オフィシャルブログ

教育の場としてのスポーツ(山村桂介)

2018.10.20

山村平素より大変お世話になっております。
同じCチームのメンバーとして苦楽を共にする北川からバトンを受け取りました、法学部政治学科4年の山村桂介と申します。 今回は私がブログを担当させて頂きます。
大学4年になり就職活動を経験したり、あらゆる活動の終わりを迎えたりしております。そのような状況下で、私が今頭の中で常に考えていることをこの場をお借りして皆様にお伝えしたいと思います。そして、皆様がこのブログを読み終えた時に自分にとってサッカーとは何か、なぜサッカーを続けているのかということを真剣に考えるきっかけになっていただければ幸いです。

『何でそんなにサッカー好きなの?』『何でそこまでサッカー続けられるの?』
幼少期から現在に至るまで長年サッカーを続けている学生は、これらの質問を就職活動の際に必ずと言っていいほど耳にすることになると思います。また、我々Cチームの選手達はCチーム監督の戸田和幸コーチから『プロじゃなくてアマチュアの人間が何で大学生にもなってサッカーをしてるのかよく考えろ』と言われたこともありました。正直、これまで私は、サッカーを続けてきた理由なんて『ただ、サッカーが好きだから』としか考えていませんでした。大学生にもなってサッカーをしている理由も同様です。しかし、私はなぜここまでサッカーを続けてきたのか。サッカーを続けてきたことで得られるものはあったのか。ただ好きだからという理由だけで続けてきたサッカーが社会に出た際にどう役に立つのかと、サッカーを続けてきたことの意義を近頃、真剣に考えるようになりました。そこで、今回のブログを通じて『学生がスポーツに打ち込む意義』について私が考えていることを少しお伝えしようと思います。

まず、体育会の学生として活動する上では『競技力の向上』と『人間力の向上』の2つが求められると思います。『人間力』というと曖昧な表現になってしまうのでここでは『人間力』を『精神的タフネスさ』や『考えて行動する力』などの総称としておきます。私は、学生がスポーツに打ち込む意義はこの後者の『人間力の向上』にあると思います。日々、真剣にサッカーをしていると自分のプレーが不甲斐なく監督やコーチに強く指摘されたり、怪我で長期離脱してしまったりという経験は誰にでもあると思います。しかし、大事なのはそこからであり、その現状を受け入れ、監督やコーチに指摘された理由や怪我を負ってしまった原因を分析し、そこから這い上がる為に自分には何が必要なのかを考え、行動を起こす。そして、失敗をしてはまた考え直し行動する。おそらく真剣にスポーツをしている人の大半がこのサイクルを自然と行っていると思いますが、この行動こそがスポーツを続けることで鍛えられる人間力であり、スポーツに打ち込む意義なのではないかと思います。
勿論、サッカーを通じてできた仲間のことを考えればそれも1つの意義だと思います。中学時代のチームメイトとは今でもよく会いますし、塾高サッカー部のメンバーに会うと家に帰ってきたかのように落ち着きます。ソッカー部の学部が同じ仲間とはテスト前になんだかんだ異様な結束力を発揮して修羅場を切り抜けますし、戸田さんの下で切磋琢磨し苦楽を共にする仲間もいます。日を追うごとにCチームの後輩を好きになっている自分もいます。確かに仲間の存在もスポーツに打ち込む意義だと思いますが、サッカー人生が終盤に差し掛かりこれまで自分がサッカーに費やしてきた時間をふと振り返ってみると、人としての基礎づくりこそスポーツに打ち込む意義のように思えます。『俺はプロになる為に中学で勉強を辞めて全ての時間をサッカーに費やしたけど、ここには(グラウンドを指差して)社会で必要な全てが詰まっていると思うよ。』戸田さんが集合の際に何度か仰っていた言葉の意味が理解できます。

大学4年の4月。就職活動解禁と共に様々な学生や社会人の方にお会いしました。体育会で日々真剣にスポーツに打ち込んでいる学生や体育会出身の社会人の方も大勢いましたが、中には「この人相当勉強してきたんだろうな」と思うほどその知識量の多さや論理的思考能力の高さ、頭の回転の速さなどに驚愕させられる方も大勢いました。社会に出たらこのような人達と一緒に働き、時には争うことになると思うとゾッとします。しかし、我々、体育会の学生には失敗をしたりダメ出しをされたりしても折れない不屈の精神や、考えたことを行動に移すチャレンジ精神、常に上を目指そうとする向上心など、組織や社会の中で生き抜いていくための礎ができたのではないかと思います。そして、この礎を確固たるものにし、その上で知見を広めたりスキルを磨いたりすることが優秀な方々に追いつき、追い越すことに繋がると信じています。私自身、このような根性論はあまり好きではないのですが、約20年間費やしてきたサッカーに意味を見出した時このような結論に至りました。
正直、プロにならない限り競技の上手い下手はあまり関係なく、大事なのはその時起こした行動に自分の考えや意図があったか、だと思います。勿論、体育会の部員である以上、競技力の向上に心血を注ぐことは大前提です。しかし、競技力の向上と同等又はそれ以上に人間力の向上を図ることが体育会という社会に出る一歩手前の段階では特に大事になってくるのではないでしょうか。

ここまでつらつらと持論を述べてきましたが、このように物事を考えるようになったのも、決して安いとは言えない部費を毎月毎月文句一つ言わずに払い続けてくれている両親のお陰です。最後に両親へ感謝の言葉を述べて終わりにしたいと思います。
いつもありがとう。

最後までご覧いただきありがとうございました。
次回のブログは、最近、筋トレに目覚め共に駒沢公園のトレーニング施設に行くことになったJ―Poeこと伊東駿です。

《NEXT GAME》
10月21日(日) 関東リーグ戦 第17節 vs関東学院大学
@青山学院大学グラウンド 14:00キックオフ

雪に耐えて梅花麗し(北川直樹)

2018.10.19

北川平素より大変お世話になっております。志木高から唯一の同期である河原からバトンを受け継ぎました、経済学部4年の北川直樹です。
河原とは入部当初、厳しい練習に圧倒されながらも「ひとまず今週いっぱいは頑張ろう」と、自分の大学4年間をどこに捧げ、より濃いものにしようか、悩みながら励まし合いながら、帰途についていた事をとても懐かしく思います。
さて、今回が最後のブログという事で、自分の大学4年間を振り返りつつ、今思う事を素直に綴ろうと思います。長文にはなりますが、最後までお付き合い頂けますと幸いです。

4年間を振り返ると多くの思い出が蘇ってきます。陸上部なのかと勘違いするほど走らされた入部当初、初めての公式戦、深夜まで分析作業に取り組んだリサ部屋での日々、何時間もやった毎日ミーティング、そしてサッカーの奥深さを知れたラストイヤー。
多くの方々との出会いにも恵まれ、とても刺激的な4年間を過ごす事が出来ました。
私が1年生であった当時、引退される4年生が「ソッカー部はサッカーだけでなく、ひとりの人間として大きく成長できる場所なんだ」と何気ない会話の中で仰っていましたが、今になりようやくその意味を理解する事が出来た気がします。
こうした経験を通して、達成感や充実感を感じる事があった反面、その何倍もの悔しい事がありました。

グラウンドが使えず、ゴール裏での練習を余儀なくされた事。
紅白戦を横目に何本も走る一周走。
劣等感を抱く事は多くありましたが、そうした経験があったからこそ、初めて出場したIリーグはとても感慨深いものでした。

また、選手としてだけでなく、リサーチとしても多くの悔しさと、そして興奮、感動を味わう事が出来ました。
リサーチ就任当初、夜遅くまで先輩方と議論を重ねて行う対戦相手の分析は、費やす時間の割にチームにとって有益となっていないと感じました。自分達を信用し、熱心に作成した資料を読み、聞いてくれる選手もいれば、そうでない選手もいたからです。
何故、ここまでして作り上げる分析に聞く耳を傾けてくれないのだろう。
当時はそう感じ、悪いのは聞く耳を持たないトップの選手の方だと、いつしか本質を忘れ、作業を淡々とこなすようになる事もありました。
しかし昨年、チームの降格を目の当たりにした時、この考えは間違っている事に気付き、大きな後悔に襲われました。
聞く耳を持たないトップの選手が悪いのではなく、聞かせてくれと思われるような分析を行えていない私達に責任があるのです。
そうした後悔から、リサーチ班こそ慶應の強みだと言われる様、人見さんや冨田監督、SFCの教授である永野さんのご協力のもと、データ分析を手がけるデータスタジアム株式会社から「分析とはなにか」という事から、プレゼンの伝え方に至るまで、半年間講義を受け、少しずつではありますがリサーチも変化、今では自信を持ってチームに有益となる分析を届ける事が出来ている自負があります。
先日の早慶定期戦、アミノ杯での早慶戦では、関東1部リーグを戦う早稲田大学の前期全11試合を何度も何度も見返しては、早稲田の狙いを分析しました。結果こそ勝利を収める事は出来なかったものの、「これで負ける気がしない、最高の発表だった」と多くの選手から言ってもらえた事は凄く嬉しかったですし、実際に分析した事が現象として多く表れる試合には、選手としてプレーする喜びとはまた違う、これまで味わった事のない興奮を感じる事が出来ました。迷惑をおかけする事も多くありましたが、自分達の主体性を買っていただいた人見さん、冨田監督、永野教授、そして何でも相談に乗ってくださったリサ部屋の先輩方、同期、そして頼りある後輩にはとても感謝しております。

こうして振り返ってみると、文章には書ききれない程の素晴らしい出会い、経験をする事が出来ました。選手として、本気でサッカーの出来るラストイヤーである今年には、私がサッカーを始めるきっかけとなった日韓W杯で、4試合にフル出場し日本の初の決勝トーナメント進出に大きく貢献された戸田和幸監督の指導を受ける事が出来ました。

「思考を止めるな。常に頭を働かせ続けろ」

これは初めて指導を受けた日に、戸田さんが仰っていた言葉です。当初、勝手なイメージから、練習は対人メニューが多く激しいものだろうと予想していた私でしたが、実際は正反対のものでした。

練習時間の何倍もの時間を費やし考え抜かれたトレーニングメニュー。
練習や試合を通じて浮かび上がった個々の課題を、動画と共にメールでアドバイスを送る徹底ぶり。

例を挙げればキリがなく、解説業もされる中で、一体どこにそんな時間があるのかと思うほど、半端ではない熱量を注いでいただきました。
14年間のサッカー人生で、この監督の為に勝ちたいと、ここまで思えた事はありません。
だからこそ、身体的にも技術的にも優れる相手の多いIリーグ1部の舞台で、思考を巡らし、チームとして意図的にボールを保持しながら狙った事をピッチで表現出来た事、そして勝利を収める事の出来た流通経済大学との一戦では、とても大きな喜びを感じる事が出来ました。
しかし、残念な事にチームは今、残留か降格かの瀬戸際に位置しています。
どれだけ素晴らしい1年を過ごせたと思っていても、結果が全てと言えばそれまでです。
内容では勝っているように思えても、結果がついてこない、そんな悔しい思いはたくさん経験しました。
だからこそ、残り2戦、勝って残留を決める事が出来たのならば、その時の喜びは計り知れないものでしょう。
最後の最後で怪我を負い、プレーする事が出来ない事は大変悔しいですが、自分に出来ることを最大限行い、必ずや残留を掴み取って喜びを分かち合いたいと思います。

最後に、ソッカー部は今、大きな変革期にあるように思います。
私が入部した年には100人ちょっとであった部員数も、今では174人になりました。
長く部員から恐れられてきた粗相制度もなくなり、ミーティングの回数もかなり減ったと思います。
正直、部員数がこれだけ多くなる中で、目に見えたルールがなくなる事は、チームを良い方向にマネジメントしていく上で、難しい選択だと思います。
ただ、大切なのはチームが強くなる為に考え抜いて実践していくことです。
数々の偉大な先輩方が残していった伝統は多くありますが、ただそれをそのまま引き継ぐのであれば、時代に取り残されてしまいます。
まさに、「思考を止めるな。頭を働かせ続けろ」です。

リサーチの方法だって同じです。今年大きな変化を遂げることが出来ましたが、受け継いでいくべき良い伝統もあれば、変化させていくべき事もあると思います。その際はどんどん「こうあるべきだ」と思う方向へ挑戦していって下さい。

拙い文章となりましたが、最後までお付き合い頂きありがとうございました。
次は、ラストイヤーを共に過ごす事の多かった山村桂介です。一見クールに見えて、内に秘める思いが熱いヤマ、どんなブログを書いてくれるのか、ご期待ください。

《NEXT GAME》
10月21日(日) 関東リーグ戦 第17節 vs関東学院大学
@青山学院大学グラウンド 14:00キックオフ

リサーチと共にあらんことを(河原悠人)

2018.10.17

河原こんにちは。経済学部4年の河原と申します。
母なる大地こと高松からバトンを引き継ぎました。私が今、こうやって笑顔でいられるのは美味しいごはんと彼女のおかげです。

私は大学二年からリサーチを担当しています。就任してしばらくは仕事というよりも作業という言葉がぴったりな、コストパフォーマンスのこの上なく悪い業務をただひたすら無心になって取り組んでいました。ミーティングに向け一週間をかけて作る動画の再生回数はなんと平均にして4回。自分のチェック込みでこの回数なので下層ユーチューバーですら思わず心が折れてしまうことでしょう。
また、こういう仕事をしていると出場する選手や監督・コーチから「ありがとう、助かっているよ」と感謝の言葉をかけられることが多く、もちろんそれ自体嬉しいことなのですが、自分自身がその作業に時間を割いていること自体に感謝されているようにしか感じることが出来ず、本当にチームの勝利の助けになっている実感は到底ありませんでした。
そして、極めつけはその立場です。例年、主務やグラマネ、学連などに比べてリサーチは速やかに担当が決まります。要するにやる気さえあれば出来ます。逆に言えばその程度のポジションなのです。なので、例えば誰かが粗相を繰り返すとその取返しでやれとか、部員一人ひとりの存在意義が厳しく問われる中で逃げ道呼ばわりされたりと、結局、こういう扱いをされるのもチームの中で絶対的な役割を果たしていないからだと考えていました。
ラストシーズン、折角ならリサーチをチームにとって不可欠な存在、いやソッカー部のアイデンティティにしてしまおう。反骨心からか、怪我も相まってか、とてつもないエネルギーが漲ってきました。そんな時、チームは降格しました。チャンスです。大きな二つ、1部昇格、そして早慶戦勝利。

私は高校時代を含め殆ど慶應が負けている試合しか見たことがありません。毎年早慶戦での恒例行事は、心の底から今すぐにでも早稲田に編入したいと思えるくらい楽しそうな応援風景と、試合後に場所も雰囲気も暗いなか行われる全体ミーティングです。そして、各主務の決まり文句は、「早稲田に試合でも、仕事でも組織でも全てにおいて下回った。」
―ちょっと何を言っているのかわかりません。試合にこそ勝てれば全てにおいて上回った事になるのでしょうか。あまりにも曖昧だなーと曖昧に思ってました。
そこで、リサーチ班はある一大プロジェクトを始動しました。名門「ア式ゼミ」です。活動内容はカテゴリーの違う早稲田の試合を七夕まで全試合拝みに行くというものでしたが、彼らは圧倒的な強さを発揮し、ぶっちぎりの1位で前期を折り返しました。ゼミ員は絶望の淵に立たされ、その恐怖に泣きじゃくる者もいました。嘘です。
それでも時間をかけ、監督コーチを含め全員で議論に議論を重ね対策をし、あとは出場する選手に託して当日を迎えました。試合は1対2で終了。一瞬ではあったものの7年ぶりに奪ったリードに狂喜乱舞する応援、最後まで気の抜けない白熱した試合展開に、私自身悔しさよりも充実感に満ち溢れていました。
後日、我らがダース・イトぺー卿(伊藤洋平コーチ)がボソッと「あのコーナーこそ組織の縮図だったのかもよ」とおっしゃられました。あれだけの準備をして、最高のプレーを見せたのに結果セットプレーで2失点。思えば去年もそうでした。そこで、サッカー面以外にも目に見えない敗因がある事にハッと気づき、同時にあの時彼らがちょっと何を言っていたのかが分かったのです。でも、本当にちょっとです。

一方でリサーチにとっては大きく自信をつける機会ともなりました。後期も中盤に差し掛かり、厳しい戦いが続き昇格という目標からは遠ざかっていますが、前期に比べ確実に成長を遂げています。何より嬉しいことは、試合後選手から「リサーチの分析がはまった」など、選手や監督に頼りにされ以前よりも強固な信頼関係を築けている事です。今年は特に下級生の頑張りに支えられている部分が大きいです。一人ひとりが分析に取り組む姿勢は私が就任した当初に比べ劇的に変わり、だんだんと他大学に警戒され始めているところからも、目に見える形となって表れていることが伺えます。そして何より、ここまで分析能力が向上したのはデータスタジアム社の方々の、惜しみない尽力があったからこそです。普段なら帰宅する時間であるにも関わらず、夜遅くまで我々に指導して下さり、実際に試合会場まで足を運び共に改善策を練って下さったりと感謝してもしきれないことばかりです。

最後にボロボロの膝にメスを入れ続け、万全の状態にまで治して下さった三浦さん、松永さん、新旧リサーチ班、Dチーム同期、イトペーさん、関田、そして両親に感謝の意を述べて終わりにしたいと思います。

次は高校時代から今に至るまで、リサーチ、そして怪我を負う部位まで、苦楽を共にしてきた北川です。
数少ない志木高の頼れる彼のブログに乞うご期待!

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10月21日(日) 関東リーグ戦 第17節 vs関東学院大学
@青山学院大学グラウンド 14:00キックオフ

ソッカー部のためか、自分のためか(高松由佳子)

2018.10.15

こんにちは。風間からバトンを受け継ぎました、商学部4年マネージャーの高松由佳子です。
風間とは中学の時から10年来の付き合いであり、SFC出身者の希望の星として応援してきました。皆さんご存知だと思いますが、昨日の関東リーグでは遂にメンバー入りを成し遂げました。本当におめでとう。

さて、今までマネージャーとしてのオフィシャルブログはよく書いていましたが、遂に最初で最後の個人ブログを書く日が来てしまいました。今まであまり書くことができなかった、個人的な思いを綴ろうと思います。

部外の友達に、私が体育会のマネージャーをやっていると話すと、「人のためによくそんなに働けるね」とよく言われます。普段、「誰のため」だとかはあまり考えない私ですが、友達から不意にそう言われると、いつもその次の会話の返事に一瞬悩みます。数年前だったら、私は「自分のためにやってるよ」と答えていました。しかし、最近は返事に困って考え込んでしまうことが多いです。その心境としては、私の4年間の活動が一口に自分のためだけを思った活動だったと言うには申し訳ないほど、様々な人にこの部を支えてもらっていて成り立ったものであると感じているからです。今回のブログでは、そう思うようになった経緯を話したいと思います。

私は高校まではサッカーとは全く無縁の水泳漬けな生活を送っていました。一方で、中1から6年間、文化祭実行委員会で文化祭の運営をした経験から、大学でも何かを運営することに携わりたいと思っていました。そこでたどり着いたのが体育会マネージャーとして、早慶戦に携わるということでした。その中でもソッカー部の早慶戦は、定期戦でありリーグの運営下ではないことでマネージャーが運営に大きく関われることを知り、入部することを決めました。その時点では「自分の成長のために自分の手で何かを作り上げたい」という漠然とした理想を掲げていたように思います。

入部してからは年間を通して常に何かに追われ、それと同時に充実感溢れる毎日を送りました。マネージャーの仕事は本当に多岐にわたっていて、マネージャーの先輩方に手取り足取り教わりながら、試合の準備やOBの方々への対応などを学んでいきました。仕事面だけでなく、マネージャーとしての在り方や試合へのマネージャーなりの心構えなど、気持ちの面でも教わることはとても多かったです。また、関東リーグやIリーグのチーム付き、遠征などでは数々の忘れられない瞬間に立ち会うことができ、言葉では書ききれない程のチームスポーツの素晴らしさを身をもって経験することができました。選手の必死に戦う姿を見て勇気付けられることも多く、ひたむきに勝利に向かって走る様子には尊敬の気持ちが自然に生まれました。また、試合後に選手から「由佳子がいたからこの試合勝てると思っていたよ」と声をかけられた時があり、自分のサポートが認められたんだと実感して嬉しくなったこともありました。

そして、同期とは2年の冬のミーティングを経て皆の考えを知り、長い時間を一緒に過ごすにつれて絆も生まれたと思います。一緒に練習をすることもない立場が違う選手とマネージャーでは深くまで理解し合うことは難しいことでした。しかし、お互いのことを考え抜いた経験で信頼関係が深まり、私の中でこの同期のみんなを応援したいという気持ちが強まっていくのを身をもって感じていました。

また、OBの方々に対しては関東リーグの受付やOB総会などでお話する機会を通じて、現役への多大なるご支援と愛情をいただいていることを知りました。OBの方々と接することの多いマネージャーだからこそ得られた経験だと思います。また、社会人スタッフの方々と学生スタッフが部をより良くしようと夜遅くまで部にコミットしてくださっている姿もマネ部屋にいたからこそ、近くに感じることができました。

このようにソッカー部という組織の全容が分かり始め、様々な人が活動を支えてくださっていることを日々感じる中で、3年目の早慶戦の準備に取り掛かる頃に自分の心境に変化がありました。私がソッカー部に入って本当にやりたかったことは、この一戦に関わる人々がそれぞれのフィールドで輝く姿を、多くの人に知ってもらうことだ、と気付くことができたのです。つまり、私が信頼する選手たちが90分に命を懸けて戦う姿、そして出場する選手以外もそれぞれの仕事を全うし試合を作り上げる姿を、多くの人に伝えたいと考えるようになりました。その結果、ソッカー部のことをあまり知らない人に、心に残る1日だったと思っていただくこと。それを通して今後も慶應のサッカーを応援してもらうこと。このようにして、多くの人にソッカー部の物語を共有できたらと感じるようになりました。その為には、部内の人間だけでなく、一般学生、地域住民の方々も巻き込むことで早慶戦をより開かれたイベントにしていくことが重要だと思い、競技場外イベント「クラシコパーク」の開催に取り組まさせていただきました。

入部当初に思っていた「自分の成長のために自分の手で何かを作り上げたい」という気持ちに加え、「ソッカー部の未来のために多くの人に心に残る早慶戦を作りたい」という理想ができました。この気持ちを持って早慶戦の準備に死にものぐるいで取り組むことが、この部を支えてくださっている様々な人に対して私ができる恩返しであり、私自身にとっても心の糧になると感じました。

 

4年目の今年度の早慶戦は17872名の来場者数を記録することができました。その一人ひとりに心に残る早慶戦となっていればいいなと思っています。そして、来年度以降の早慶戦でもこの気持ちを受け継いでいってもらえればいいなと思っています。そして早慶戦が終わった今、部を支えてくださっている方への感謝をリーグ戦の会場や、普段の練習の際に多くの人に伝えられるよう、日々努力していきたいと思います。

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最後に、今までお世話になった方への感謝を改めて述べたいと思います。
マネージャーとして未熟であったにも関わらずご指導くださった、OB・OGの皆様。マネ部屋ではいつも優しく温かく見守ってくださり、組織とは何かを教えてくださった、織井さん、冨田さん、草太郎さん、かなさん、ちーさん、りささん、駒野さん。一緒にどんなことにも立ち向かって支え合った、同期の美沙子、真帆、松井。頼りない私たちに付いてきてくれたマネ部屋の後輩たち。何だかんだで私たちを気にかけてくれていて、信頼できる約40人の同期。6:30練に向かう暗い朝の道を一緒に歩いてくれたりと、いつも支えてくれた家族。

ソッカー部、そしてサッカーに出会えたことで毎日充実した大学生活を送ることができました。ソッカー部に関わる全ての皆さまに感謝したいと思います。

リーグ戦は残り6試合となりました。遠方での開催も多いですが、是非会場にてご声援をいただけますと嬉しいです。ワールド全開で拙い文章でしたが、ご高覧いただきありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。

私が次にブログを託すのは、リサーチとしてチームを支える河原です。彼の周りはいつも笑顔で溢れていて、いつも皆を温かく見守ってくれています。この4年ブログに対しては諦めずに取り組んでくれているはずなので、彼の渾身のブログにご期待下さい。

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千里の道も一歩から(風間真哉)

2018.10.13

風間平素より大変お世話になっております。
退部危機を乗り越え、多分難しい本を読むことが趣味の堤惠杜から紹介を受けました。今回のブログを担当させていただきます、法学部政治学科4年の風間真哉です。
入部当初、まともにボールも触れず走ってばかりいた時からあっという間に4年が経とうとしています。この4年間でサッカー選手としてはもちろん、一人の人間として大きく成長し、とても充実した大学生活を送ることができました。
今までお世話になった先輩方の熱く個性的なブログを読んでは刺激を受けていた側でしたが、いよいよ私自身の順番が回ってきました。最後のブログは私自身が今思うことをありのまま綴りたいと思います。

全国各地から集まった150人以上の部員が日々しのぎを削っているソッカー部で、内部進学で無名校出身の私にとってこの部でのライバル達は「くぐってきた修羅場が違う」人達でした。これまで真面目にサッカーに取り組んできたつもりでしたが、努力の量、質、メンタル、全てにおいて私自身の甘さを痛感させられました。越えなければならない壁が見えないほど高かったのを今でも鮮明に覚えています。
そんな中、一番下のチームからはじまり、少しずつカテゴリーを上がり、4年目に初めて関東リーグ開幕をトップチームで迎えることができました。理不尽と闘い、ライバルと闘い、相手と闘い、自分と闘ってきましたが、4年目に待っていたのはスタメン争いではなく怪我との闘いでした。高校時代からうまく付き合ってきた怪我がラストイヤーに再発しました。サッカーが出来ず、治るかもわからない怪我と闘うのは非常に苦しく、ありとあらゆる負の感情がありました。それでも、サッカーが好きだから。このままじゃ終われない。頑張る理由はそれだけで充分でした。家族をはじめ、たくさんの人に支えられて今なんとかサッカーをすることができる状態になりました。本当に嬉しいです。また怪我で離脱を繰り返す私をトップチームに残し続けてくれた社会人スタッフの方々には感謝の気持ちで一杯です。

振り返るとソッカー部で数えきれないほどの悔しい思いをしてきました。しかし、どれだけ追い込まれても最後は結局、「やるしかない、なんとかするしかない」という気持ちに立ち返りました。何度もここに立ち返りました。そこからたくさん学習し、初心を思い出し、試行錯誤を繰り返しました、「勝つ為に」。サッカーに夢中になり、1日1日の小さな成長を積み重ねてきたらいつの間にか、たくさんのものを乗り越えることができていました。そこには、それぞれの現状と闘っている仲間が沢山いました。時には彼らと愚痴をこぼしながら、鼓舞しあい、来たるチャンスを掴むため想いを溜め込んでいました。どんな状況でもいつかの時のために進み続けることの価値を今強く感じています。
1年生の時、訳の分からなかったミーティングに怯えながら雑用をこなし、今は監督のケンさんに下手すぎてたくさん怒られたこと。CチームでのIリーグ1部昇格。Bチームで初めて吐くほどきつい練習を経験したこと。新人戦のオーバーエイジ枠で才能溢れた後輩達に交じり、全国の切符を掴めたこと。どれも最高の経験です。

今までサッカー選手としてひたすら上を目指してきました。そんな終わりが見えているサッカー人生、最高のクライマックスを迎えるべく、自分がこれまで積み上げてきたものを全て体現し、必ずチームの勝利に貢献します。
最後に、毎日自分より遥かに上手い選手達と一緒にプレーできることは非常に楽しく、毎日学ぶことばかりでした。ソッカー部に入ったことで鳥肌が立つような貴重な瞬間を味わえたし、面白くて刺激的な人にたくさん出会えた。みんなのおかげで強くなれた、ありがとう、これからもよろしくお願いします。

さて、私が次にブログを託すのは慶應義塾湘南藤沢中等部から10年の付き合いになる高松由佳子です。中高時代からの心の友が数人同期にいますが彼女は誰よりも強いです。由佳子ワールド全開、勝利の女神顔負けの迫力満点のブログをご期待下さい。

《NEXT GAME》
10月14日(日) 関東リーグ戦 第16節 vs青山学院大学
@日本体育大学グラウンド 11:30キックオフ

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