 vs流通経済大学
@栃木市立総合運動公園陸上競技場 11:30キックオフ
リサーチ(河原悠人)
2017.05.24
経済学部3年の河原悠人と申します。今回は普段あまりスポットが当たらないリサーチについて書きたいと思います。
リサーチは、各学年毎にミーティングで話し合い、選手兼任で数人が選出されます。そして、監督や社会人スタッフ、グラウンドマネージャーと協力しながら、週末にある関東リーグに向けてトップチームをサポートします。私は去年の後期の途中から加わり、微力ながらも携わらせていただいています。それまではトップチームとは距離があり、なかなか内情を知ることは出来ませんでしたが、いざ仕事を始めるとその寄せられる信頼の大きさに驚かされました。
リサーチが社会人スタッフの方々やグラウンドマネージャーと連携しながら、前回の試合の反省や相手チームの特徴を映像や資料にまとめ、それを元に戦術ミーティングが進行します。その準備として、まずは週末に撮影した自チームの試合映像や対戦相手のスカウティングビデオを用いて、自チーム班、スカウティング班、セットプレー班、個人特徴班の4つの班に分かれて分析をし、ミーティング前日に各班が集合して擦り合わせ作業に取り掛かります。毎回効率化を追求しようとはするのですが、朝練を終え、授業を受けた後となれば集中力が続く訳も無く、気が付くと月が夜空を照らしています。そして、最終確認の際に誤字脱字などのミスが見つかった暁には、皆揃って発狂し、責任の擦り付け合いが始まります。このような労力は必要とされますが、チームの勝利に少しでも貢献出来ればと一致団結し、やり甲斐を感じながら励んでいます。また、作業場所となる”リサ部屋”は、マネ部屋(マネージャーの仕事部屋)で居場所を失いつつある副務や男子マネージャー、研究熱心あるいは寂しがり屋な部員達の憩いの場ともなっています。彼らとも雑談を交わしながら、いつも和気藹々とした雰囲気の中、絆を深めています。
厳しい戦いが続いていますが、“リサーチファミリー”として先輩後輩・同期のリサーチと力を合わせながら、勝利に向け精一杯努めていきたいと思います。
《NEXT GAME》
5月27日(土) 関東リーグ戦 第7節 vs東洋大学
@県立保土ヶ谷公園サッカー場 14:00キックオフ
険しい道のり(関東リーグ戦第6節)
2017.05.22
こんにちは。
太陽が照りつけ夏の訪れを感じる季節となりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。昨日行われたリーグ戦第6節 日本体育大学戦では会場であるShonan BMWスタジアムでも最高気温が30度を超え、真夏日となりました。前期を上位で終える為にも負けられない一戦でしたが、結果は0-2で敗戦しました。
前半、立ち上がりは日体大がペースを握りますが、主導権を引き寄せようと本塾も徐々に攻撃を仕掛けます。関東リーグ初先発となった松岡や杉本・近藤を中心とした攻撃陣が相手ゴールに果敢に攻め込みますが中々シュートまで持ち込むことができません。日体大も攻撃を仕掛けますが岩崎・沼崎を中心とした守備陣が落ち着いて対応し、得点を許しません。試合は均衡した状態でお互いに決定機を作ることが出来ず、0-0で前半を終えます。
後半、まずは先制点を奪いたい本塾でしたがボールを保持することが出来ず、日体大が流れを掴みます。57分にセットプレーからヘディングで合わせられ、あわや失点かと思われたものの、GK上田のビッグセーブで難を逃れます。その後も日体大が主導権を握り、本塾は相手のミスからカウンターを狙うという展開が続きます。そして73分、CKから押し込まれ、相手に先制点を与えてしまいます。なんとかして追いつきたい本塾は74分に松岡に代え関東リーグ初出場となった渡辺亘を投入します。しかし流れに乗ることが出来ないまま81分にも失点し、結果は0-2で敗戦となりました。
関東リーグ初スタメンの松岡
関東リーグ初出場の渡辺亘
前節筑波大学と白熱した試合を繰り広げただけに、今節は自分たちの力を発揮することが出来ず、悔しい結果となりました。そして、目標である「関東リーグ優勝」という道のりの険しさを実感した試合でもありました。第6節終了時点で本塾は12大学中11位と、厳しい状況に立たされています。しかし、「関東リーグ優勝」への道が閉ざされた訳ではありません。この目標の難しさは、部員全員が知っていたことだと思います。苦しい状況にあっても直向きに全員が自分たちに出来ることを全力で行い、勝ち点を積み重ねていきたいと思います。リーグ戦も本日で6試合を終え、前期の折り返し地点となりました。次節の相手は東洋大学です。今シーズンから1部に昇格してきたチームですが、決して油断はできません。部員全員が「当たり前を追求」し、万全の準備で試合に臨みたいと思います。今後共ソッカー部に温かいご声援を宜しくお願い致します。
文責 高橋美沙子
《NEXT GAME》
5月27日(土) 関東リーグ戦 第7節 vs東洋大学
@県立保土ヶ谷公園サッカー場 14:00キックオフ
村の祭り酒(東山航大)
2017.05.18
平素より大変お世話になっております。今回ブログを担当させていただくことになりました、総合政策学部1年の東山航大です。このような文章を書くのは初めてなので、拙い文章ですが、最後まで読んでいただけると幸いです。今回は「責任」について書かせていただきます。
”収穫を祈念して、夏祭りをする村があった。祭りでは、お酒が入った大きな樽を、みんなでパーンと割って始める風習があった。ところがある年、貧乏でお酒が買えなくて、みんな集まって「どうしよう、これじゃ祭り開けねえな」と悩んでいた。するとある人が、「みんなが家からちょっとずつお酒を持ってきて、樽に入れたらどうだ?」と提案した。「それは良いアイデアだ」ということで、みんなが持ち寄って樽がいっぱいになった。「これで夏祭りを迎えられる。良かった」ということで当日にパーンとみんなで割って「乾杯」と言って飲んだら、水だった。”
これは元日本代表監督の岡田武史さんが選手によくする「村の祭り酒」というお話です。私は中学2年の時に、このお話を当時のコーチから教えられました。自分ただ一人が水を入れても、他の人全員が酒を入れれば味は酒のままでしょう。しかし、そういった安易な考え方をする人が増えれば増えるほど味は水に近づきます。つまり、チームは悪い方向へと導かれてしまいます。私はこのお話から、一人ひとりが責任を持って行動することの大切さを学びました。
集団の人数が多ければ多いほど、一人ひとりは責任を持たずに怠慢になりがちです。しかし実際は、アドバイザーの人見さんが仰っていた通り、集団の人数が多いほど、一人ひとりの責任は重くなるはずです。部員数の多さを慶應にしかないストロングポイントとするために、一人ひとりが慶應義塾大学体育会ソッカー部の一員としての責任を持ち、日々の生活、練習に取り組んでいきましょう。
大学生活の4年間、人として、サッカー選手として大いに成長していきたいと思っています。1日でも早く慶應の勝利に貢献出来るように努力していきますので、ご声援の程、宜しくお願い致します。
ご清覧ありがとうございました。
《NEXT GAME》
5月21日(日) 関東リーグ戦 第6節 vs日本体育大学
@Shonan BMWスタジアム平塚 14:00キックオフ
- 「最幸のサッカー人生」(田村祐二朗)
- 「最後は勝って笑おう」(下谷秀太)
- 「恩返し」(川野太壱)
- 「必死のパッチ」(宮本景)
- 「虎の巻 “森友紀編”」(森友紀)
- 「こんな日でも神様は見ている」(廣田尚)
- 「コーチのバトン」(三浦竜佑)
- 「change before you have to〜変革せよ、変革を迫られる前に〜」(小林蓮)
- 「後輩たちへ」(横幕悠)
- 「自分なりの答え」(齊藤滉)
- 「夢と覚悟」(宮本稜大)
- 「微力でも、それでも」(倉橋真菜)
- 脱・「いてもいなくても変わらない存在」(川上くるみ)
- 「当たり前の毎日のために」(大嶽真恋)
- 「For」(竹本海人)
- 「決戦前夜」(宮澤開)
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- 「他生の縁」(加藤翔生太)
- 「悪ガキの最後の悪あがき」(島田雄大)
- 「間違いじゃなかった」(岡田舜立)
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