オフィシャルブログ

慶應義塾の強み(小川豊)

2017.10.29

小川

平素は大変お世話になっております。不機嫌そうな顔をさせたら天下一品の廣畠からバトンを引き継ぎました小川豊です。今回のブログでは、幼稚舎に入学して慶應の中で育ってきた自分が、今想うことを綴りたいと思います。

ソッカー部に入部し、これまで活動してきて、この組織程異なるバッググラウンドを持った人達が集まるサッカー部は無いなと思うことが多くなりました。私の様な塾高出身者、ユースや強豪校出身のエリート達もいれば、逆にあまり強くない高校出身者、更には海外の高校出身者等、本当に様々な部員がいます。ソッカー部ではその様な全く異なる環境でサッカーをしてきた人達が、サッカーを通じて自分達の価値観を築き上げていきます。先輩方が積み上げてきたものを、また違った経歴を持つ後輩達が更に良いものへと受け継いでいく。これこそが慶應義塾体育会ソッカー部の強みであり伝統だと思います。

また、これまで慶應義塾の中で育ってきてOBの方々はもちろんのこと、幼稚舎、普通部、塾高等を含む一貫校の存在が他の大学には無い大きな力を生んでいると思います。

泣いても笑ってもあと3節、慶應義塾の伝統と強い絆を力に変えて、必ず残留を掴み取りましょう。応援の程、宜しくお願い致します。

そして最後に、今まで関わって下さった方々へ感謝の気持ちを伝えたいと思います。これまで18年もの間、サッカーを続けてこれたのは、私を支えて下さった皆様のお陰です。本当にありがとうございました。

次回はコーヒー豆をこよなく愛する藤本賢介です。ご期待下さい。

《NEXT GAME》
11月4日(土) 関東リーグ戦 第20節 vs明治大学
@三ツ沢公園陸上競技場 11:30キックオフ

初心に返る(廣畠拓弥)

2017.10.24

廣畠

平素は大変お世話になっております。
浅野高校が生んだフィジカルモンスター、「ジャンボ」こと池田豊史貴よりバトンを引き継ぎました経済学部4年の廣畠拓弥です。

既に多くの同期が感動的で熱い最後のブログを書く中、もう書くことが無いんじゃないかと思っていますが、18年間続けてきたサッカー生活が残り1ヶ月を切った今の気持ちを綴りたいと思います。文章を書くのは苦手ですが最後までお付き合い下さい。

「なぜ大学であえて体育会という厳しい環境でサッカーを続けているのか。」

これはソッカー部に所属する全員が一度は考えたことがあると思います。多くの人は「早慶戦に出たいから」、「関東リーグに出たいから」、「プロになりたいから」とそれぞれの目標を持って入部したと思います。

僕もそんな一人でした。小学生の時にサッカーをやっていたという理由だけで親に国立競技場に連れて行かれて見た早慶戦の熱い試合、会場の雰囲気を感じて、将来この舞台でサッカーがしたいと思ったことは今でも鮮明に覚えています。そして高校サッカーを引退した時、早慶戦に出たいという目標があったので体育会でサッカーをする決断をしました。

しかし現実はとても苦しいものでした。どんなに頑張っても評価されない苛立ち。次々と自分より遥かに上手い後輩が入ってくる焦燥感。ただでさえ自分の事でいっぱいいっぱいなのに学年が上がるに連れてチームの事を考えなければいけないこと。スタッフを出したからこそ求められる結果。引退が近付く焦り。この様な見えないプレッシャーを感じる中で目標は遠ざかっていき、いつの間にか義務感でサッカーをする自分がいました。こんな状態では上手くなれるはずもありません。目標に近付く訳がありません。しかし、自分自身で自分の可能性を潰していたことにやっと気が付いたのはラストシーズンが始まって数か月が経った頃でした。

ただこの時に同時に「自分が何で大学でまでサッカーを続けたのか」の本当の答えが分かりました。目標だとか何の為だとかそういうまどろっこしいのは抜きにして、根本にあったのは「サッカーが好きだ」ということです。

今更で当たり前過ぎると言う人もいると思いますが、僕はこのことを忘れていました。このことを気付くことが出来たのは一緒に戦ってきた同期、そして後輩のお陰だと思っています。みんながこんな頼りない僕を信じてくれたこと、慕ってくれたことでラストシーズンを充実させることが出来ています。前期負け続けていた状況からIリーグの残留が決まった時は本当に嬉しかった。本当にありがとう。

多くの人が順風満帆に自分の思い描いた通りの目標を達成出来ていないと思います。自分の目標と現実の差に悩み、何の為にサッカーをしているのか分からなくなることもあると思います。そんな時こそ初心に返って、サッカーが好きだという気持ちを思い出して欲しい。こういうチーム状況だからこそ全員で楽しもう。

長々と綴ってしまいましたが残り1ヶ月を切り、僕自身はまだ怪我から復帰出来ていません。全力でプレー出来る状態まで回復するのは難しそうですが、必ず復帰しこの状況も含めて最後まで楽しみたいと思います。

拙い文章になってしまいましたが最後まで読んでいただきありがとうございました。
次は同期一のお坊ちゃん小川豊です。普段ポーカーフェイスの豊ですが、サッカーになると闘志溢れるプレーを魅せてくれます。きっと熱い気持ちを語ってくれるに違いありません。

《NEXT GAME》
10月28日(土) 関東リーグ戦 第19節 vs筑波大学
@味の素スタジアム西競技場 14:00キックオフ

信念(池田豊史貴)

2017.10.23

池田

平素は大変お世話になっております。
サ行が苦手で、学生コーチになった後もフットサル部門で選手としてプレーしている内山からバトンを引き継ぎました、総合政策学部4年池田豊史貴です。

時が過ぎるのは早いもので、自分達4年に残された関東リーグは残り4試合、1ヶ月弱になりました。今振り返ると、中学から始めた自分のサッカー人生10年は、自分を1人のサッカー選手、また1人の人間として成長させてくれた今までの人生の大半を占めるものでした。そして、この10年間で私が常に大切にしていた信念があります。

それは『どんな状況でも諦めず前向きに努力し続けること』です。

この信念を自分が大切にしようと思ったきっかけを綴ろうと思います。
それは自分がサッカーを始めたばかりの中学時代の経験でした。幼稚園や小学校低学年から始めていた周りの部員と比べ、オフサイドのルールもわからないサッカー初心者の下手くそな自分(今も技術はあまり変わっていません。笑)は毎日監督に怒鳴られ萎縮し「監督から逃げ出したい」「サッカーを辞めたい」と何度も思っていました。しかし、小学校時代、志望校合格の為に勉強漬けで我慢し続け、やっとの思いで始めることが出来た大好きなサッカーをこんなに簡単に辞めたくない、大好きなサッカーを裏切りたくないと思っている自分もいました。泣きながら親にサッカー部を辞めたいと相談したこともあります。数ヶ月間、悩みに悩み抜いた末に、私は自分が好きでプレーしているサッカーを続けることを決意しました。そして続けるからには、くよくよ悩んでいても仕方がないと思い、「前向きに努力し続けよう」と考える様になりました。そして翌日から、「その監督よりも上手くなってその監督を黙らせる」ことを目標に練習に挑む様になりました。自分のことではあるものの、とても生意気な生徒で、こんな生徒がいたらムカつくだろうなと今は思います。こんなことを母校の監督が知ったら、また怒られそうです。ですが、僕は本気でこの目標を達成することをエネルギーに毎日ボールと向き合ってきました。そして、その翌日から朝一番に学校へ行き朝礼が始まるギリギリまで壁に向かってボールを蹴り続け、練習後も一番遅くまで自主練習するという日々を送りました。

その結果、技術面で日々少しずつ成長していくのを実感し、練習にも楽しく取り組むことが出来て、「自分は誰にも負けないくらい努力してきた」と自信がつき、堂々とプレー出来る様になりました。また、2年生、時には3年生に交じり試合に出場させてもらえる様になりました。当時、母校の監督には、自分のガムシャラでひたむきな姿勢を評価していただけたのだと思っています。

自分はこの経験を通じて初めて、どんなに困難な状況でも考え方一つで前向きに取り組むことが出来ること、そして前向きに諦めず努力し続ければ大きな壁も乗り越えることが出来ることを、身を以て感じることが出来ました。この経験をしたからこそ、大学でもサッカーを続けることを決めました。
そしてその後も、この言葉・信念を信じたからこそ達成出来たことが沢山あります。高校2年時にキーパー無し・最上級生4人という状況で、母校史上一度しか出場したことがない選手権県大会に出場した経験、このソッカー部で入部当初誰からも期待されていなかった自分が全国常連選手に交じって関東リーグに出場する経験、等山ほどあります。そしてこれからの人生でもこの信念を大切にしながら、壁を乗り越えていきたいと思っています。
自分達は今年、降格争いという苦しい状況にいます。昨日のリーグ戦で東洋大学に勝利することが出来ましたが、11位とは勝点1差で負ければ降格圏という現状です。この様に苦しい状況だからこそ、自分の信念である『どんな状況でも諦めず前向きに努力し続けること』を残りの大学サッカー1ヶ月弱で体現したいと思います。
そして、必ず慶應を関東1部に残します。残り4試合で証明します。

最後までお読みいただきありがとうございました。
続いては、強面のルックスと優しい内面のギャップが持ち味の、越後の狂犬こと渡辺恭平にバトンを託したいと思います。
残り1ヶ月、学年・チーム一丸となって戦っていきたいと思いますので、応援の程宜しくお願い致します。

《NEXT GAME》
10月28日(土) 関東リーグ戦 第19節 vs筑波大学
@味の素スタジアム西競技場 14:00キックオフ

辞めてから気づくこと(内山航)

2017.10.20

内山

新入生として関東リーグ出場を目指し、入部しましたがあっという間に引退間近になってしまいました。私がこの部活を通して感じてきた思いを話したいと思います。
私は高いレベルの選手達と切磋琢磨し、関東リーグに出場したいという目標を掲げこの慶應ソッカー部に入部しました。ただ内心では、関東リーグに出れるだろうという甘い気持ちがありました。高校時代に、国体選抜等に選出され自分のプレーに自信を持っていたからです。ただ、入部してすぐに理想と現実の違いを突き付けられました。CチームでIリーグには出場できたものの、結局それより上のカテゴリーに行くことは無く、2年生の冬になりました。その頃はグラマネを学年ミーティングで選出する時期でした。度重なる話し合いを行った結果、私はグラマネに選出されました。勿論、1人の人間として今までの行動が評価されたことは喜ぶべきことです。ただそれ以前に関東リーグ出場を目指し入部してきた私にとって、サッカー選手としての可能性が無いと評価されたことが、自分自身に情けなくて、悔しかったです。だからこそ、そこで味わった思いを糧にし、C2から関東リーグに出場する選手を輩出することを本気で目指し、指導しています。

約15年ほど続けてきたサッカーを辞め、グラマネになってから気づかされたことがありました。それはサッカーがとてつもなく好きだったということです。C2 の選手達がボールを蹴る姿を見て、私も毎日の様にサッカーがしたくなります。(フットサル部に所属させてもらったり、サッカー部の練習でも結構混ぜてもらっていますが、、、)
練習中のしんどい走り込みや自分の思い描いているプレーが出来ずにサッカーをすることが辛くなっている部員がもしかしたら居るかもしれません。ただ、そこで目標に向かって努力することを絶対に諦めないで欲しいと思います。サッカーというものが自分から無くなってから、サッカーがどれ程好きだったか、プレーしている時間が自分自身にとってどれだけ貴重なものだったか気付かされます。多くの部員がこの4年間でサッカー人生に終止符を打つことになります。 だからこそ、選手達にはこの貴重な時間を真剣に自分自身と向き合い、目標に向かって努力し、全力でサッカーを楽しみ、各々が引退する時にやり切ったと思える様に過ごして欲しいと思います。

私の指導しているC2 は現在Iリーグ2部で戦っています。チームとして掲げた3位以内という目標に向かって残り2試合勝利出来る様に頑張りたいと思います。又、現在トップチームはかなり苦しい状況が続いています。絶対残留する為にも、全力で選手達のサポートをしていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。
次は、トップチームのエースである、闘牛フィジカルモンスターの池田豊史貴です。

《NEXT GAME》
10月22日(日) 関東リーグ戦 第18節 vs東洋大学
@東洋大学グラウンド 11:30キックオフ

学生サッカーの最期(林谷泰尚)

2017.10.19

林谷

平素は大変お世話になっております。
中高大と10年間同期の安井迅郎からバトンを受け継ぎました、総合政策学部4年の林谷泰尚です。遂に彼と同期でなくなると思うと寂しい気がしなくもありません。

大学サッカーも残り僅かとなり、学生サッカーが終わりに近付いている今、やっと身に染みて感じる事が出来るようになった言葉があります。

「理想の大道を行き尽くして、途上にたおるる刹那に、わが過去を一瞥のうちに縮め得て始めて合点が行くのである。」(夏目漱石 こころ)

恥ずかしながら、自分で見つけた言葉ではありません。高校時代の恩師である林先生が常々仰っていた言葉で、難しい文章です。学生サッカーを終える今、何となく解釈を試みてみますが検討違いかもしれません、ご了承下さい。

夢、目標を目指して必死に努力し真っ直ぐ道を進む、それでも夢や目標は簡単には自分を受け入れてくれない、日本一を目指しても日本一になれるチームは全国で一つしかない。
それでも夢が叶わなかった時に自分の歩んで来た道を思い返し、後悔がない様にしよう。そう解釈し、これまでサッカーに取り組んできました。しかし引退まで残り1ヶ月程となった今、少し違った考え方をする様になりました。

誰しも後悔はしたくないものです、その為に努力します。しかし、夢が潰えた時、誰でも少なからずは後悔するものだと思います。
私は今までたくさんの後悔をしてきました。あの時こうしてれば、ああしてればなど数えればきりがありません。
この後悔を受け入れる事が出来るくらいに目標を目指した過程で大きな何かを得ることが出来れば、合点がいったと言えるのではないか、そう思うようになりました。
そしてその何かを得る事こそが理想の大道を進んだ者への成果だと思います。

高校3年の選手権予選で負け、引退が決まった瞬間、耐え切れない程の後悔と自責を感じました。しかし、それと同時に達成感を感じました。もちろん「負けたけど自分達は頑張った」という様なものではありません。負けて、後悔した高校サッカーでしたが、それと同時に得たものや培えたものは計り知れないからです。
夏の合宿中、「人相が変わるくらい走らせてやる」と言われたのも良い思い出と思えるくらい地獄も天国も味わいました。
そしてやっと少しの成長に繋げる事が出来ました。

さて、今の自分は大学サッカーを終えた時に、何を感じ、何を得る事が出来るでしょうか。

私は早慶戦に出場するという夢を叶える事が出来ず、今現在もBチームに所属し残留を目指しているチームに於いて直接試合に出て貢献する事も出来ていません。
それでも最近特に「何かを得たい、何かを感じたい」と強く思います。
引退が決まった瞬間に、早慶戦に出れなかった後悔など感じないくらい大きなものを得たい。
どんなものでも良い、自分が大学サッカーをやり切った証を自分の中に残したい。
その為に残りの学生サッカーを必死に取り組みたいと思います。

最後に
今年、慶應は必ず残留します。
このチームはその力を持っています。
4年全員で最高の締め括りにします。

最後までお読みいただきありがとうございます。
4年間サ行の発音の悪さを雑に弄られ続けながらもサッカーへの熱い想いを人一倍持っている内山航にバトンを託したいと思います。ご期待下さい。

《NEXT GAME》
10月22日(日) 関東リーグ戦 第18節 vs東洋大学
@東洋大学グラウンド 11:30キックオフ

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