オフィシャルブログ
このバトンを脈々と(慶應・神戸サッカー定期戦)
2016.08.21
こんばんは。パッとしない天気に頭を悩ませている人も少なくないのではないでしょうか。日吉の街では、昨日も午前中と夕方に雨が強く降り、天候がやや心配されましたが、今日、今年で66回目を数えた神戸大学との定期戦が行われました。途中少し曇ったものの、厳しい日差しが照り付ける中、天候にも恵まれた一日となりました。
昨年の神戸大での定期戦に私が行った時にも書いた記憶がありますが、この定期戦は早慶サッカー定期戦に次ぐ、伝統ある一戦です。早慶戦が今年で第67回目であったのに対し、慶神定期戦は今日で66回目。今日の懇親会で乾杯の音頭を取っていただいた弊部OBで元監督の小林忠生さん(昭和28年度卒)の挨拶によれば、昭和26年に三宮で行われた試合が第1回目の大会ということで、1回目を知る諸先輩方のお話はとても心に染みました。
それでは、今日の様子を写真を交えてお伝えします。13時半からのOB戦が今日の幕開けを告げました。15分ハーフで行われたこの試合は、前半に年配の方、後半に比較的若いOB同士(共にOBである両校監督も出場)が試合をしました。前半は0-1、後半は0-2と神戸大が慶應を圧倒しましたが、年齢を感じさせないプレーの数々は、現役時代のプレーを彷彿させました。
その後14:15キックオフで始まった現役戦、本塾は4-4-2の布陣を敷きます。長短を使い分けたパス回しで比較的ボールを支配する時間が続き、流れの中で獲得したコーナーキックを望月(4年・静岡学園高)が頭で合わせ、先制に成功します。後半もフィニッシュまで持っていける形が多く、クロスバーを2階叩きますが追加点は奪えず。集中したディフェンスで相手をシャットアウトし、前期リーグ戦で1度しか達成出来なかった「ウノゼロ」(イタリア語で1-0の意味)で今大会も勝利を収めました。
試合終了後に行われた懇親会では、福井総監督(昭和45年度卒)、両校OB会会長(慶應は坂本正夫会長(昭和46年度卒)の挨拶の後、小林さんの乾杯があり歓談に移りました。歓談後は、両校監督(慶應は須田芳正監督(平成2年度卒))による挨拶があり、最後に両校の部歌を斉唱して(写真右)お開きとなりました。歓談を通じて、様々な神戸大の部員と交流し、親睦を深めました。毎年恒例の一発芸合戦は、今年もちゃんとありました。
OBの方皆様が、経験されたそれぞれの慶應・神戸サッカー定期戦。僕も今年で3度目となりましたが、学年を重ねるごとにこの大会の意義を感じます。受け継がれた来たこのバトンを脈々と、次の世代に継承することが我々の責務です。後期の関東リーグ戦の日程も発表され、開幕まで残された時間はあと3週間。きちんと地盤を固めて、来年また強くなった姿を神戸大に見せられるよう精進します。ご参加された皆様、本日は最後までありがとうございました。
文責 駒野誠一
藤枝遠征最終日(C2チーム)
2016.08.19
こんばんは。16日から行われていた、C2チームの藤枝遠征が昨日終了致しました。3日間通して天候に恵まれ、気温の高さ、強い日差しには苦しめられましたが、皆、無事連戦を乗り越えることが出来ました。
遠征最終日の3日目は、静清高校と焼津中央高校と対戦しました。遠征の集大成として、何としても負けられないという気持ちを持って試合に臨みました。
初戦の相手は静清高校。藤枝市総合サッカー場という、藤枝MYFCのホームスタジアムである素晴らしい会場で試合をさせていただきました。本塾は前半、北川直樹(2年・慶應義塾志木高)のクロスから小島陸(1年・國學院久我山高)が合わせ、いい形で先制し前半を終えます。後半開始直後には、ゴール前で相手に倒された北川がPKを獲得。それを自身で確実に決め、2点目を挙げます。続く45分には小島が相手GKとの駆け引きに成功し、華麗に3点目を決めます。その後失点を許しましたが、3-1で勝利を収めました。
(写真左:1試合目のスターティングイレブン、写真右:試合後のミーティングの様子)
大井川陸上競技場で行われた2試合目の焼津中央高校戦では、19分に相手のオウンゴールを誘い先制します。1-0でリードし本塾は前半を折り返しますが、ハーフタイムにはグラウンドマネージャーの内山(3年・日立第一高)からこのままでは帰れないと激しい檄が飛びました。更なる得点が望まれた後半、メンバーは内山の言葉通り最後の意地を見せます。59分には中井晴斗(1年・市立浦和高)が今遠征3点目となるゴールを決め、続く61分には櫻井陽平(3年・学習院高等科)が得点を重ねます。69分には齊木健将(1年・青山学院高)、71分には河原悠人(2年・慶應義塾志木高)の意地のゴールが決まり、5-0とします。また、平方陸(1年・芝高)のゴールラインギリギリでのファインプレーもあり、失点も0で抑え、試合終了。勝利で遠征を締め括ることが出来ました。
今遠征で3得点を挙げチームに貢献した、中井晴斗(1年・市立浦和高)に遠征を終えた感想を聞きました。
自分としては今回が初めての遠征でしたが、1日目は0-4、0-6と大敗し特に2試合目は自分たちのミスから失点を繰り返し、実力の無さを痛感させられました。その日の夜のミーティングでは技術の無さが問題となりました。しかし足元の技術は今までの積み重ねであり、明日急に上手くなる訳ではありません。技術の無さをカバーする為には全員で声を掛け、全員で走り、奪われた後の切り替えを重視するという当たり前のことを再確認しました。
翌日の試合では3年生が中心となって実践に移し、ビハインドの状況から逆転勝利を収めることが出来ました。個人的にも2ゴールを挙げることが出来、チームに貢献できました。しかし続く試合では高校生相手に満足いく結果が残せず、良いパフォーマンスを継続出来ないという新たな課題が見つかりました。この遠征で学んだことを、これからの練習に活かし日々精進していきたいと思います。
C2チームは3勝3敗1分けという結果で遠征を終えました。グラウンドマネージャーの内山から、個人の普段の練習の積み重ねが試合の勝敗までも左右するという話がありました。この言葉を胸に、下田での練習にも励んでいきたいと思います。今後ともC2チームにご声援の程宜しくお願い致します。
文責 高松由佳子
石川遠征(Aチーム)
2016.08.19
平素より大変お世話になっております。ソッカー部主務の冨田純です。
Aチームは15日(月)〜18日(木)の4日間、石川遠征を行い、ユニオンドリームカップに参加致しました。
日本海を望む、素晴らしい会場で全国の猛者達と闘えたことは、非常に良い経験になったと感じております。夏期遠征としてサッカーにおける課題点が見つかり、チームの完成度に磨きをかけることが出来たこと、そして4年生として残り少ない遠征は思い出となりました。
予選では、2勝2敗と決して結果は良いものと言うことは出来ませんが、随所に良い場面があり収穫の多いものとなりました。
決勝トーナメント一回戦では桃山学院大学と対戦し、1点リードの理想的な試合展開でしたが、終了間際に同点に追い付かれPKで準決勝進出を逃してしまいました。その後、東洋大学、産業能率大学と対戦し結果は5位となりました。
チームキャプテンの宮地(4年・東京ヴェルディユース)、そして溝渕(4年・流通経済大学付属柏高校)がいない中でチームに必要なのは「支え合い」でした。プレーの中でのカバーリングや、連携には私生活や意識レベルなどの非常に繊細な所に原因があることがあります。生活を共にし、短い期間で多くの試合をすることが出来たこの遠征で、チームとしての意思統一が出来てきたと思います。
これまでに私たちは様々な経験をしてきました。この機会を生かし本当の意味での「良い経験」にする為にも、後期は結果にこだわり日々精進して参りたいと思います。
今後ともご支援ご声援を賜りますよう、宜しくお願い致します。
桃山学院大学戦のスターティングイレブン
遠征に参加した4年生
文責 冨田純
練習は不可能を可能にす(田野稔明)
2016.08.15
常日頃より温かいご支援をありがとうございます。今回、ブログを担当させて頂きます経済学部3年 田野稔明(慶應義塾高)です。
先日、私は大田区赤松小学校でサッカー教室のサポートをさせていただきました。その様子は駒野(3年・慶應義塾高)が報告してくれましたが、子ども達の多くはこの小学校のサッカーチームに所属しているということで、皆とても上手で、暑さに負けず一生懸命、取り組んでくれました。
実は小学生の頃、この小学校のチームとも練習試合をした事があり、懐かしくもあり貴重な経験をさせていただきました。そこで今回私は柄にもなく、サッカーを始めた頃の事を話してみたいと思います。
私は地元の小学校入学と同時に、小学校のサッカークラブに入り、その時からGKをするようになりました。その頃から走るのが得意でなく体も大きい方だったのでGKをやっていました。コーチ、そしてチームメイトにも恵まれ都大会に出ることもできました。ちなみにこの頃、同じ地区大会で同期の片岡(3年・桐蔭学園高)・駒野、そして中井(3年・青森山田高)とも対戦しています。
更に遡ること幼稚園時代、公園で友達とサッカーをしていた頃、既に私はGKをしていたそうです。ボールもあまり来ないのに、ゴールに見立てた線の前にただ突っ立ていただけの私に「前の方でシュートした方がカッコいいよ」と言う母に「勝つ為には点を取られないことだよ。」と言ったそうで、そこから自分のキーパー人生は始まったことになります。
しかし「勝つためには点を取られないこと」は実に明解ですが、幼稚園児が考えるほど簡単なはずもありません。あと一つ勝てば関東大会に進めた中等部での都大会、あと一つ勝てば夏のインハイに進めた塾高での神奈川県大会と、年代が上がるにつれ、プレッシャーに押し潰されそうになることが多く、それは今も変わりません。思ったようにいかず、その結果に挫けそうになりながらも、振り返れば練習をする事で乗り越えてきたように思います。「練習は不可能を可能にす」なのです。練習では自分の驚くほどの下手さを痛感する日々の連続です。言われた事を出来ない自分に腹を立てる事は何度もあります。しかしそれでも今やれる事を必死にやるしかありません。腹を立てても上手くなることは出来ないのです。練習で恥をかく事は大した事ではなく問題は試合で自分のチームを勝たさせられるかどうかなのです。試合では、結果を恐れず練習してきたことすべてを出し切れるよう集中するしかありません。
現在、チームには鈴木大(2年・慶應義塾高)、藤川(2年・桐蔭学園高)、吉江(2年・横河武蔵野FCユース)、上田(1年・横浜F・マリノスユース)、奥田(1年・都立駒場高)、小林(1年・暁星高)と7人のGKがいます。皆で切磋琢磨しながら、日々厳しい練習に取り組んでいます。GK陣一丸となり、これからも慶應のゴールを守るため精進します。
私は今、石川遠征に来ています。恵まれた環境でこうしてサッカーが出来る事に感謝しています。
後期に向け、勝負の夏も後半戦となりました。今後とも慶應義塾体育会ソッカー部にご支援、ご声援のほど、どうぞ宜しくお願い致します。
《NEXT GAME》
第66回慶應・神戸サッカー定期戦
8月21日(日) 14:30kickoff @慶應義塾大学グラウンド
塾高への恩返し(木村健志)
2016.08.13
皆さんこんにちは。本日部員ブログを担当させていただきます2年法学部法律学科の木村健志と申します。この部に入って1年と半年、初めて部員ブログを書く時が来ました。何を書こうかと考えた結果、自分が大学サッカーで果たしたいことについて書こうと思います。普段のキャラクターに合わないですがお付き合いください。
私は塾高(慶應義塾高校)出身です。塾高サッカー部は元々強くはなかったのですが私の一つ上の先輩の代で総全国まであと1勝、私の代で選手権予選8強(一応選手権予選としては歴代最高タイらしいですが今年はそれ以上勝ち進むでしょう)、一個下の代は県1部リーグ昇格初年度で残留、そして今年遂に全国総体初出場を果たしました。本当に嬉しい限りです。
しかし、いざ大学のカテゴリーに上がると塾高出身者が活躍しているとは言い難く、正直塾高は見下されてるとよく感じます。それは仕方のないことかもしれません、ソッカー部に入ってくる人は全国の強豪校、Jユース等肩書きが違います。それでも私は、塾高で積み上げた3年間は彼らに負けてないことを自分の力で見せてやりたいと思いました。また見せることで後にソッカー部に入ってくるかもしれない塾高生の先立つ存在になる、それが私の大学サッカーにおける全てであり、自分を育ててくれた塾高への恩返しです。まだまだその道は険しいですが、私自身も自分の立てた目標に向かう為に費やす時間は必ず将来の自分の財産になると信じてこれからも進んでいきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。これからもソッカー部へのご声援宜しくお願い申し上げます。
《NEXT GAME》
第66回慶應・神戸サッカー定期戦
8月21日(日) 14:30kickoff @慶應義塾大学グラウンド
- 「最幸のサッカー人生」(田村祐二朗)
- 「最後は勝って笑おう」(下谷秀太)
- 「恩返し」(川野太壱)
- 「必死のパッチ」(宮本景)
- 「虎の巻 “森友紀編”」(森友紀)
- 「こんな日でも神様は見ている」(廣田尚)
- 「コーチのバトン」(三浦竜佑)
- 「change before you have to〜変革せよ、変革を迫られる前に〜」(小林蓮)
- 「後輩たちへ」(横幕悠)
- 「自分なりの答え」(齊藤滉)
- 「夢と覚悟」(宮本稜大)
- 「微力でも、それでも」(倉橋真菜)
- 脱・「いてもいなくても変わらない存在」(川上くるみ)
- 「当たり前の毎日のために」(大嶽真恋)
- 「For」(竹本海人)
- 「決戦前夜」(宮澤開)
- 「情熱」(齊藤淨)
- 「他生の縁」(加藤翔生太)
- 「悪ガキの最後の悪あがき」(島田雄大)
- 「間違いじゃなかった」(岡田舜立)
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