BRBお知らせ
【慶應義塾高】あと一勝でインターハイ出場!
2013.06.18
慶應義塾高校ソッカー部は、一昨日川和高校(春の関東選手権神奈川県大会優勝チーム)との準々決勝に勝利し、今週末の準決勝に勝てば、全国大会出場権獲得(神奈川県から二校出場)致します。新たな歴史の扉を開く一戦に是非足をお運びいただき、応援宜しくお願い致します。
《平成25年度(2013年度)第51回神奈川県高等学校総合体育大会兼全国高等学校総合体育大会サッカー大会神奈川県予選》
準決勝 6月22日(土)12時キックオフ vs横浜創英高校 @相模原麻溝公園競技場
会場(相模原麻溝公園競技場)のアクセスはこちら
準決勝に勝利した場合、
決勝戦 6月23日(日)14時キックオフ @横須賀市リーフスタジアム(京急北久里浜より徒歩約15分、湘南学院高校に隣接)
インターハイ予選概要
http://www.kanagawa-fa.gr.jp/h_school/inhaiyosen2013.htm
■東京都1部リーグ 第七戦 VS.アストラ倶楽部 (2-0勝利)
2013.06.09
2013/6/9(日) 18:30 KICK OFF
慶應BRB
アストラ倶楽部
2 (勝点16→19) |
2 | 前半 | 0 | 0 (勝点4→4) |
0 | 後半 | 0 | ||
得点者 | 20分 太田大輔 ( 金房拓海) 31分 三浦良介 (森田達見) |
警告・退場 | [警告] 慶應 三浦良介 [警告] 慶應 太田大輔 [警告] アストラ倶楽部 |
慶應 先発 | 番号 | ポジション | 番号 | 慶應 SUB | ||
関根 宏一郎 | 1 | GK | GK | 21 | 藤安 雄治 | |
金房 拓海 | 7 | DF | DF | 20 | 今村 匠実 | |
三上 佳貴 | 3 | DF | DF | 22 | 筒井 寛樹 | |
佐潟 隆平 | 32 | DF | DF | 6 | 冨田 賢 | |
大山 元輝 | 5 | DF | MF | 30 | 原田 亮 | |
加美 義人 | 36 | MF | MF | 17 | 小坂井 深 | |
古賀 久善 | 37 | MF | FW | 14 | 毛利 惣治 | |
久保 雅史 | 11 | MF | ||||
太田 大輔 | 13 | MF | ||||
森田 達見 | 10 | FW | ||||
三浦 良介 | 12 | FW |
慶應 選手交代 | 分 | OUT | → | IN | 分 | OUT | → | IN |
67 | 加美 義人 | → | 原田 亮 | → | ||||
78 | 金房 拓海 | → | 筒井 寛樹 | → | ||||
80 | 太田 大輔 | → | 小坂井 深 | → |
戦評
アストラ倶楽部。暁星高校を母体とする、高校系都内最強のクラブチームである。設立は1918年。はじめにまず星ありき。決して大規模とはいえない一私立高校のOBチームが、他チームどころか日本サッカー協会より前に誕生し、掲げた星は今も褪せていない。多くの都民は、この事実にさほど関心を示さない。
第47回東京都社会人サッカー連盟1部リーグ第8節 慶應BRB-アストラ倶楽部。1921年の第1回大会から92回を数える天皇杯の、最多優勝チームと第3回優勝チームによる伝統と絢爛の豪華マッチである。現在リーグ1位のBRBが順位通りの実力を見せつけるのか、降格圏内で苦しむアストラが一泡吹かせるのか。もちろん首都の耳目は、この試合にもさして集まらない。
東京は忙しい。2013年6月9日の東京も、2005 年誕生のアイドルグループによる5回目の総選挙がどうの、1984年設立の携帯業者による第4世代通信規格の詐称がどうのと忙しい。お膝元の都道府県サッカーリーグは今日も静かに始まり、激しく燃え、また静かに終わるばかりだ。
試合は2-0でBRBが勝利した。個々で上回るチームが押し込んで2点もぎ取り、そのまま試合をクローズ。勝った方は首位を守り、負けた方は降格圏脱出に失敗した。東京に流れる情報はここまで。さぁここからがお楽しみであるというのに。
暁星高校サッカー部と慶應義塾体育会ソッカー部のパイプは太く、毎年のように暁星出身のソッカー部生が誕生する。奥底の熱さを簡単には見せない、やや細身の一群がそれだ。この日集まったアストラメンバーにも、ざっと見ただけで5~6人のソッカー部出身者。一方のBRBも監督と代表とGKが暁星出身。お互いに相手のスタメンを8割方あだ名でそらんじる中、アストラがメンバー票をなぞる手を止めたのは、初スタメンのFW三浦良介だったか。この日、最初の仕掛けはBRB福田雅監督から。問答無用のプレースタイルで「しなやかじゃないアフリカ人」の異名を持つ三浦を前線に据え、駆け引き上手のアストラDF陣を駆け引きごと封じに掛かった。期待に応えた三浦は相手の細かい仕掛けに馬耳東風、ばたつくトラップなんのその、夜のピッチをサバンナの如く駆け回る。その三浦を先頭にわっせわっせと連動し、相手を酸素不足に陥らせるのがこの日のBRB攻撃陣のスタイル。一方のアストラは、引いて構えて罠に入れ、奪ったら特別な力を持つ18番佐々木惇で勝負。最初に形を示したのはアストラ。前半7分にその佐々木、絶妙のポジション取りからヘディングシュート。ポスト直撃。決まっていればのパラレルワールドが口を開ける。肝を冷やしたBRBだが、この流れを単発に封じ込めると10分過ぎ頃からはペースを掴む。BRB列車は行く。スピードと体力にものを言わせ、二人三人とアストラ中盤を追い越して、一人が潰れても後ろの奴がニコニコと拾い直して、BRB列車は行く。我ながら敵にしたくない。20分。右サイドに入ったDF金房拓海センタリング。アストラ守備陣たまらずクリアが詰まる。MF太田大輔、見逃さずに蹴り込んで先制弾。見たか、の一撃。さらに中から外からそいやそいやと攻め立て、31分には主将・森田達見ドリブル突破。シュートがこぼれたところを三浦がぎこちなく押し込んで2-0。前半終了。
後半も引くアストラに、ボール支配のBRB。アストラ中盤のプレッシャーは弱まり、ある程度までは行かせてくれる。さぁそれならとBRBはいっそう縦に、いや、行かない。時として、しれっと空いたスペースは罠。どうしても3点目を目指しがちな、BRBの若さに仕掛けたアストラの罠。ベンチ怒声に気付いてみれば、なるほど自軍の陣形が悪い。にやりと笑ってバックパス。リスク管理も十全に、強くはたいてサイドを変えて、相手のさらなる消耗を待つ。ベンチからは拍手。暁星が個々の駆け引きで全体を為すなら、慶應はチームで一つの駆け引きを為す。2点差上等、うちはこのままでいいけどアストラさんはどうするのと、丸いボールで会話する。
もちろんパス回しだけの45分間ではない。BRBのシュート数は前半の9本から後半は13本。充分揺さぶって、これと見込んだ時には攻め立てたが、アストラGKのビッグセーブにも遭って後半は無得点。一方のアストラは、GKセーブ後やセットプレーなど、節目の集中力に勝負を賭ける。あわやの場面も作られたが、この日に限ってはBRBディフェンス陣の決意が上回ったか。特筆すべきは佐潟隆平。前所属の千葉県3部リーグ3ブロックでは出番に恵まれなかったが、BRBでは移籍後2試合目でチャンスを得ると、大先輩・三上佳貴とセンターを組んで固い守備を披露。関東リーグ参入戦まで見据えた道のりに、攻守それぞれで重要な駒が加わった一戦というのが慶應BRB・2013年シーズンの捉え方。1923年から続くアストラとの公式戦記録に、新たな白星が加わった一戦というのが慶應ソッカー・92年目の捉え方。花の大東京がどう捉えたかについては、本稿の預かるところではない。
■東京都1部リーグ 第六戦 VS.三井住友海上サッカー部 (0-0引分)
2013.06.03
2013/6/2(日) 18:50 KICK OFF
慶應BRB
三井住友海上
0 (勝点15→16) |
0 | 前半 | 0 | 0 (勝点8→9) |
0 | 後半 | 0 | ||
得点者 |
警告・退場 | [警告] 慶應 毛利惣治 [警告] 慶應 森田達見 [警告] 三井住友海上 [警告] 三井住友海上 |
慶應 先発 | 番号 | ポジション | 番号 | 慶應 SUB | ||
関根 宏一郎 | 1 | GK | GK | 21 | 藤安 雄治 | |
今村 匠実 | 20 | DF | DF | 32 | 佐潟 隆平 | |
三上 佳貴 | 6 | DF | MF | 26 | 藤村 龍生 | |
冨田 賢 | 3 | DF | MF | 8 | 市川 慎士 | |
大山 元輝 | 5 | DF | MF | 30 | 原田 亮 | |
金房 拓海 | 13 | MF | FW | 12 | 三浦 良介 | |
加美 義人 | 7 | MF | FW | 33 | 山浦 公裕 | |
久保 雅史 | 11 | MF | ||||
太田 大輔 | 36 | MF | ||||
森田 達見 | 10 | FW | ||||
毛利 惣治 | 14 | FW |
慶應 選手交代 | 分 | OUT | → | IN | 分 | OUT | → | IN |
HT | 金房 拓海 | → | 原田 亮 | → | ||||
60 | 毛利 惣治 | → | 三浦 良介 | → | ||||
76 | 加美 義人 | → | 山浦 公裕 | → |
戦評
本日の対戦相手、三井住友海上サッカー部には慶應義塾体育会ソッカー部出身者も多く、練習試合でもお手合わせいただくなど、こちらの手の内を隠しきれないチームである。
閑話休題。「ソッカー部」。サでしょ。サッカーでしょ。と思われた諸氏にお伝えしたい。断じて慶應義塾はソッカー部であると。私は夢想する。まだサでもソでもない時代、我が先輩SOCCERの六文字を前に沈思黙考、腕組み端座する姿を。やがて一天にわかにかき曇り、瞬く間の豪雨。轟く雷鳴。先輩かっと目を開くと、脇の筆を取るや墨汁よ散れとばかりにソッカーと大書。爾来90年。我が名はソッカー部。後から誰がどう訳そうと、毛ほども関係ないのである。これでも腑に落ちない方は、まずそこに飲み散らかした炭酸水はサーダなのか、脱ぎ散らかした一足のびろんびろんはサックスなのか、今から投稿するのは一体どこのサーシャルネットワークなのか、その辺の帳尻からまず合わせていただきたいのである。
試合に戻る。はやリーグも第六戦。緩みともまた違う何かがチームを包む。開幕戦と同じ気持ちで臨めるのは、結婚十年目の朝を新婚初日の気分で迎えられる奴だけだ(参考:緩みともまた違う何かにやられてユニフォーム忘れたので予備の貸して下さい!の図)。だからしょうがないでは勝ち点が逃げる。福田雅監督、新人の森田達見をゲームキャプテンに指名。起きるか化学変化。そしてこのペースで勝負と対峙し続けて、監督の内蔵と本業は大丈夫なのか。キックオフ。
前半は三井住友の良さが目立つ。ここまで2勝2分ながら、相手は全て関東参入戦を目指すチーム。個人能力はもちろん、企業チーム特有のまとまりのよさも加え、どの試合も好勝負に持ち込む総合力が売り。この日は研究の成果か1トップで中盤を厚くする布陣。これがまたBRB縦パスにしぶとく対応してくれて、個人ドリブル突破以外の攻め手を封じられる。しかも相手が良い形でボールを奪うので、大変スムーズにBRB陣内まで立ち入られるおまけ付き。たまらずファール。待っているのは10番・松本篤史の正確なFK矢ぶすまの如く。その数、前半だけで九本(CK含む)。あーこりゃあかん、さすがにあかん、というシーンもいくつかあったが、そこはこちらも慶應BRB。GK関根宏一郎、DF冨田賢、三上佳貴を中心に踏ん張り続けて前半終了。
前半凌いだことで心理的変化が生じたか、後半はBRBがやや盛り返す。守っては相変わらず相手10番のFK/CKを何かの我慢大会のように浴び続けるも、攻撃ではキャプテン森田を中心に多少連動性も生まれ、盤石にみえた相手守備陣に細かいヒビが広がる。さらに攻撃てこ入れで投入されたMF山浦公裕、FW三浦良介も持ち味を発揮し、ゴール取り逃げ勝利までハーケンもう一打ちと迫る。しかしこちらも疲れが出たか、最後の工夫が足りずにタイムアップ。両者そりゃ勝ちてえけど負けたくねえんだよという思いと算盤が形となった0-0。勝ち点2を失ったとみるか、勝ち点1を分け合ったとみるか。長いシーズンこういう試合も一回ぐらいと大きく構えるか、一試合たりともこういうゲームをしてはいかんと眉をつり上げるか。答えはないが待ってもくれない。人生もまた同じ。1週間後にはサもソもない頃からの好敵手・アストラ倶楽部との一戦。
写真
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