■リーグカップ(東京都2部) 決勝 vs 南八王子サッカークラブ (3-0 優勝)
2012/12/2(日) 9:30 KICK OFF 東京ガス深川グラウンド
慶應BRB 南八王子
3 | 2 | 前半 | 0 | 0 |
1 | 後半 | 0 | ||
得点者 | [前18分]慶應BRB 金房拓海(毛利) [前36分]慶應BRB 大山元輝(小坂井) [後40分]慶應BRB 太田大輔(高木) |
警告・退場 | なし |
慶應 先発 | 番号 | ポジション | 番号 | 慶應 SUB | ||
藤安 雄治 | 21 | GK | DF | 12 | 伊藤 洋平 | |
吉田 翔彦 | 4 | DF | DF | 13 | 千布 勇気 | |
三上 佳貴 | 3 | DF | MF | 24 | 和田 卓也 | |
紺野 賢人 | 15 | DF | MF | 26 | 藤村 龍生 | |
大山 元輝 | 5 | DF | FW | 28 | 高木 大地 | |
金房 拓海 | 7 | MF | ||||
市川 慎士 | 8 | MF | ||||
小坂井 深 | 17 | MF | ||||
久保 雅史 | 11 | MF | ||||
毛利 惣治 | 14 | FW | ||||
太田 大輔 | 37 | FW |
慶應 選手交代 |
OUT | → | IN | OUT | → | IN | ||
HT | 久保 雅史 | → | 高木 大地 | → | ||||
56 | 市川 慎士 | → | 藤村 龍生 | → | ||||
→ | → |
戦評
4月のシーズン入り以降、慶應BRBの公式戦は16試合目。全日程を終えたリーグでは既に優勝を果たし、リーグカップも今日が決勝。ここまで15試合の戦績は12勝3分(2PK勝ち)。今日勝てば無敗での二冠達成である。ハイセン? 何の電気工事? マケ? どのクロード? それよりケーキ食わねえ? ちょっと今パン切らしててさ! 今年一番の冷え込みに、我が世の春を見る一同であった。
さて決勝の相手は南八王子サッカークラブ。少年サッカーチームを母体とし、クラブの成長と共にカテゴリーを増やした地域系の総合型サッカークラブである。リーグでこそ残留争いに巻き込まれているものの、カップ戦ではエリースDX、プログレッソ東京といった実力派を破っての決勝進出。浮ついた気持ちで勝てる相手では無論ない。
その無論ない、という部分が試合開始直後から現実化する。相手の気合い十分プレスと、ゼロトップ気味の10番を中心とする攻撃に手を焼き、パス回しを引っ掛けられる展開が続く。リーグ王者としての自覚が熱き血となって巡るまで約15分。ようやく相手のプレスに順応し、この日主将を務めるセンターバック三上、紺野からのフィードが決まりはじめてBRBペースに持ち込む。17分、左サイドでボールを奪った三上が突進。あぜ道を行くトラクターの如きドリブルで深い位置まで進むと、折り返しを市川→金房と繋いで丁寧にコースを付いたシュートで先制。さらに36分には、いまやマスコミからも名指し注目の大山が、ゴール前こぼれ球に爆撃機モードできりもみ突撃。ゲンキメタモルフォーゼのバリエーションが尽きていないことを証明して二点目。二冠を引き寄せて前半を終えた。
ハーフタイムを迎えた慶應BRB。ここまでの15 試合と半分、完封試合は13試合と半分である。最後に点を取られたのは5月末。シッテン? いや、そりゃ理屈は分かりますよ。でもそのスコアブック、相手の得点欄に最初からゼロって書くのが何でいけないんですか?
後半開始。もちろんゼロとか書いてる場合ではなく、ボールこそキープするものの、ゴール前まで運ばれてフリーでのシュートを許すなど、一点取られたらどうなるか分からない展開。途中からは何とか相手の勢いを削いで膠着に持ち込んだが、このままでは二冠王者にふさわしくない内容だと自覚するまで約30分。終盤は疲れの見え始めた南八王子を攻め立て、40分に複数人が連動する展開から高木→太田と繋ぎ、締めくくりの一発。3-0で第14回東京都社会人サッカーリーグ2部カップ戦に優勝すると共に、リーグ戦との二冠を無敗のまま達成した。チーム初にして人生初のこの成果。ジュンユーショー? ニイ? 知らないねぇ。今月いっぱいぐらいは驕り高ぶったとして、誰に迷惑が掛かるというのか。