■2017年度東京都3部リーグ 第十戦vs 瑞光会(6-1勝利)
2017/9/10(日) 17:10 KICK OFF
慶應BRB 瑞光会
6 | 3 | 前半 | 0 | 1 |
3 | 後半 | 1 | ||
得点者(アシスト者):自チーム分のみ | 2分 毛利惣治 21分 磨見朋樹 33分 豊川功治 59分 上田裕介 63分 磨見朋樹 65分 磨見朋樹 |
警告・退場 | なし |
慶應 先発 | 番号 | ポジション | 番号 | 慶應 SUB | ||
三本松 優 | 39 | GK | DF | 28 | 山村 祐樹 | |
小室 絢人 | 4 | DF | DF | 41 | 上田 裕介 | |
米井 良 | 12 | DF | MF | 11 | 齋藤 勇太 | |
山崎 晋平 | 16 | DF | FW | 45 | 藤岡 康 | |
小坂 慎太郎 | 27 | DF | ||||
豊川 功治 | 8 | MF | ||||
藤村 龍生 | 25 | MF | ||||
水野 功太郎 | 26 | MF | ||||
山田 融 | 40 | MF | ||||
磨見 朋樹 | 23 | MF | ||||
毛利 惣治 | 9 | FW |
慶應 選手交代 | 分 | OUT | → | IN | 分 | OUT | → | IN |
HT | 水野 功太郎 | → | 齋藤 勇太 | → | ||||
後半 | 小室 絢人 | → | 上田 裕介 | → | ||||
→ | → |
戦評
前節2017年9月3日の勝利をもって遂に東京都社会人サッカー連盟3部リーグ6ブロック首位に立った慶應BRB。汝、みだりに遂にと口にするなかれ。2015年シーズンより戦いの場を3部に移し、2年半に及ぶ上がった下がったの中、どの断面を取っても初の首位。いやはや遂に、見たまえ順位表を遂にと肩をたたき合う我等に戒めはあるか。
さて残り2試合。勝つしかない。そんなシンプルに考えられる人きらい。勝つしかないは百も承知。でもどうやって。ていうか勝てんのかしら。相手強いんだっけ。でも勝たないと。だってやんないと。愉悦のぐだぐだ王侯の楽しみ。やってる間に迎えた9月10日。会場は世田谷公園サッカー場。人呼んで世田谷のナスカは、軟式野球場とサッカー場の幾何学的な配置が魅力の、貴重な都心一等地人工芝グランドである。相まみえるは瑞光会。このチームが残留争いをしているところに2017年都3部の異常性。かくの如き背景で今季リーグ第10戦は17時10分キックオフ。
開始2分先制。いかにも苦しみそうな試合でスコンと先制点は毛利惣治。社会人リーグ7シーズン目で何かに開花。その後、磨見朋樹、豊川功治と着実に決めて前半終了3-0。おや。おやおやおや。もしかして楽勝。もしかして、もう俺達苦しまなくていいのでは。この2年半、格下だと思った相手にバシバシ詰められてボール取られたり、失礼ながらそれほどとは思わなかった方にすげーシュート決められたり、どうも噛み合わないと思ってる間に残り5分だったり、なんだかよくわかんない内に勝ち点が逃げてたり、そういうのと遂におさらばなのでは。参りましょうか御同輩。晴れやかイレブン、残り1試合半のピッチへ向かう。後半開始。
んでもって後半2分に失点。その後も前半が嘘のように攻め立てられる。漢字的には責め立てられる。苦しめBRB。今が3部を味わう時だ。足元上手い奴なんてそこら中。体育会出身なんて西が丘だけのおとぎ話。セオリー通りじゃなくても、食いつかせて剥がしてなんて誰も考えて無くても、そもそも全員が走れるわけじゃなくても、ここでは勝った方が強い。弱点は隠し、相手の長所には付き合わず、舐めさせて足元をすくう。そういう都社会人3部のサッカーに存分にまみれて、最後はきっちり落とし前を付けてこい。ピッチではまたぞろ、誰もさぼってないのにどうしてだか崩される。こぼれたボールは常に相手へ。今回は相手の8番へ。惚れ惚れするよなミドルシュート。決まれば試合と1年がひっくり返ったかもしれないシュートはバー直撃。2年半の凝縮動画約20分。
青息吐息で漕ぎ着けた残り10分。ベテランDF上田裕介投入。運営陣手違いで今季貼り番も全く腐らず、そもそも腐るという感情がないかの如くこなすクローザー業。本日も相手中盤を追い回す警ら係が期待像。その投入直後ファーストプレー、つまりアップの基礎キックを始点とすると左右3本ずつ終わっての4本目右が、相手反撃意思を断ち切る鮮烈マッスルボレーですよ! 見ましたかお客さん! 具体的には金房父ちゃん! これが3年間ご覧頂いた東京メトロポリタン3部に見事順応したBRBの姿ですよ! 試合は4-1勝負あり。気落ちした相手に磨見がさらに2点を奪い、6-1で試合終了。残り1試合、2位チームとの勝ち点差は3、得失点差は18。汝、みだりに祝詞を唱えることなかれ。一方で次の勝負に集中するだけです、なんて艶のない芋男にもなるなかれ。星勘定は神授の権利だ。18点差で負ける、人数揃わなくて0-5不戦敗に加えて2位チームが13-0で勝つ、ウチが普通に負けて3位チームが30点ぐらい取る、自分と最終戦の相手以外みな失格してその1試合に勝った方が優勝する、信じられるのは翌週最終戦の勝ち点のみと自然に馴染むまでは、ありとあらゆるネガティブ想定。ようよう始まった秋の夜長をぐだぐだと過ごすのだ。
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